プログラマーの離職率は参考程度に!離職の背景とは?
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  • 2017.05.11

    プログラマーの離職率は参考程度に!離職の背景とは?

    プログラマーの離職率はどのくらいなのでしょう?他の業種と比較した場合はどうなっているのでしょう?今回は離職率にスポットを当ててプログラマーについて見てみようと思います。

    他の業界と比較したIT業界の離職率とは

    厚生労働省の調査結果を見ると、離職率ダントツ1位は宿泊業・飲食サービス業で52.3%です。2位は教育、学習支援業(48.5%)。3位、生活関連・娯楽業(48.6%)。4位、小売業(39.4%)。5位、医療、福祉業(38.8%)となっています。IT関連の情報通信業の離職率は24.8%で11位です。こうしてみると一見低そうにも見えますがよく考えて下さい。4人に1人は辞めている事になります。確かに宿泊業・飲食サービス業から比べれば半分以下ですが、それでも決して離職率が低いとはいえないのです。

    IT業界と言ってもシステムエンジニア(SE)、プログラマー、ITコンサルタント、データベースエンジニア、インフラエンジニアなど様々です。プログラマーだけ見てもWEBプログラマーとゲームプログラマーではプログラミングの内容がかなり違います。ですので一概には言えませんが10%を切っていたらIT業界全体で見たら低い水準と言えるでしょう。

    これはIT業界全体がピラミッド構造であるためで、上流の設計なり製造工程を担いたいと思ったら、どうしても転職せざるを得ません。それに労働環境が悪かったのも加え離職率は一般的に高いと言われてきました。しかしここ数年ワンストップ型の製造方法にシフトしている企業が増えており、構造改革が進められて離職率は減少傾向にあるようです。

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    プログラマーの離職率

    公称離職率10~20%としているところが多いですが、実情はプログラマーだけ見ると50%を超えている企業もそう珍しくありません。35歳までに80%以上の人間が辞めていきます。IT企業の社員平均年齢が他の業種に比べ低いのはこれが原因です。

    プログラマーの離職率が高いといわれる理由

    最大の原因は過酷な労働です。過度の長時間残業や徹夜。それに加え休日出勤。元々プログラマーは神経を使う仕事なので、ある一定の年齢になるとこれに体力が付いて行かなくなり廃業せざるをえなくなります。

    3K(「きつい」「帰れない」「給料が安い」)と言われ、プログラマー職の勤務実態が明らかになると急速にその職業イメージが悪化しました。これを個別に分析してみましょう。

    1.きつい

    「きつい」の根本的問題はそのしわ寄せが末端のプログラマーに行っているということです。これは多くの場合開発初期における要件定義で顧客がどういったシステムがほしいのか?よくヒアリングが出来てないまま開発に移行してしまったがために起こります。後になり仕様の変更や追加が発生し、その分の工数を確保できないまま作業が続行されるので起こる事柄です。

    2.帰れない

    「帰れない」というのも同様の問題です。これにより「帰れない」という事態が発生します。本来工数の追加があり納期に間に合わせないといけない場合は人員を追加するのが一般的な判断ですが、予算が確保できないなどの理由によりその分の補填をプログラマーに委ねてしまうのです。

    3.給料が安い

    「給料が安い」というのも原因は先の2つと一緒です。残業代は基本給がベースとなるので、基本給を低く抑え技術者手当を多く支給するといった給与体系を多くのシステム開発会社が採用しています。例えば40人が毎月の労働時間と同じ時間残業を行った場合、企業は単純計算で90人分の給与を支払うのと同額の人件費がかかります、深夜残業や休日出勤を行った場合は更に上乗せになります。自宅に帰れないほどの長時間労働をした場合、その残業代は莫大な金額になります。そこで固定残業費(みなし残業代)などの制度を活用し、極端に残業代を低く抑えます。

    仕事の進め方に問題?

    そもそもなぜ残業が発生してしまうのでしょう?そのほとんどは案件受注時にシステムの仕様が詳細までハッキリ決定されないまま受注して設計製造が始まってしまうからです。なので「手戻り」と言われるプログラムの仕様変更や仕様の追加が製造途中で数多く発生し、当初の見積もりを大幅に上回る工数が発生してしまうのですが、カットオフ(納期)の日程は変更できない場合が多いので、その増えた分の工数を残業によって補填しているのです。

    経営者が優秀ならば設計フェーズは別契約とし完全に切り分ける方式を取ります。システム設計だけで契約を結びその設計が終わった段階で一回精算してから今度はそのシステムの製造を改めて契約します。マイルストーン式契約と呼ばれるこの契約方式を採用することにより、残業の発生源からの根絶を目指しています。この方式を採用することにより仕様変更や追加が発生した場合は当初の契約からの追加になるのでその工数の負担を発注側に請求できるのです。

    発注する側も最初のシステム設計で具体性の高い設計が完成するので、そのシステムの運用を早期にシュミレーションすることが出来ますし、その段階で仕様変更や追加が合った場合は製造を発注する前に設計に盛り込むことができるので、結果的に短期間で完成度の高いシステムを手にすることが出来ます。良いことしか無いので本来はこの方法を用いれば良いのですが、ここで損をする人が居ます。仕事の受注を行う営業担当です。営業担当は仕事を受注するのが仕事でノルマもあります。マイルストーンの契約方式はまだ馴染みが薄いのでクライアントに根気よく説明し理解を得なければ契約締結に至れないのですが、自分の営業ノルマを優先するためにこの努力を怠り「この内容では仕事が取れない、一括の契約でないとダメだ」と言い張るのです。

    IT企業は受注ありきで運営されてきました。「システムはシステムエンジニアやプログラマーに任せておけばいい。納期が伸びそうになったら派遣でもバイトでも入れればいい」こういった考えで運営されてきたのでブラック業種と呼ばれる様になったのです。結果プログラマーの人数が減り、現在深刻な人材不足に陥っている状況です。

    このプログラマーの処遇は大手と中小企業では現在2極化が進んでおり、大手企業は優秀なプログラマーに辞めて欲しくないので残業はほとんど無く給料も高額と厚遇しています。大手企業ではメインプログラマーなら年収1000万円を超える人そんなに珍しくありません。

    しかし下請けの中小企業は未だにプログラマーを使い捨ての駒程度にしか考えてない所が多くあります。派遣社員の場合は派遣先により大きく変わり、大手企業への派遣だと給料以外の待遇はかなり良いです。ただし元請けの派遣会社の意向で、ある日突然派遣先が変わることもあるので安定的ではありません。

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    あくまでも離職率は参考程度に!

    東証一部上場企業企業が挙げる離職率は一応信頼できますが、先にも挙げた通り中小のIT企業の公表する離職率はあまり当てになりません。それよりも社員の平均年齢を見てみましょう。社員の平均年齢の低い企業は離職率が高い可能性があります。またプログラマーの離職率の高い背景には過酷な労働がありますので、そういうものがない大手企業では長くプログラマーとして働けるでしょう。給料が高いのも魅力です。

    これを参考に離職率の低い企業への就職を目指しましょう!


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