プログラマーなら派遣やアルバイトでも高い時給の求人があります。ではプログラマーの時給は一体幾らなのでしょう?他の業種と比べて多いのでしょうか?どうすればより高い時給の仕事を探せるでしょうか?今回はプログラマーの時給について見ていきましょう。
- プログラマーの時給は派遣もアルバイトも他の職種よりも高い。ただしスキルによる差と地域差もある。
- プログラマーが時給をアップするにはスキルアップが必要。フリーランスとして働けるならさらに高い時給の仕事も可能。
- プログラマーが高い時給の仕事を探すなら、Webエンジニアの案件がおすすめ。
プログラマーの時給についての傾向
「求人ボックス」で見られる給料ナビによると、2022年4月時点の派遣社員の平均時給は2,140円で、アルバイトの平均時給は1180円です。
ただし地域差が大きく、例えば東京周辺では派遣の時給が2,224円ですが、仙台周辺では1,613円しかありません。さらに要求されるスキルによっても差があり、派遣には時給2800を超える高い案件がある一方、安い案件は1,500程度で、アルバイトよりも安いケースもあります。
派遣の時給の傾向
プログラマーはある程度の専門的な知識がないと務まらないので、派遣やアルバイトの時給は高い傾向にあります。派遣で比較するとオフィスワークの平均時給は1,528円ですし、デザイナーなどのクリエイティブ系でも1,841円です。
なお時給2,140円の方の年収は、稼働日が月20日で残業ゼロの場合、400万円ほどです。国税庁の民間給与実態統計調査によると、日本人の平均給与は441万円なので、普通に働けば平均給与程度はもらえると考えて良いでしょう。
ただし未経験からプログラマーになった場合の時給は派遣で1,500円から1,600円程度です。東京周辺ではアルバイトと同程度しかないので、スキルを身に付けて高い単価の案件で働けるようになりましょう。
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プログラマーの時給相場
派遣の場合
ここ数年、深刻なITエンジニア不足が続いており、多くの企業がITエンジニアの採用に苦労しています。しかし、システム開発等に使える予算は限られており、ITエンジニアだけが高い給料で雇われるケースは稀です。
そのため派遣エンジニアの時給はここ数年2,000円程度が相場で大きな変動はありません。プログラマーの時給相場も2,000円前後が続いています。
なお派遣社員が有利な点は正社員と同様に健康保険や厚生年金、労働保険に加入できることと、派遣会社が源泉徴収や年末調整をやってくれる点です。また派遣社員の場合は即戦力が要求されるので、基本的にプログラミング経験者しか派遣社員登録は出来ません。
アルバイトの場合
アルバイトは最低賃金の影響を受けることから、最低賃金の高い東京周辺では時給相場が高く、最低賃金の安い東北や九州などでは時給相場が安いのが特徴です。それでも他のアルバイトよりも高いケースが多く、スキルを認めてもらえれば派遣と同程度の時給で働けるケースもあります。
なお時給は低いものの、未経験からプログラマーの助手として仕事を覚え、プログラミングのスキルを身に付けたら正社員に採用してもらえるケースもあります。未経験からプログラマーを目指すために、アルバイトから始める、という方法もあります。
フリーランスや副業の場合
フリーランスのプログラマーや、プログラミングの仕事を副業として受けている方が受けている案件は、派遣やアルバイトよりも高い単価相場が普通です。例えばクラウドソーシングで有名なランサーズの相場単価は、Webシステム開発・プログラミングで時給3,500円から7,000円です。
とはいえフリーランスとしてやっていくには高いスキルと経験が求められます。派遣ではスキルに見合った給料がもらえない、と感じている方は、フリーランスへのキャリアップを検討されてはいかがでしょうか。
なお、このサイトを運営しているポテパンでは、フリーランス向けのWebシステム開発案件を紹介するエージェント、ポテパンフリーランスも運営しています。フリーランスとしての経験が少ない方向けの案件も用意しているので、フリーランスに興味のある方は、こちらをチェックしてみてください。
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高時給のプログラマー求人の探し方
Webエンジニアの求人を探す
高時給の求人を探すコツは、大きく成長している分野に絞ることです。とはいえ高度なスキルが必要な分野は、そのスキルを身に付けていないと就職できません。大きく成長しており、未経験でも採用OKな求人もある分野を選びましょう。
そして高時給なプログラマーの求人が多い分野が、Web業界です。未経験でも採用OKなWebエンジニアの求人を探してみましょう。とはいえ月の給料が50万円を超えるような高時給の求人では、プロジェクト管理スキルやリーダー経験なども必要です。自分のスキルに見合った求人の中から高い時給の求人を探してください。
なおこのサイトを運営しているポテパンでは、Webエンジニアとして働くために必要なスキルが学べて、卒業生の就職率が高いプログラミングスクール、ポテパンキャンプを運営しています。こちらもぜひチェックしてください。
ブラックな企業を避けるには
相場から大きく外れた高時給を提示している求人は何かしらの問題を抱えています。プログラマーの求人の場合、就職した当日から達成不可能なスケジュールのプロジェクトなど過酷な労働条件で働かされるケースです。
なお勤務場所として複数個所を提示されているプログラマーの求人は、客先に常駐する仕事だと予想されます。そして、そのような仕事では、新人の時給は低いのが普通です。もし、そのような仕事で時給が高い場合は、過酷な労働条件のプロジェクトに回される可能性が高いので注意が必要です。
転職支援サービスを受ける
転職支援サービスは、就職が決まったら就職先からサービス料が払われる仕組みで、能力のある方なら無料で高い時給の仕事を紹介してもらえます。また転職のエキスパートが就職先を探してくれるので、自分で探すより好条件の求人を紹介してくれる点もメリットです。ほかにも面接の指導や、履歴書の書き方の指導、本人に代わり年収の交渉などもやってくれます。
ただし、就職が決まりやすい方には熱心にサポートしてくれるものの、決まらない方には希望から外れた就職しやすい会社に就職させようとするケースもあります。自分にとってメリットとなるように、うまく活用してください。
スカウトを待つ
この方法も転職支援サービスと同じく能力の高い方向けのサービスです。転職サイトにレジェメを登録するだけで、あなたに興味を持ったスカウトが高い報酬の求人を提案してくれます。
なおこのサービスは、顧客の企業に優れた方を紹介したいスカウトと、今よりも高い報酬の仕事に就きたい方とを仲介するサービスです。スキル不足と判定されるとスカウトから声がかからないので、他のサービスと併用することをおすすめします。
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まとめ
いかがだったでしょうか?プログラマーの時給は他の職より高い傾向にあり、スキルの高い方ほど時給の高い案件で働けます。また、プログラマーの時給相場は派遣の方がアルバイトより高い傾向にありますが、派遣社員の場合は経験者のみしか登録はできません。また高い時給の仕事を探すなら、Webプログラマーがおすすめです。
プログラマー求人を探す際は転職サイトの求人をまずはたくさん見てみましょう。しかし相場を外れ余りにも高い時給を提示している案件には注意してください。またスキルの高い方は、転職支援サービスやスカウトサービスを活用することも可能です。
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