MOS資格とは
MOS資格とは、マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト資格の略で、マイクロソフトが公式に発表している、WordやExcelなどのマイクロソフト・オフィス製品の利用スキルを客観的に証明することのできる資格です。
MOSの累計受験者数は、2022年12月31日時点で480万人を超えています。
MOS資格の試験科目
MOS資格では、WordやExcelなどの製品ごとに科目が設けられています。
科目によっては一般レベル、上級レベル(エキスパート)があり、さらにバージョンで細かく分かれているのが特徴です。
試験科目の一覧は、以下のようになっています。
詳しくは公式ホームページを確認しましょう。
試験科目 | バージョン | ||
一般レベル | 上級レベル(エキスパート) | ||
Word ワード (文書作成ソフト) |
Word 2019 | Word 2019 エキスパート | |
Word 2016 | Word 2016 エキスパート | ||
Word 2013 | Word 2013 エキスパート Part1(※) | ||
Word 2013 エキスパート Part2(※) | |||
Excel エクセル (表計算ソフト) |
Excel 2019 | Excel 2019 エキスパート | |
Excel 2016 | Excel 2016 エキスパート | ||
Excel 2013 | Excel 2013 エキスパート Part1(※) | ||
Excel 2013 エキスパート Part2(※) | |||
PowerPoint パワーポイント (プレゼンテーションソフト) |
PowerPoint 2019 | – | |
PowerPoint 2016 | – | ||
PowerPoint 2013 | – | ||
Access アクセス (データベース管理ソフト) |
– | Access 2019 エキスパート | |
Access 2016 | – | ||
Access 2013 | – | ||
Outlook アウトルック (電子メール・情報管理ソフト) |
Outlook 2019 | – | |
Outlook 2016 | – | ||
Outlook 2013 | – |
※MOS 2013 エキスパートレベルはPart1、Part2の2科目に合格すると認定証が発行されます。
※MOS 2013の全7科目は、2023年3月に終了いたします。
また、WordとExcelには一般レベルと上級レベル(エキスパート)の2レベルが用意されているため、自信のある方は最初から上級レベル(エキスパート)からの受験も可能となっております。
試験科目 | 一般レベル | 上級レベル(エキスパート) |
Word (文書作成ソフト) |
文字サイズやフォントの変更、表の作成・編集、作成した文書の印刷など、Wordでの基本的な編集機能を理解している方 | スタイル機能や目次・索引作成などの長文機能、他のアプリケーションソフトからのデータ取り込みなど、Wordでの高度な機能を理解している方 |
Excel (表計算ソフト) |
数式や基本的な関数の作成、セルの書式設定、グラフ作成など、Excelでの基本的な操作を理解している方 | ピボットテーブルなどのデータ分析、条件付き書式や入力規則の設定、マクロの作成・編集など、Excelでの高度な機能を理解している方 |
※MOS公式サイトから引用
MOS資格の活かし方
MOS資格を取得することで、職場や就職活動などで活かすことができます。
例えば学生時代にMOS資格を取得できた場合、様々な場面で作業効率に活用することができるでしょう。
テストの点数をExcelで管理して弱点の分析を行ったり、就職活動でエントリーシートの提出日順に並び替えて行動予定を立てたりなども可能です。
そのほかにも、社会人になってからMOS資格を取得した場合、仕事での業務効率やスキルアップなどにも繋がります。
このように、MOS資格で試される能力が活きる場面はたくさんあります。
MOS試験全て受けてみての感想だけど、やっぱり知らなかった新しい機能に出会えるし、操作も効率よく、早くなったと思う🍋だから、勉強して損はないなと思いました✨
そして何より試験慣れするので、緊張しぃの人は資格のジャブ程度に良いかも💪#資格取得 #mos— ニケ🕊 (@_nike_ambition) July 26, 2022
MOS資格をとるメリット
MOS資格をとるメリットとして、以下のような点があげられます。
パソコンスキルを客観的に証明できる
「Excelが使える、Wordが使える」などといった目に見えないスキルを客観的に証明することができます。
Excelが使えるとはいっても、基礎的な操作ができるレベルなのか、関数を用いて複雑な計算式も作れるレベルなのかなどを自分で判断するのは大変難しいため、自分のパソコンスキルを「客観的に」証明できるMOS資格は非常に有用です。
業務や作業効率が向上
試験科目が5種類あるため、試験対策を行っていく中でさまざまな機能を効果的に使いこなすスキルを身につけることができます。結果的に、職場や学校での単純作業や業務の効率化が図れます。
就職・転職に有利
MOS資格の活かし方でもお伝えしたように、MOS資格を取得していることは就職や転職の際にとても大きなアピールポイントにすることができます。
MOS資格は多くの企業で社員研修の一環として導入されている場合も多いため、就職した後にスタートダッシュをきることも可能です。
国際資格なので世界で通用する
MOS資格は世界的に行われている資格試験です。世界共通の「合格認定証」や「デジタル認定証」により、認定されたスキルは世界で通用します。
将来的に活動拠点を海外にしたいと思われている方は持っていて損をしない資格と言えるでしょう。
MOS試験の学習方法
独学
対策教材が科目ごとにあるので、自身の取得したい科目に合わせて準備をし、独学で試験勉強をすることができます。
会員登録なしで公式サイトより購入することもでき、最新の対策教材は動画で解説してくれる部分もあるため、安心して学習に取り組むことができます。
MOSでは合格ラインや合格率は公開されていないため、難易度・レベルを言い切ることはできませんが、一般レベルは基本的な操作スキルがあれば十分合格できるレベルです。
スクールに通う
公式サイトでは、全国で実施されているMOS試験会場から、対策講座を実施している会場を検索することができます。
独学での試験対策は不安というかたは、お近くに対策講座を実施しているスクールがないか確認してみてください。
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まとめ
今回はMOS資格の試験科目や取得のメリット、試験対策の学習方法についてお伝えしました。
MOS資格は数少ない国際資格の一つということで、日本だけでなく世界で活躍したいと考えている方におすすめの資格です。
また、就職や転職、スキルアップのために資格習得を考えている方は、プログラミング技術を取得することでも目的達成できる可能性もあります。
一度どんな目的を達成するために何が必要なのか、学習に取り掛かる前に洗い出すことが大切と言えるでしょう。