フリーランスエンジニアの年収・給料相場
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  • 2017.05.10

    フリーランスエンジニアの年収・給料相場

    自由な働き方を選べることが魅力の「フリーランスエンジニア」。能力次第では、会社勤めよりもお金が稼げるとはよく聞きますが、そこで気になるのが年収です。

    今回は、フリーランスエンジニアの年収についてご紹介。それらを知ることは、これからのフリーランスエンジニア生活を豊かなものにしていく上で、最低限押さえておくべきことと言えるでしょう。

    フリーランスのエンジニアの年収・給料相場

    一般的な年収相場

    フリーランスエンジニアが一般的な報酬は「月60~90万円」程度が相場です。しかし、フリーランスになると国民健康保険や年金、交通費、税金などは自身の収入の中から払うため、一概に喜んでもいられません。ですので、独立しても会社員のときと同じ生活レベルを維持するためには、最低でもサラリーマン時代の年収の1.5倍は欲しいところです。

    たとえば、会社員で年収500万円の人であれば、その1.5倍である年間売上750万円(=月単価約63万)以上の仕事を継続して得ることができるなら、フリーランスになるメリットはあると言えます。逆に、年収の1.5倍以上の売上を確保する見込みがないのであれば、金銭的なメリットはほとんどないと言えるでしょう。

    年収はどのように決まるのか

    それではフリーランスエンジニアの年収はどのように決まるのでしょうか。まずは基本的な「希望年収」から必要な単価の基準値を決めてみましょう。

    例えば月に40万円の自由に使えるお金が欲しいとします。そして平日週5日、月20日稼働すると仮定すると1日2万円の報酬があれば60万になります。しかし、実際には会社員時代には必要のなかった、会社員時代に天引きされる「税金や健康保険」の費用も差し引いたたうえで最終的に40万円が残るよう設定しなければなりません。そこで一般的には、まずは得たい収入の1.5倍の報酬額を安定して得ることが一つの基準と言われています。そのように単価を設定するか、発注数を増やすか、稼働時間を増やす必要があるのです。

    また、市場経済ですから単価相場の平均値もある程度決まっています。当たり前ですが、相場より高ければ売れ残りますし、売るためには付加価値を加えなければなりません。または単価を相場に近づけるかです。もし価格競争から逃れたければ、市場では珍しい希少性を身につけることが重要です。

    40代エンジニアの年収・給料

    40代の場合はどうなのでしょうか。平成27年の給与統計によれば、システムエンジニアの平均年収は592万円です。一般職に比べると、給与はやや高めの水準となっているようです。一部の優秀なエンジニアは、20代であっても年収800万円を超えるケースがあります。年収700万円以上のシステムエンジニア(SE)の割合は15%を超えると言われていますので、他の業種よりも高い年収を実現しやすい職種です。

    40代になれば経験値も増え、もちろんこれ以上の金額を得ることは可能です。そこで強みになるのが、昔からある技術の経験でしょう。つまり15年、20年前の技術としてメインフレームなどを取り扱った経験です。古いシステムをWEBなどに置き換えるマイグレーションの分野での活躍は一定数ニーズが存在します。さらに、これまで多くの開発現場でプロジェクトをこなしてきた経験は必ず評価されます。

    未経験の場合の年収・給料

    未経験エンジニアの年収ですが、大体250万~300万円で求人が出されているケースが多いです。実力の世界ですから、当然と言えば当然です。未経験エンジニアが初めから高い年収を得ることは不可能でしょう。年齢は関係ありません。そのため、未経験からエンジニアに転身する場合は年収ではなく環境で選びましょう。つまり、いかに自分が成長できる環境かです。

    外からだと見えにくいのですが、会社によって回している案件の規模や種類が全然違いますので、身に付く技術の方向性も全然違います。

    年収1,000万円越えはできるのか

    年収1000万円は誰しもが憧れる数字です。フリーランスエンジニアで達成することは可能なのでしょうか。結論としては、IT業界の構造上は達成しやすくなります。

    ご存知の通り、IT業界は多重下請け構造の世界です。会社に所属していればもちろん受注単価の全てがエンジニアに入るわけではありませんし、独立しても下請けになれば報酬は中抜きされた後の低い単価で受けることになります。フリーランスになればその「中抜き」の多くが手元に入ってくるため年収アップを実現しやすくなるのです。とはいえ、フリーランスにはお金がかかりますから、コストも考えると最低でもサラリーマン時代の年収の1.5倍は欲しいところです。

    そして、日本で年収1,000万円を超えているフリーランスエンジニアの方々にはいくつかの共通点があります。今回は、細かいテクニック論ではなく、より本質的な部分に焦点を絞ってご紹介していきます。

    フリーランスのエンジニアに必要なスキル・能力

    問題解決能力

    問題解決能力は必須スキルです。実際に案件に関わる際に、フリーランスの場合は担当領域の責任を持つことが多いのです。実際に案件を動かしていくと、計画通りに進まないことも多々あるため、計画通りに進めるだけでは不十分です。トラブル発生時の問題対応力が求められるのです。これは書類やプレゼンテーションでは分からないため、「実際の現場での対応力」を発揮することで、企業からの信用や評価を受け、次の案件獲得に繋がるキッカケとなる場合もあります。

