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人生100年時代。フリーランスには定年もない為、何歳になっても働けるとされていますが、それも顧客の需要があっての話です。

そしてプログラマー界隈には昔から35歳定年説もささやかれています。年齢とプログラマーの関係性は昔から議論にあがっていますが、実際はどうなのでしょうか。今回はプログラマーの年齢問題について詳しくみていきましょう。

この記事の結論
  • プログラマーを続けていると新しい技術の習得をやりにくくなる年齢がある。
  • フリーランスエンジニアは実力主義の世界なので、年齢は関係ない。新しい技術を絶えず学習できれば40歳を超えても活躍できる。
  • 年齢を重ねてもプログラマーとして活躍するには、自分の強みを理解し、時代に合わせて強みを変えていく柔軟さが大事。

プログラマーと年齢の関係とは

まずはデータからみていきましょう。厚生労働省が発表した「平成26年度賃金構造基本統計調査」によると、フリーランスだけではなく会社員を含んだ全エンジニア職の平均賃金は、平均年齢36歳に対し平均年収542万円。業界全体としては基本的に人手不足の傾向があり、仕事に困ることはないでしょう。

しかし一方で転職サイトDODAが2021年12月に発表した「平均年収ランキング」によると、年収1000万円以上の2%がエンジニアという結果となっており、エンジニアでも年収1000万円を目指せることがわかります。

プログラマーのキャリアは?

プログラマーとしてのキャリアを考える際に、必ず直面するのが今後のスキルアップの方向性についてです。スペシャリストとして特定の分野の能力を高めることもプログラマーとして活躍し続ける方法のひとつでしょう。早くから自分の得意分野を見つけ、能力を伸ばすことで30代、40代と活躍を続けているプログラマーもいます。

一方で、他の職種に移る道もあります。具体的にはプログラマーとしてある程度経験を積んだ後、上流工程に携われるSEへとキャリアアップするケースです。その後はプロジェクトマネージャーやITコンサルタントへの道も存在します。どの道を選ぶにしてもプログラマーとして活躍していくためにはスキルアップの努力を続けなければなりません。

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プログラマー○歳定年説とは

苦労して技術を習得してもすぐに廃れてしまう。こんな声をIT業界では良く聞きます。PHPやJavaなど、アプリ開発やWebサイト、Webメディア構築などで常に一定ニーズがある技術を持っていれば当分は仕事に困らないでしょう。とはいえ、その分野においても新しい技術を習得していないと、使えないおじさんプログラマーとみなされて仕事がなくなってしまいます。

エンジニアの35歳定年説

エンジニアの世界では昔から1つの定説があります。35歳定年説です。エンジニアは最新の技術トレンドを追いかけることや体力勝負の場面も多く、30歳を超えると徐々に無理がきかなくなります。さらに大企業を中心に30歳を超えると管理職としての役割も求められます。そのため35歳くらいになると第一線のエンジニアとして働いている人よりも、管理職にシフトしている方が多いのが事実です。

また、同じ仕事を長く続けていると新しい技術に触れる機会が減り、最新技術から取り残されてしまうケースも問題です。案件によっては参画から数年たっても同じ技術で変化がない場合も存在します。変化のスピードの速いIT業界においては、現状に安住せず新しい技術を学び続ける姿勢は必須スキルと言えます。

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フリーランスには40歳の壁がある?

フリーランスプログラマが40歳を超えると「案件が見つかりにくい」という傾向は確かにあります。案件参入条件に40歳の年齢制限がある場合も少なくありません。理由は幾つか挙げられますが、重要な点はフリーランスプログラマの技術力です。

その技術力が、40歳前後で明確に落ちてくるからです。技術力は、積み上げてきた経験値が大きいので、早々に問題になることは無いのですが、1点だけ、かならず起こる問題があります。それは、最新技術への関心を失う問題です。

例えば新規システムを構築する際に故意に最新技術の使用を避けたり、若手が提案した新しい技術をよく知らないと理由で退けるようになります。そのため、フリーランスの40歳の壁は、外部環境に左右されるケースもありますが、自分次第と言うのも事実です。

フリーランスエンジニアは実力主義の世界

とはいえ一般的にフリーランスエンジニアは正社員エンジニア比べて年齢は関係ないと言えるでしょう。なぜならば、フリーランスエンジニアは年齢ではなく実力によってその価値が問われるからです。つまり、完全なる実力主義の世界なのです。

実際に中小企業庁が発行している2015年版の小規模企業白書のデータによると、フリーランスの年代構成は50代が全体の38%と最多で、次いで40代が36%。40代と50代の中高年世代で全体の75%を占める結果となりました。このアンケートでは専門・技術サービス業、情報通信業との回答が多く、フリーエンジニアの現状を把握するのに一つの参考になるデータと言えるでしょう。

年齢の壁を越えるためのポイント

それでは年齢の壁を越えるためにはどのようなことを意識していけば良いのでしょうか。3つに絞って紹介します。

自分を活かせる案件を選ぶ

プロフェッショナルとして自分を活かせる案件を選ぶことは必須です。「仕事を選ばない」「依頼されたものを全てこなす」という考え方は、フリーランスではありえません。長くフリーランスを続けるためには自分の強みを活かせる案件を選ばなければなりません。年収の高いエンジニアは自分の強みを明確に理解しています。

しかし、自分の強みを正確に理解している人は案外少ないものです。何が自分の強みでそれを活かせるにはどのような案件なのかをしっかり見定めましょう。

強みを変えていく

常に自分とマーケットを見つめ、強みを更新していく姿勢も必要です。年齢が高く経験値の多いあなたの強みと、若いプログラマの強みが同じではいけません。理由は、顧客からしたら同じ部分でしか比較出来なくなるからです。

年齢が高くなれば、あらゆる環境であらゆる人間と一緒に仕事をしてきたコミュニケーション力や柔軟性をお持ちでしょう。このような点を活かし、チームのリーダーとしての活躍や顧客とのコミュニケーションを担当するのも1つの道でしょう。このように自分の強みを年齢に合わせて変えられる柔軟性も大事です。

エージェントを上手く活用する

エージェントを使うのも1つの手でしょう。エージェントを利用すれば、スキルや希望条件にマッチする案件を探し出して提案するカウンセラー、契約後の状況や相談業務を担当するフォロワーなどがフリーランスの活動を全面的にバックアップしてくれます。

さらにエージェントによってはカウンセリングからフォローまで一貫して専属のサポーターが就くケースもあります。安心感はもちろん、長期的な見通しも含めてキャリアプランを相談できる点でエージェント利用は有益な機会になるはずです。

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まとめ

プログラマーと年齢の関係について紹介しました。文中でも伝えたとおり、年齢の問題は環境に左右されるケースもありますが、自分次第でなんとかなります。そしてプログラマーに限らず、いつまでも続く仕事は存在しない以上、長く働き続けるには常に自分をアップデートしていくことが大切です。是非参考にしてください

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