プログラマーの年収はどのように決まるのか?
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  • 2017.05.06

    プログラマーの年収はどのように決まるのか?

    皆さんはプログラマーの年収を左右する、あらゆる業界構造について知っていますか?

    同じスキル/経験でも給与に大きな差が生まれることもあれば、逆にスキルがあっても自分の方が低いなんてことも珍しい話しではありません。ご自身が身を置く業界の給与構造について理解することは、今後給与を上げていくために必要な知識です。今回はプログラマーの平均年収についてご紹介してまいります。

    プログラマーの平均年収

    プログラマーと言っても、担当領域や環境、雇用形態によって大きな差が生まれます。まずは年収を分ける基本的要素について学んでいきましょう。

    プログラマー職の場合

    まずはデータからみていきましょう。厚生労働省が興味深い調査データを発表しています。

    「平成27年賃金構造基本統計調査」の結果、プログラマーの平均年収は、408万3500円で、年間ボーナスの平均は、49万4300円でした。一方、国税庁の「平成26年分民間給与実態統計調査結果」によると、給与所得者の平均年収は415万円。つまりプログラマーの年収は日本人の平均所得と同水準と言うことができます。

    他の職種と比較して、残業や休日出勤をすることが多い分、年収が低いという印象を受けます。従来は「プログラマーといえば35歳定年説」という声が多かったのですが、近年は50歳以上の方で年収1千万円を越える方も増えています。

    とはいえ、若い時からプログラマーとして今後どのような道を歩んでいくのかを考えておくことは必要です。プログラマーは仕事柄作業量や負担が多く、どうしても若手社員が中心になります。また、業界平均を見てもプログラマーの収入は、システム・エンジニアやプロジェクト・マネージャーに比べると、低い水準となる場合も多くあります。このような背景もあり、プログラマーからキャリアを始め、システム・エンジニアやプロジェクト・マネージャー、コンサルタントにステップアップする方も多いのです。ご自身がどのようなキャリアを歩みたいのか。そのために必要な能力を一度考えてみましょう。

    システムエンジニア職の場合

    平成27年の給与統計によれば、システムエンジニアの平均年収は592万円です。一般職に比べると、給与はやや高めの水準となっているようです。一部の優秀なエンジニアは、20代であっても年収800万円を超えるケースがあります。年収700万円以上のシステムエンジニア(SE)の割合は15%を超えると言われていますので、他の業種よりも高い年収を実現しやすい職種です。昨今給与が上がりにくい、または減少している中、システムエンジニアの給与や年収は安定しており、人気の業種となっています。

    平均月収は38万円前後で、経験を積むごとに給与は上昇し、難易度の高いプロジェクトも対応できるようになると月収60万円~80万円を稼ぐ人もざらにいます。年収をどんどん上げていくためには、高いコミュニケショーン能力があることが大前提となります。システム開発プロジェクトにはエンジニア以外の人間も関わるため、いかに初心者でも理解出来るように説明できるかが肝です。

    つまり、ユーザーの求めることを正確に理解し、相手の立場になって物事を考えられる能力が必要となります。プログラマーの場合は年齢が上がってもさほど高い年収はもらえないケースが多く、システムエンジニアの場合はかなり上がる例が多いようです。

    未経験の場合は?

    未経験プログラマーの年収ですが、大体250万~300万円で求人が出されているケースが多いです。当然と言えば当然ですが、未経験プログラマーが初めから高い年収を得ることは不可能でしょう。年齢は関係ありません。実力の世界です。そのため、未経験からプログラマーに転身する場合は修行期間と考え、いかにご自身が求める知識や経験が積める環境かだけを考えましょう。

    会社によって回している案件の規模や種類が全然違いますので、身に付く技術の方向性も全然違います。例えば小規模な会社ならば幅広い知識と経験が得られるでしょう。

    アメリカの場合は?

