エンジニアとして就職する際、会社選びによってご自身の働き方は大きく変わってきます。
本記事では、エンジニアの会社選びのポイントから派遣から人気企業への就職を目指す方法についてご紹介していきます。
- エンジニアの会社選びでは技術面とプロジェクト状況をチェックしよう
- 派遣会社は大手企業からチェックしよう
- 最終的には自分に合った企業を選択することが大切
エンジニアの会社選びのポイント
新卒、転職、派遣などエンジニアにとって仕事をする会社を選ぶ場面はいくつかありますが、場面ごとに選択のポイントは違えどもエンジニアの会社選びにはいくつかポイントがあります。
新卒はもちろん、派遣であっても長期に渡りその会社で勤務する事になるわけですから会社選びはこだわりたいものです。
エンジニアの会社選びポイント その1:技術面
一生のうちに携われる仕事の数には当然ながら限りがあります。特に、技術力を磨いていきたいと考えているエンジニアにとって例え半年のプロジェクトとしても磨いていきたい分野の技術でなければ回り道をしていると感じるものでしょう。
例えばWebのフロントエンドを得意とし、その方面の技術を磨いていきたいと考えているエンジニアにCOBOL案件の仕事を紹介してもすんなりOKはでないでしょう。これは極端な例ですがモチベーションを保つのは難しい例でしょう。
上記のように、どのような案件に携わるかは技術面を重視するエンジニアにとっても大事なポイントになります。生産性や品質にも直結しますので、選択しようとしている会社が希望する技術を使っているかを確認するのは必須です。
エンジニアの会社選びポイント その2:プロジェクト状況
同じお金ならば平穏なプロジェクトに携わりたいもの。中には炎上プロジェクトでないと仕事をした気にならない。という奇特なエンジニアも一定数はいますがそういう人は一旦端に置いておくとして・・・。
会社によって常にプロジェクトが炎上しているというケースも少なからずあるものです。企業風土というものですね。本人たちは炎上しているとは感じていなくても外部から見ると全然普通じゃないよ。と。
平穏なプロジェクトを希望するエンジニアなら上記のような会社は選択肢から外したいものです。しかし、上記のような会社かは実際にプロジェクトに携わってみないと分からないものなのですから、口コミや既にその会社で働いている先輩などからの情報を収集し、事前に選択肢から除外できるようにしておきたいものです。
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おすすめエンジニア派遣会社
ここでは業務形態を派遣形態に絞って会社選びを見ていきたいと思います。
前述のポイントを活かせる派遣先を選択したいのであれば、派遣会社の選択もしっかりしたいもの。
ここでは、利用者の口コミなどを参考におすすめのエンジニア派遣会社を3つほど紹介します。
パーソルテクノロジースタッフ
ITエンジニア派遣をメイン事業としているパーソルテクノロジースタッフ。株式会社インテリジェンスとテンプスタッフテクノロジー株式会社が合併してできた会社ということもあり、派遣求人数はエンジニア派遣業界では大手で有名です。
大手派遣会社という事もあり、派遣先会社、業種、プロジェクト状況などもエンジニアの希望を叶えやすいでしょう。また、WEBから簡単にスタッフ登録が行えますし、登録しなくてもどのような仕事があるか検索する事も出来ます。
所属しているITエンジニアの内訳としては、システム開発系が54%、WEB系が23%となっており、WEB系が1/4を占めていますので、WEB系のお仕事を探しているエンジニアは選択肢の1つになるのではないでしょうか。
派遣先の企業としは楽天、マイクロソフト、KONAMI、GREE、CyberAgent、DELL、NTTデータなど超有名企業が多いのも特徴です。また、紹介予定派遣制度もありますので、一定期間派遣社員として勤務後、派遣先の企業の評価によっては派遣から正社員へ雇用形態を切り替えることが出来るのも魅力です。
さらに派遣社員へのキャリア形成支援制度や福利厚生がしっかりしている所も特徴です。
パソナテック
パソナテックはこれまでのキャリアから派遣はもちろん、正社員や在宅勤務などの様々な雇用形態による就業を支援してくれます。
また、業界標準のスキル指標をベースとしたパソナテック独自のスキル指標を持っており、エンジニアのキャリアマップを整理し、将来のキャリアプラン作りを行ってくれます。また、スキルアップ支援についても積極的で登録者であれば誰でも無料で参加可能なセミナーやイベントを年間最大150日も開催していますので、未経験分野の技術習得も可能です。
