プログラマーを目指す人の中には、学校に通いながらプログラマーとしてアルバイトしている方もいるのではないでしょうか。就職前にアルバイトで経験を積むことで、学校や独学では学べない様々な知識や技術を身に着けられます。
そこでここでは、プログラマーのアルバイトのメリットやアルバイト中に覚えておくべきポイントについてご紹介します。
- プログラマーのアルバイトなら実践的なプログラミング技術が身に付き、実際の作業を体験でき、就職にも有利
- プログラマーのアルバイトの時給は、一般的な学生バイトより高い
- プログラマーのアルバイトは求人サイトにも載っているが、学校の紹介で受けられるケースもある
プログラマーアルバイトのメリット
正社員として就職する前にアルバイトでプログラマーの経験を積むことには多くのメリットがあります。
実践的なプログラミング技術を身に着けられる
プログラミムは、仕様通りに動けばどんなものでも良い、というわけではありません。できるだけ処理を簡潔に記述し、誰が見ても読み易く理解しやすいプログラムであること、CPUやメモリといったリソースを効率よく使うプログラムであること、さらにメンテナンスしやすいプログラムであるなど、プログラマーがプログラムを製作する上では意識しなければならないポイントはたくさんあります。
学校やプログラミングスクールではプログラミング言語の単語や文法、簡単なアルゴリズムなどを学べますが、これらのポイントまでしっかり学ぶことは難しいでしょう。
また、実際の業務で使用する仕様書は学校の授業で使うような簡単なものではありません。複雑な仕様で内容について理解するのにも一苦労することもあるでしょう。
さらにプログラマー以外のエンジニアを含むチームでシステム開発する経験は、学校ではできません。システム開発は本来複数名のチームで一つのプログラムを作り上げるますが、独学の場合はもちろん、学校やスクールであっても本格的なチームでシステム開発する機会はあまりないのではないでしょうか。
こういった学校ではなかなか身に着けることのできない実務的なプログラミング技術を身に着ける場として、アルバイトは最適です。
プログラマーの仕事を体験できる
プログラマーというと、一人で黙々と作業する職業というイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。しかし実際には、チームメンバーやSE、顧客などとコミュニケーションを重ねながら業務を進めていく仕事です。
また、プログラミングと同じぐらいテストにも時間をかけます。学校や趣味のプログラミングでは、とりあえず想定通りにプログラムが動作すれば終了ですが、実際にはありとあらゆる使われ方を想定したテストケースを作成し、プログラミングと同じぐらいの時間をテスト工程に費やします。
またプログラム記述方法についても、そのプロジェクトで細かいルールが定められており、自由にプログラムが書けないことも珍しくありません。
さらにプログラマーは一般的に激務であり、納期直前や大きなバグが見つかった場合には連日終電帰りや徹夜になることも珍しくありません。
このように、実際のプログラマーの仕事が想像していたものと全く違うと思える状況がたくさんあります。それを知らずに就職し、後から「自分には不向きだった」とプログラマーを辞めてしまう人も少なくありません。
事前にアルバイトとしてプログラマーの実務に触れておくことで自分に適性があるのかどうか、プログラマーの仕事を続けられるかをチェックでき、就職してから後悔するリスクを軽減できます。
就職に有利になる
プログラマーアルバイトの経験は学校での授業を修了していることや趣味で多くのプログラムを製作していること以上に就職には有利になります。
上でも述べたように、アルバイト経験で身に着けることのできる知識やスキルは非常に多いからです。また雇用主側からしても全く新しい人材を採用するよりは、すでにスキルや人物像が把握できており、業務内容も大方理解しており、社内に人脈もある人材の方が採用のリスクが少ないため、アルバイトから正社員に雇用されるチャンスも多くあります。
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時給相場について
アルバイトといってもプログラマーは専門的な知識やスキルを必要とする仕事です。そのため、一般的な飲食店や販売員といった仕事に比べれば時給相場は高くなります。
もちろん本人のスキルや使用する言語、開発に関わるシステムの規模や重要度、地域によっても違いますが、だいたい1,500円~2,000円程度であり、学生のアルバイトの収入としてはかなりの金額となるでしょう。
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アルバイト中に覚えておきたいポイント
プログラマーのアルバイトを通じて学べることは非常にたくさんあります。ここでは正社員登用後も必ず役立つ、アルバイト中に覚えておくべきポイントをご紹介します。
テスト工程の重要性とテスト項目の作り方を理解する
スクールや趣味でのプログラミングでどうしても見落としがちなのがこのテスト工程です。もし十分なテストを実施せずに顧客にプログラムを納めてしまい、実際に使用してから問題が発生してしまった場合、その修正は容易ではないばかりか会社の信頼を損ね、最悪の場合大きな社会問題になりかねません。
アルバイト中にこのテスト工程の重要性についてしっかりと理解しておきましょう。また、テスト項目の作り方やテストの行い方にもいろいろな技法があります。それについても十分に学んでおきましょう。
「良いプログラム」の書き方を学ぶ
「良いプログラム」「美しいプログラム」とはただ単にバグがなく、仕様通りに動作するプログラムではありません。左記のことももちろん大切ですが、プロのプログラマーが意識しなければならないのは「可視性」「メンテナンス性」「汎用性」「効率性」に優れたプログラムを作ることです。
社員のプログラマーがどのようなプログラムを書いているのか、そしてそれが普段自分の書いているプログラムとどう違うのかといった点に注目し、積極的に技術を盗みましょう。
本物の仕様書を読める
もしかしたらアルバイトのうちは仕様書や設計書を見せてもらう機会はないかもしれません。しかし、もし可能であれば一度本物の仕様書や設計書を見せてもらうといいでしょう。
普段学校で見ているものとはボリュームや複雑さが全く違うかもしれません。しかし、仕様書を読み取りプログラムに落とし込むことがプログラマーの最初の仕事です。ぜひこの機会に仕様書や設計書に慣れ親しんでおきましょう。
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プログラマーアルバイト求人の探し方
プログラマーのアルバイトの求人は、一般的なバイト情報誌やサイトからも見つけられます。しかし、社員の求人情報を扱うサイトにもバイトの求人はありますし、そちらの方が求人数は豊富です。特にエンジニア専門の求人情報を扱う求人サイトや転職エージェントは案件数が多く、理想の求人が見つけやすいでしょう。大手の会社の求人情報を見つけられる可能性も高くなります。
専門学校やパソコンスクールに通っているのであれば、講師の紹介が受けられる場合もあります。卒業生が就職している会社であれば在校生のアルバイト受け入れも柔軟に対応してもらえる可能性が高いでしょう。条件にある求人が見つけられなかった場合は学校や講師に相談してみるのもいいでしょう。
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まとめ
これからプロのプログラマーとして活躍していくことを目指すのであれば、プログラマーのアルバイトを一度は経験しておいて損はありません。実践的なプログラミング技術を身に着けながらお金まで稼げてしまうプログラマーのアルバイト、今すぐ求人情報をチェックしてみましょう!
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