Java試験の中でも最高峰試験として名前のあがることが多い「Java Gold」ですが、「Java Gold SE8」とはいったいどういった試験なのでしょうか。
本記事では、「Java Gold SE8」の試験概要と合格のためのおすすめ参考書・問題集を含めた勉強法について徹底解説していきたいと思います。
- Java Gold SE8試験は、Java Silver資格が前提のOracleの認定試験。受験料は26,600円(税抜)
- Java Gold SE8試験の出題範囲は中上級者向け想定の難易度で、コレクションやアノテーション、並列処理プログラミングなどの知識も必要
- Java Gold SE8試験のデメリットは、1回の受験料が高額な点と、資格更新の際に再度受験が必要で都度受験料がかかる点
目次
Java Gold SE8試験とは
Java Gold SE8と呼ばれる試験は、正式名称を「Oracle Certified Java Programmer Gold SE8」の認定資格試験として実施されています。
2015年5月下旬より「Java SE8」に対応した新しい認定資格試験として開始されました。
試験概要
まずはJava Gold SE8試験の概要について確認しておきましょう。
- 前提資格: Java Silver
- 出題形式: 選択問題
- 試験時間: 150分
- 出題数: 85問
- 合格ライン: 65%
- 受験料: 26,600円(税抜)
前提資格について
Java Gold SE8試験を受験するためには、「Oracle Certified Java Programmer Silver SE8」通称「Java Silver SE8」に合格している必要があります。
または、旧バージョンに当たるJava Gold SE7認定資格を保有している方については、移行試験である「Upgrade to Java SE 8 Programmer (1Z0-810)」に合格することで、Java Gold SE8へのアップグレードを行うことも可能です。
Java Gold SE8試験の出題範囲を知ろう
続いてJava Gold SE8試験の出題範囲についても確認しておきましょう。
概要
Java Gold SE8認定資格は、設計者の意図を正しく理解して独力で機能実装が行えることを前提とした中上級者向けの資格として、難易度設定が実施されています。
業界標準に準拠した高度なスキルを証明することを目的としており、Java SE8の機能を活用して「コレクションやアノテーションの改善」「並列処理プログラミング・モデルの簡素化」「プロセッサの効率的な活用」などの知識を有しているか判断されます。
出題範囲
- Java クラスの設計
- 高度な Java クラスの設計
- ジェネリクスとコレクション
- コレクション、ストリームおよびフィルタ
- ラムダ組込み関数型インタフェース
- Java ストリーム API
- 例外とアサーション
- Java SE 8 の日付/時刻 API
- Java の I/O の基本
- Java のファイル I/O(NIO.2)
- Java の同時実行性
- JDBC によるデータベース・アプリケーションの作成
- ローカライズ
参考: Java SE 8 Programmer II Exam Number: 1Z0-809
現役エンジニアからフィードバックが受けられるプログラミングスクールはこちら
Java Gold SE8試験の勉強法をチェックしよう
Java Gold SE8の勉強法は人それぞれではありますが、多くの人が実践する一般的な方法について、おすすめ参考書と共にご紹介していきたいと思います。
紫本で出題範囲全般の内容を把握する
書籍の「オラクル認定資格教科書 Javaプログラマ Gold 8」は、通称「紫本」と呼ばれる参考書で、Java Gold SE8の出題範囲を網羅するためには欠かせない書籍と言われています。
解説が分かりやすく、サンプルコードの掲載が多いため解説書としての役割は十分ですが、一方で問題集としては少し不足する感が否めません。
模擬試験も掲載されてはいますが、後述する「黒本」のような問題集を別途用意することをおすすめします。
黒本で試験対策を徹底的に行う
書籍の「徹底攻略Java SE 8 Gold問題集」は、通称「黒本」と呼ばれる問題集で、Java Gold SE8の試験合格に必須と言われることの多い書籍です。
黒本は試験に出題される問題に限りなく近い形態で問題が掲載されており、実際の試験対策としては間違いなくおすすめできる一冊です。
問題に対しての解説内容も充実しているため、黒本一冊で試験に合格出来るという声もありますが、上述した紫本やインターネットの情報などと合わせて、より深く試験内容を理解することが合格への近道です。