    高いコミュニケーション能力

    プログラミングスキルと同等に、高いコミュニケーション能力は現代開発において不可欠です。なぜならば、いかにチームで効率的に開発するかが重要だからです。情報共有ならびにメンバーのマネジメントまでを安心して任せられれば、クライアント企業から、責任範囲の大きい案件でも安心して任せてもらえるでしょう。

    上流工程への理解

    上流工程を実務レベルでこなすことができるエンジニアが不足しています。上流工程は顧客へのヒアリングや業務分析などエンジニアとして必要な技術的スキルのみならず、顧客の業務に精通することやコミュニケーション能力も求められます。よって上流工程をこなすことができるエンジニアは付加価値が高いと言えるでしょう。

    自己認識能力

    フリーランスの場合、自身を企業に売り込むスキルも必須です。なぜならば、毎日会社に通って、デスクに座っていれば仕事が用意されている環境はないからです。その時に大切なのが、自身の強みをきちんと理解して伝える力です。自分が商品ですから、商品を理解していなければ正しい価値と価格で売ることは出来ませんね。年収の高いエンジニアは強みを明確に理解しています。

    自分の強みが明確で自信があれば、これをアピールして納得のいく報酬を獲得することができるようになります。ただし、自分の強みというのは意外と自分自身ではわからないもの。そんなときはエージェントの客観的な意見を貰うのもひとつの手でしょう。

    フリーランスのエンジニアとして年収を上げる方法・ポイント

    品質担保能力

    品質を担保する能力は顧客への信頼となり、結果的に年収を上げることに繋がります。例えば、作ったものに毎回バグが残っていたら、損失ばかりかかってしまいます。計画通りすべて上手くいかないのがシステム開発ですから、何か起きた時の現場対応力は不可欠なのです。

    異なる領域のスキルを持つ

    1つのスキルで攻めるスペシャリストタイプならば話しは別ですが、ほとんどの場合、複数のスキルの組み合わせで価値を高めていくのがセオリーです。異なる領域のスキルを複数有することは、低単価の消耗戦を脱するための1つの方法であり、年収を上げることに繋がります。1点注意すべきは、スキルは隣り合った領域から攻めていくということです。なぜならば、遠すぎても仕事上の価値にはならないからです。

    ネクストステップとして、特定分野に対して深掘りをしていくのです。浅く広く色々知っているだけでも差別化は可能ですが、そこにさらに特定分野での専門性が加わるとあなたの市場価値が上昇するのです。

    学習能力

    フリーランスになると、会社はあなたのキャリアステップや教育環境を用意してくれません。ご自身で作って行かなければなりません。ゆえに、継続して学習する力が大切なのです、自分で自分の視野を狭くするのではなく、視野を広くして新しいスキルを身につけることも考えてみましょう。

    例えば、失敗から学ぶ力も学習能力の1つです。不具合を発生させたことがないプログラマはおらず、みなエラーや間違いから学ぶことでレベルアップします。設計→実装を繰り返し、エラーが発生すればその原因を突き止めて改善する。そうしていくうちにプログラマとしてのスキルが向上していきます。

    フリーランスエンジニアのリスク

    収入形態の違い

    会社員とフリーランスの収入形態の違いに戸惑う人も多いです。フリーランスの場合、仕事がなければ収入はありません。仕事をしても、入金してもらえなければ収入ゼロと同じです。入金トラブルは稀だと思うかもしれませんが、侮ってはいけません。今まで会社の別部門が担当していたこの業務も、フリーランスになればすべてご自身で対応しなければなりません。得意な業務だけをこなすだけではなく、必要な事務処理や交渉事も対応する必要があります。

    保証の有無

    上記の収入もそうですが、フリーランスの保証はご自身で作っていかなければなりません。その代表的な例が国民健康保険です。それ以外にも会社員時代は有給休暇や育児休暇もあったかもしれませんが、フリーランスにはありません。だからこそ、会社員時代の1.5倍は収入がないと、金銭面でのフリーランスとしてのメリットは薄くなるのです。

    責任の大きさ

    フリーランスになると自由で責任から開放されるというイメージをお持ちの方も多いのですが、そんなことはありません。フリーランスの場合、最初から最後まで、全てが自己責任です。クレームも基本的に自分が責任をもって対応する必要があります。

    会社員は会社の従業員として仕事を行っていますので、仮にミスがあった場合でも会社の責任となります。もちろん会社そのものが社会的にダメージを受ける『失態』をした場合、会社から何かしらの懲罰処分(始末書や減俸、解雇等)を受けることがありますが、基本的に「会社内部の制裁」にとどまります。当たり前のように聞こえるかもしれませんが、実際にフリーランスで働き始めると大きく実感することです。

    スキルアップして年収もUP!

    今回はフリーランスエンジニアの年収についてご紹介しました。いざフリーランスになって、こんなはずではなかったというような事態を生まないためにも、事前に把握できることは把握しておきましょう。実際にフリーランスとして活動を始めると、メイン業務以外のことに時間を取られることも多いので、出来ることは先に対応しておくのがベターです。ぜひ本記事を参考にしてみてください。


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