Java関連資格の中で、最初の受験に「Java Silver」を選択される方も多いようですが、少し申し込み方法が分かりにくいという声も多く上がっています。
本記事では初めて受験を検討されている方向けに、Java Silver資格受験のための申込方法を試験概要と共にご紹介していきます。
オンラインでも受験できるため、外出が難しい方でも自身の都合に合わせて受験できるため、この機会に受験を検討されている方は、申込方法をしっかり確認しておきましょう。
- 試験時間は180分で受験料は32,340円(税込)
- Java Silver資格はCertViewでオンライン申し込み
- 申込時にOracleアカウントが必要
- 紫本や黒本でしっかり試験対策をしよう
目次
Java Silver試験概要
まず簡単にJava Silverの試験概要について掲載し、申込方法の説明に移ります。
試験概要をご存知の方は「Java Silver資格試験申し込み方法」から読み進めてください。
試験概要
Java Silver資格の最新版である「Java Silver SE11」の試験概要を掲載します。
試験名は「Java SE 11 Programmer I (1Z0-815-JPN) 」です。
- 前提資格: なし
- 出題形式: 選択問題
- 試験時間: 180分
- 出題数: 80問
- 合格ライン: 63%
- 受験料: 32,340円(税込)
参考: Java SE 11 Programmer I (1Z0-815-JPN)
2019年6月27日に日本語版がリリースされています。
試験の目的
Java Silver SE11は、「Javaアプリケーション開発に必要とされる基本的なプログラミング知識を有し、上級者の指導のもとで開発作業を行うことができる開発初心者向け資格」と定義されています。
「日常的なプログラミング・スキルだけでなく、さまざまなプロジェクトで発生する状況への対応能力も評価することを目的」とした試験です。
この資格を取得することで、業界標準に準拠した高度なスキルを証明することが可能となります。
参考: Oracle Certified Java Programmer, Silver SE 11
出題範囲
Java Silver SE11の試験内容チェックリストには、出題範囲を下記のように定義しています。
- Javaテクノロジと開発環境についての理解
- 簡単なJavaプログラムの作成
- Javaの基本データ型と文字列の操作
- 演算子と制御構造
- 配列の操作
- クラスの宣言とインスタンスの使用
- メソッドの作成と使用
- カプセル化の適用
- 継承による実装の再利用
- インタフェースによる抽象化
- 例外処理
- モジュール・システム
参考: Java SE 11 Programmer I (1Z0-815-JPN) 試験
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Java Silver資格試験申し込み方法
では実際にJava Silver資格試験の申し込み方法を解説していきます。
試験の申込みページで概要確認
試験の申込みページにアクセスしてみましょう。
「監督付き試験(ピアソンVUE社テストセンターまたはオンライン)での受験」と「監督なし試験(オンライン)での受験」に大きく分けられていることが分かります。
CertViewへの登録
お申し込み方法に記載されている通り、「CertView」からの手続きが必要で、Oralce.comアカウントでログインする必要があります。
Oracle.comのアカウントをお持ちでない方はCertView画面下部のリンクから、アカウント登録をしておきましょう。
Cert Viewへログイン
CertViewの初期画面から「Certviewへのログイン」ボタンをクリックします。
Oracleプロファイルへのサインイン画面が表示されますので、お持ちのアカウント情報に紐付いたユーザー名とパスワードを入力して、「サインイン」ボタンをクリックします。
続いてピアソンVUEのアカウントを持っているかと聞かれますので「I am a new candidate」を選択し、「Submit」ボタンをクリックします。
規約に同意する必要がありますので、ボックスにチェックをいれ「Submit」ボタンをクリックします。
個人情報入力画面になりますので、必須項目を入力して画面下部の「Submit」ボタンをクリックします。
CertViewログイン後
アカウントの作成が完了するとトップページが開きますので、画面左側の「ピアソンVUEサイト」をクリックします。
Oracleのダッシュボード画面が開きますので、「試験を見る」ボタンをクリックします。
試験を検索出来ますので、「Java SE 11 Programmer I」のように受験したい試験名を検索します。
ローカルテストセンターを選択して、「Next」ボタンをクリックします。
確認画面が表示されますので、「Next」ボタンをクリックします。
入力したアドレスから近いテストセンターが表示されますので、希望のセンターを選択し「Next」ボタンをクリックします。
カレンダーで受験したい日付を選択することが出来ます。
受験可能な時間帯が表示されるので、お好きな時間を選択します。
選択した内容の確認画面となりますので、問題なければ「Proceed to Checkout」で支払い画面へ進みます。
ポリシーへの同意画面が表示されるので「Accept」ボタンをクリックします。
最後に支払い情報を入力すれば予約完了となります。
Java Silverの試験対策を徹底しよう
Java Silverの申し込みが出来れば後は試験日までしっかりと対策を行い一発合格を目指しましょう。
ここでは試験に向けた一般的な学習方法をご紹介していきます。
紫本で試験範囲を網羅
Java Silver試験の参考書で最も有名なのが「オラクル認定資格教科書 Javaプログラマ Silver SE11(試験番号1Z0-815)」通称「紫本」です。
参考書の購入がお済みでない方は、真っ先に検討すべき実績のある書籍です。
試験範囲を網羅して解説されており、後述する「黒本」と合わせて試験対策を行う方法が王道の試験対策となります。
黒本で出題傾向を把握
Java Silverの試験対策において、「徹底攻略Java SE 11 Silver問題集[1Z0-815]対応」通称「黒本」と呼ばれる問題集は欠かせません。
黒本をどれだけ徹底的にやり込むかが合格への分かれ道と言われるほど、試験対策として実績のある書籍です。
紫本と黒本のセットで学習する方法が一般的で、黒本を中心に間違った問題を紫本を活用しながら知識として定着させていきましょう。
不明点は個別に調べる
書籍に関しては「紫本」「黒本」の2冊だけでも試験対策としては十分と言えますが、掲載されている内容だけではどうしても理解出来ない問題というのも出てきます。
不明点に関してはインターネットやその他書籍を利用して理解できるまで調べましょう。
本番試験でも「黒本」と全く同じ内容が出題されるわけではないため、本質的に理解を深めることが合格への近道となります。
さいごに: Java Silverの申し込み方法は簡略されている
本記事では、Java Silverの試験概要と申込み方法についてご紹介してきました。
Java Silverの試験申し込み方法は「CertView」と「ピアソンVUE」という運営元が異なるサイトを横断しないといけないため複雑でしたが、最近はシングルサインオンの導入によりだいぶ簡略化されました。
これまで試験申し込み段階で面倒になってしまっていた方も、申込方法がだいぶ簡略化されていますので、これを機に挑戦してみるも良いのではないでしょうか。
人気プログラミング言語ランキングでも常に1位2位を争っている Javaは、アプリ開発、Webシステム、組み込みなどの幅広いジャンルで活躍しています。Javaはオブジェクト思考のお手本ともいえる言語であるため、資格取得を通じて Javaの学習を深めていくことだけでも有意義な時間の使いかとも言えるため、是非挑戦してみましょう。