    アメリカのエンジニアは一般的に日本と比べると高いと言われています。2013年に発表されたアメリカの高給企業ランキングによると、Yahoo!が1482万円、Googleは1446万円、twitterが1420万円、Appleが1418万円、Facebookが1382万円、Microsoftが1235万円となっており、日本のエンジニアの年収と比較すると桁違いの高収入です。これは一部の大手IT企業の例ですが、全体的にみても高いのです。

    アメリカ:857万円
    日本:441万円
    アメリカと日本のエンジニアの平均年収は、アメリカの方が400万円以上も高くなっています。

    その理由は専門性の高さから社会的な地位が高い職業として考えられているためです。アメリカのエンジニアは、日本のように誰でもなれる職業ではなく、大学等でコンピューターサイエンスを専攻した人がなる職業なので、エンジニアになれる人はごく少数に絞られてしまうのです。また、アメリカはエンジニア業界に限らず能力主義の社会なので、その雇用形態も大きく影響しています。

    年収が高い会社の特徴

    会社員ならば誰しも給料が高くて、残業が少ない会社を選びたいのは人間の心理です。それではどのようにしてそのような会社を選べば良いのでしょうか。

    まず、良い会社の条件の1つは、儲かってる会社です。余裕があるから社員に十分な給与を払えますし、余裕があるから条件の悪い仕事を受けなくても済むのです。ただ誤解してほしくないのは、儲かってる=残業が無いという図式ではないことです。とはいえ儲かっている会社の方がエンジニアの労働環境に予算と時間を投資できるのは事実です。

    また、自社開発がある会社を選ぶことも1つ覚えておくべき点です。自社で製品を持っている会社は持っていない会社に比べて、余裕のある会社であることが多いです。自社開発を行っている会社は受託開発と比較して、利益率も高くなりやすいですし、自分達のペースで仕事がしやすいのです。

    フリーランスの場合

    それではフリーランスエンジニアの平均年収についてもみていきましょう。フリーランスのシステムエンジニアが受け取る報酬は一般的に「月60~90万円」程度が相場です。IT業界は多重下請け構造の世界ですから、会社勤めでも独立して下請けをしたとしても下に下がるほど単価は下がります。

    しかしフリーランスになればその「中抜き」の多くが手元に入ってくるため年収アップを実現しやすくなるのです。一方で手放しに年収アップを喜んでもいられません。なぜなら、フリーランスにはお金がかかるからです。

    フリーランスになると国民保険や年金、交通費、税金などは単価の中からご自身で払わなければなりません。ボーナスもありません。そのため、フリーランスになったとしても最低でもサラリーマン時代の年収の1.5倍ないと同じ生活レベルの維持は難しいのです。

    年収1,000万円以上を得るためのポイント

    誰しも1度は憧れる年収1000万円超え。しかし夢見ているだけでは夢に近づくことは出来ません。具体的な行動が必要です。日本で年収1,000万円を超えているエンジニアの方々にはいくつかの共通点があります。その共通点を押さえ、行動に移していきましょう。

    上流工程への理解

    これはプログラマーに限りませんが、上流工程を実務レベルでこなすことができるエンジニアが不足しています。つまり、上流工程であるほど年収は上がるのです。上流工程をこなすためにはクライアントへのヒアリングや業務分析などエンジニアとして必要な技術的スキルのみならず、顧客の業務理解やコミュニケーション能力も必須です。付加価値が高いエンジニアになるためには、これらは避けて通れない道です。

    自分の強みを理解している

    あなたはご自身の強みを正確に理解していますか?年収の高いエンジニアは例外なく強みをきちんと理解しています。そして、ご自身の価値が最大化する場所に身を置いています。給与を上げるためのコミュニケーションについてもお手の物です。日本人は給与交渉が苦手な民族ですが、そこで妥協することは、エンジニア全体の価値を下げることになりますので、ぜひ自信を持って給与交渉をしましょう。

    マーケット感覚を持っている

    トレンドの変化が激しいIT業界において、いま市場でなにが求められているのかを理解する力は必須です。それをマーケット感覚と言います。なぜ大切かというと、エンジニアにとって開発言語や開発内容のブームが収入に直結するからです。

    言い換えれば、その変化を掴み、自分自身を上手に変化させていくことが出来る人が年収も高くなる人と言えるのです。新しい知識や新しい開発経験、マネジメント経験など、学び続けることが地道ではありますが年収アップの秘訣なのです。

    参考にしてみてくださいね!

    今回はプログラマーの年収についてご紹介してまいりました。もちろん年収が全てではありませんが、年収はご自身のマーケットでの価値を表す一つの指標となる数字です。そして、エンジニアがより評価されやすい社会になるためにも、ぜひご自身の価値を安売りせずに、正当な評価を受けながらエンジニア生活を送って頂ければと思います。


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