サーバーエンジニアは未経験でもなれるの？

サーバーの構築や運用、障害時に問題の解決に当たるプロフェッショナルがサーバーエンジニアです。クラウド化が遅れていると言われている日本においても、近年ではクラウド上でサーバーを管理する企業も増えてきています。そんな中、クラウドでサーバーやネットワークが構築ができるエンジニアのニーズも高まってきています。

サーバーエンジニアには未経験でもなれるのかどうか？そして、サーバーエンジニアになれる場合はどんな仕事内容が存在しており、どんな人がサーバーエンジニアの適正値が高く向いているタイプなのかを具体的にお伝えしていきます。特に未経験OKなサーバーエンジニアの求人の探し方も合わせてお伝えしていきますので、ぜひ未経験からでもサーバーエンジニアを目指して頑張ってください。

サーバーエンジニアの仕事内容

サーバーエンジニアの仕事内容はサーバーを設計・構築していき、保守・運用していく事で、Webサービスや情報システムを堅実に稼働させ続ける事です。

Webサービスや情報システムが運用される為のサーバーのホスト名・ネットワーク設定・タイムゾーン設定・時期同期設定・パフォーマンス・セキュリティ設定など初期設定をすることで、コストをかけずにハイパフォーマンスを生み出す必要があります。特にWebサービスによっては必要の無いサーバー設定もあり、無意味な設定しておいてしまうと後でサーバー構成を変更するのは面倒な工数を生み出す結果に陥りますし、人的コストもかかります。特に初期でのサーバー設計・構築時においてはサーバーエンジニアの能力の高さを示す必要があります。

その後は24時間365日サーバー上のWebサービスや情報システムを保守・運用させていきながら何事も問題が生じないようにしていくような安全で安心なサーバー環境構築を提供しなければなりません。

最近ではサイバーセキュリティに関する問題も身近になってきていますから、サーバーをパスワード認証か公開鍵認証かのどちらにするのかも考えものですし、本来の安全性を担保させたいなら公開鍵認証にしておいた方が安心かもしれません。

いわばサーバーエンジニアが担当する開発環境範囲は極めてWebサーバー・情報システムの重要な位置となり、重要性を再認識しなければならない箇所だと言えます。言い換えれば縁の下の力持ち的存在がサーバーエンジニアだというわけです。

【関連記事】
▶サーバー エンジニアの仕事って一体どんな内容なの？
未経験でエンジニアを目指すおすすめのスクールはこちら

サーバーエンジニアに向いている人のタイプ

サーバーエンジニアに向いている人のタイプは表立って何かをする営業タイプではなく、裏側からしっかりとチームを守ってくれるような裏方タイプです。

サーバーエンジニアはWebサービス・情報システムの土台部分を担う存在であり、サーバーエンジニアが雑なセキュリティ設定をしてしまえばすぐにハッカー側からWebサーバー内部のユーザー情報が漏洩してしまう可能性すらあり得ます。

また、Webサービス・情報システムの数だけWebサーバーが存在しており、それらのサービスに適したチューニングがなされていますから、職人肌的に安全で高パフォーマンスを生み出すサーバー構築をしたいと感じている人はサーバーエンジニアに向いていると言えます。

基本的にサーバー設計・構築・保守・運用はサーバー担当開発チームが行うので、各々の必要となる設計や構築案はチームの折衷案ではなく対象となるWebサービス・情報システムにしっかりと適した構築でなければなりません。そういう意味において技術的に手が早く、かつコミュニケーション能力が高い人は結果としてサーバーエンジニアに向いていますし、高い能力を発揮する事ができるエンジニアになれるはずです。

エンジニアにとってコミュニケーション能力は欠如しやすい能力でもあるので、誰とでもしっかりと意思疎通ができ、能力や技術もあると思えればよりサーバーエンジニアに向いている人になれると言えるでしょう。

未経験でもなれるのか

これからサーバーエンジニアに転職、もしくは就職を考えている人にとって、未経験でもなれるのかは気になるところです。

働く企業によっては未経験でもサーバーエンジニアになることはできます。なぜなら現在はどの業種もエンジニアが不足しており、そのためサーバーエンジニアの供給もまったく足りていない状況だからです。