不明点は個別にインターネットで調べる
書籍に関しては紫本と黒本の2冊があれば十分かと思いますが、2冊で出題範囲の内容全てを完全に理解することは難しいのも事実です。
各参考書・問題集で不明に感じる点は、積極的にインターネットを活用して理解するように意識しましょう。
インターネットだけで試験対策を行うことは難しいですが、1つの専門用語を掘り下げて理解するためには、インターネットの利用は欠かせません。
あくまで自分が理解出来ていない知識を補うためのツールとして活用することで、効率的な試験対策を行うことが出来ます。
Java Gold SE8試験に挑戦するメリット・デメリット
Java Gold SE8試験に挑戦する際のメリット・デメリットについても確認しておきましょう。
Java Goldは認定資格の中でも最難関試験と言われるため、資格取得には間違いなくメリットがありますが、取得までにはデメリットと捉えなければならないポイントもいくつか存在します。
メリット
まずはJava Gold SE8資格を取得するメリットについてですが、「転職時のスキル証明」と「資格手当による収入増加」が挙げられます。
転職時のスキル証明
転職時のスキル証明としては、ポートフォリオなどで成果物を公開する方法を除いては、実務経歴と資格による証明が必要となってきます。
特に未経験者にとっては、Java Goldのような高難易度資格を取得していることは大きなメリットとなり得ます。
日本の企業では、実務経験を重要視する傾向が高く、未経験の場合、スキル証明が難しいのが実状です。
ポートフォリオなどでスキルを証明することも出来ますが、企業がポートフォリオのコードを細かくチェックしてくれるかは別問題であるため、手軽にスキルを証明するという意味でも資格取得は大きなアドバンテージとして検討するべき面接対策の1つです。
資格手当による収入増加
転職時・在籍中問わず、企業によっては資格取得による手当として、毎月または取得時に給与とは別に報酬を支払うケースも存在します。
多くの企業は、資格の難易度に合わせて報酬額を変動させており、Java Gold SE8ほどの難易度となれば、ある程度高額な報酬が得られる事例も少なくありません。
また資格取得に挑戦するために、試験代補助制度を導入している企業もあるため、自分が受験する前に一度企業担当者に確認してみることをおすすめします。
デメリット
資格試験に挑戦すること自体が悪いわけではありませんが、時間や労力を考えると本当に自分にとって必要なのかを検討することも大切です。
今回はJava Gold SE8試験に挑戦するデメリットを2つピックアップしてご紹介しておきます。
実務経験の方が重要な傾向
上述したように、日本企業では、あくまで実務経験を重要視する傾向にあります。
Java Goldのような難易度の高い試験に合格していたとしても、実務経験が十分でなければ採用してもらえないケースも少なくありません。
また、試験に合格したは良いけれども、自分の実務スキルが試験合格者のレベルに達していなければ、入社後に面談時の企業からの期待と実際の実力差異により悩まされる可能性も十分に考えられます。
資格取得はあくまでアピール方法の1つとして考え、自分の実務スキルや経歴を磨くことが重要とも意識しておくべきでしょう。
高額な受験料と更新制度
Java Goldの試験は3万円近い受験料が必要で、決して手軽に受けられる試験とは言えません。
また、一度試験に合格したとしても、最新資格にアップグレードしようと思うと再度移行試験を受け直す必要があるため、定期的に受験を強いられることになります。
定期的に掛かる受験対策の労力と受験料の負担を含めても、自分にとって必要な資格なのかは、事前に検討しておくべき課題と言えるでしょう。
さいごに:Java Gold SE8試験に合格してスキル証明に役立てよう
本記事では、Java Gold SE8試験について、試験概要からおすすめの勉強法、資格獲得に挑戦するメリット・デメリットをご紹介してきました。
Java Gold SE8を取得すれば、スキルの証明に役立つことはもちろん、自分の知識の積み上げとしても間違いなく効果的です。
一方で、試験対策には時間・労力・費用も掛かることは事実であるため、資格取得のメリットとデメリットを自分自身で判断した上で、メリットの方が大きいと感じる場合には、ぜひ積極的に資格取得にチャレンジしてみてください。
ポテパンキャンプでは、未経験からITエンジニアを目指してプログラミングを学ぶ人が多数在籍。転職サポートもあり、内定率は100%を誇ります。プログラミングスキルの向上に興味があるあなたはチェックしてみてください。