派遣先となる企業も大手が多く、求人数自体も多い事から希望の派遣先会社、業務内容などを厳選する事が可能になります。
リクルートITスタッフィング
リクルートITスタッフィングの特徴としてはキャリアアップ支援や福利厚生がしっかりしている事。母体がリクルートという大手企業である事。大手人気企業からの求人が多いため希望の会社、業務内容を選択しやすいという点があげられます。
また、正社員への道が開ける紹介予定派遣制度もあるため正社員を目指すエンジニアはとても魅力的でしょう。
案件の動向としても、WEB系であるJava、JavaScript、PHPの案件が豊富なようです。
スキルや条件だけでのマッチングではなく、今後のキャリアプランを考慮して職場環境なども条件に派遣先の企業を紹介してくれる専任のジョブコーディネーターが付いてくれます。
最近の大手派遣会社について
前述まででいくつかの大手派遣会社を見てきましたが、最近の大手派遣会社の特徴としてエンジニア向けのサービスが充実している点があげられますね。
健康診断や有給休暇、各種保険制度への加入、福利厚生施設の利用などはもちろん、エンジニアのスキルアップに繋がるサービスが充実してきています。
例えば、独自セミナーや研修の開催、キャリア分析を通じてエンジニアのキャリアプランの計画、資格取得支援制度として認定資格取得時の費用支援などエンジニアに取ってはとてもうれしい支援が盛りだくさんです。
エンジニアとしてスキルアップし、さらに大手企業への正社員入社の可能性もあると考えると、大手派遣会社への登録をまず考えたいところです。
エンジニアに人気の企業ランキング
大手の派遣会社についていくつか見てきましたがエンジニアに人気の企業から求人も多くありましたので、人気企業のランキングから特徴的な企業を見ていきましょう。
トヨタ、パナソニック、ソニー、NTT、ホンダ、IBM、リクルート、日立、JR
超が付く有名企業です。待遇、安定性と言う面ではピカイチの企業ですし、携われるプロジェクトも最新分野である事も多く、キャリアアップを考えるエンジニアとしても魅了的です。
楽天、ヤフー、アマゾン、サイバーエージェントDeNA、GREE、価格.com
これらインターネットでサービスを提供する企業は現在の花形企業と言っていいでしょう。自社サービス構築をメインにしているこれらの企業であれば待遇はもちろん、WEB系の最新技術の習得などエンジニアには魅力的です。
NTTデータ、日立、富士通、NEC、SCSK、アクセンチュア、NSSOL、日本総研、ユニシス、TIS
所謂大手SIerと呼ばれる企業です。IT業界では有名な企業ですが、元請けとなる事が多くプロジェクト管理がメインという場合もあり、技術志向の高いエンジニアには不人気である場合も。当然、最新技術を追求している部署も多く、そのようなセクションの業務に携われるのであればとても魅力的です。
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人気企業の傾向
やはりIT業界といえども安定性を重視する傾向は高く、大手企業の人気が高いという結果です。しかし、単純に安定志向を重視しているのではなく、最新技術に携わるチャンスが多いという点も評価されているようです。
自分にあった会社を選ぼう!
会社選びのポイントや派遣での就業を考えた場合の派遣会社の特徴を紹介しました。また、紹介予定派遣を活用した正社員も視野に入れ、エンジニアに人気の企業とその傾向も確認してきました。
それぞれ押さえておきたいポイントはあるにしろ、やはり自分にあった会社を選ぶことが一番重要ではないでしょうか。
安定志向で行くのか、最新技術を身につけることを優先するのかでおのずと選択肢も変わってきます。そういう意味では派遣会社のエンジニア支援の一環として行われているキャリア診断やコーディネーター制度なども活用したいところです。
様々な情報を収集し、コーディネーターなどの意見を参考に自身のキャリアプランを決めていく事が満足度の高い会社で仕事をする近道になるのではないでしょうか。
「自分にあった会社がどんな企業か分からない」といった方は、「ポテパンキャンプ」での無料カウンセリングで相談してみてください。
まとめ
本記事では、エンジニアの会社選びのポイントについてご紹介してきました。
日本のIT企業では、常駐派遣として大手企業で働く機会も多いので、正社員として入社出来るチャンスもあります。
どのような企業で働きたいか将来的なプランも見据えた上で、自分にあった会社を選ぶようにしましょう。