未経験でサーバーエンジニアとして就職することは不可能ではありません。ただし未経験で雇用する企業の場合、給料や労働時間などを事前にしっかりチェックしておくことをおすすめします。未経験でも就業可能、というメリットの大きい条件をつくり不当な待遇で雇う企業も少なくないからです。

【関連記事】
▶サーバーエンジニア年収とは？仕事内容・キャリアパスについて
未経験でエンジニアを目指すおすすめのスクールはこちら

未経験OKのサーバーエンジニア求人の探し方

転職サイト

転職サイトで紹介されている求人のなかから未経験でも働けるサーバーエンジニアの求人を探すことは可能です。

転職サイトであれば無料で利用できるサイトがほとんどですし、またサイトで多くの求人情報をチェックすることができます。またサイトによっては企業からのスカウトの連絡をメールで送ってくれます。

ただし転職エージェントのように担当者が自分のキャリア形成を考慮した案件紹介、もしくは面接対策はありません。人と相談をして転職をさせたい人にはおすすめできないです。

転職エージェント

転職エージェントでも未経験から就業できるサーバーエンジニアの求人を探すことは可能です。

転職エージェントを利用するメリットは、サイトには掲載されていない、自分に合った非公開求人を担当者が紹介してくれる点です。また求人情報には載っていない企業の雰囲気などを確認することもできます。

ただし転職エージェントで求人を探す場合、自分の市場価値が大きく影響されるため、人によっては希望に沿った求人を紹介してもらえないこともあります。

転職エージェントは自分の市場価値をしっかりと把握してから利用することをおすすめします。

知り合い・ツテを頼って紹介してもらう

もし自分の知り合いや友人にサーバーエンジニアがいるのなら、その人に求人がないか聞いてみるのもおすすめです。

サーバーエンジニアはどの企業でも基本的に人材不足のため、いつでも人材を募集していることが多いです。しかし企業側もなかなか思うように人を雇えていない、といったことがあります。

そして知り合いからの紹介の場合、企業も通常の募集よりも安心しやすく、就職の成功率は上がります。まずは知り合いにサーバーエンジニアがいないか確認してみましょう。

企業の採用サイトから応募

採用サイトで直接サーバーエンジニアを募集している企業も多いです。なので自分が働いてみたい、と思っている企業があるのなら一度その企業のホームページを見てみることをおすすめします。

大企業などの場合サーバーエンジニアの募集をしていても高い技術やスキルを必要とされることが多いため、未経験での就職は難しいです。しかし中小企業であれば未経験可能な求人を募集していることがあります。

スクールからの紹介

サーバーエンジニアに必要な知識やプログラミング言語を学べるスクールから直接就職先を紹介してもらえることもあります。

スクールからの紹介の場合、不当な労働環境や給与を強いられる企業である可能性が低いため安心です。またスクールで習得した技術や知識を企業も把握しているためミスマッチングが起こりづらいです。

時間の余裕、また金銭的余裕がある人はサーバーエンジニアの技術、知識が学べるスクールに通うのも一つの方法です。

誰しも未経験で IT エンジニアになれるか不安ですよね。「ポテパンキャンプ」では無料カウンセリングを実施しており、転職時に必要な準備や、スキルマップの育て方などについてアドバイスをしています。未経験でエンジニアを目指すなら、まずは相談してみてください。

【関連記事】
▶サーバーエンジニアの求人はどう探すの？
未経験でエンジニアを目指すおすすめのスクールはこちら

まとめ：未経験からでも頑張ろう！

サーバーエンジニアの仕事内容、キャリアプランなどについて解説してきました。

スマートフォンどの普及により、現代では多くの企業が ECサイトやその他インターネット関連事業を初めています。WEBサービスを展開する上で最も基盤となるのはサーバーであり、そこにはサーバーを構築・運用するサーバーエンジニアが必要になってきます。

未経験からでも個人の能力や才能に関わらずサーバーエンジニアを目指せますし、技術に対する強いやる気があれば必要な能力を身に付けつつ、企業に採用されてサーバーエンジニアとして働き出すことは十分に可能です。

エンジニアを目指す人は増加傾向にあり、それは企業側も良い人材を求めているからに他ありませんし、エンジニア転職市場から見れば企業を選びやすい時代ですから、十分挑戦するべき段階だと言えます。

課題・問題を技術を通じて解決する為に必要な知識や経験を獲得していきながら、ぜひサーバーエンジニアを未経験からでも頑張って目指してみてください。