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プログラミング言語に関する資格は数多くあります。しかし、プログラマーとして働く際、資格は特に必要ありません。とはいえ自分のスキルを証明したり、学習を始めるきっかけとしてこのような資格は有効です。ここではその中でも、就職やプログラミング言語の習得に役立つおすすめの資格をご紹介します。

この記事の結論
  • プログラマーになるのに資格は必要ないものの、自分のスキルを証明し、学ぶ姿勢をアピールするのに有利。
  • プログラマーとして資格を取得するなら、国家資格の情報処理技術者試験か、プログラミング言語毎の資格がおすすめ。

プログラマーにとって資格とは


プログラマーになるのに資格は必要ありません。プログラムさえ作れれば、誰でもプログラマーになれます。しかし、実際にプログラマーとして転職するには、自分のスキルを証明しなければなりません。そこでよく使われるのが資格です。

難しい資格を取得していれば、それだけ自分のスキルが高いことを証明してくれます。さらにプログラマーにとって学び続けられることは重要なアピールポイントです。資格を持っていれば、そのために勉強しているとアピールできます。

とはいえ誰でも資格が評価される訳ではありません。経験年数が少ない方にほど資格が評価されます。そのため資格を取るなら就職して間もない時期がいいでしょう。
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基本情報技術者試験

概要

基本情報技術者試験は、ICTや情報処理の分野の国家試験として数十年の歴史をもつ「情報処理技術者試験」の区分の一つです。情報処理技術者試験は、「情報処理の促進に関する法律」に基づき、情報処理に関する業務を行う者の技術の向上に資するために経済産業大臣が行っている国家試験なので、基本情報技術者試験は、その名の通り、情報処理技術に関する基本的な知識・技能を有していることを国が認定するものと言えます。

難易度

毎年10万人を超える受験者がおり、合格率は25%ほどです。合格者は4人に1人しかいない難易度の高い試験なので、しっかりと準備して試験にのぞまなければ、合格できる確率は低いと言えるでしょう。
出題範囲が広いため、過去問や参考書を使い時間をかけて試験対策する必要があります。独学では不安だったり何をすればいいのかわからない場合は専門学校に通ったり認定講座を受講すると良いでしょう。

取得のメリット

基本情報技術者試験に合格した人材は基礎的なIT知識を持っているという証明になるため、ITエンジニアへの就職であればどこでも役に立つでしょう。
ITエンジニアは実務経験が重視される分野ではありますが、基本をしっかりと身につけていることで損することはありません。

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応用情報技術者試験

概要

応用情報技術者試験は、先ほどの基本情報技術者試験と同じく、情報処理技術者試験の一区分である国家試験です。受験に条件はなく、誰でも受験することが出来ます。

情報処理技術者試験という枠組みには他にも高度な専門的知識に関する資格(システムアーキテクト試験やITサービスマネージャー試験など)もありますが、応用情報技術者試験はその中でも基本情報技術者試験の上位に位置する資格です。
ITエンジニアの登竜門といわれる基本情報技術者試験と違い、応用情報技術者試験はITエンジニアとしてワンランク上を目指したい人の為の資格になっています。

難易度

応用情報技術者試験は難易度が高く、合格率は20%前後です。また試験内容は出題範囲も広く、実務経験を積んだ受験者でも試験対策なしに合格するのは難しいといわれています。

基礎的な知識や豊富な実務経験がある受験者の場合は、独学で合格できる可能性もあります。ただし初学者で独学で受かる自信がない方は、まずは基本情報技術者試験から学習するのが良いでしょう。

取得のメリット

応用情報技術者を取得すれば、進学や就職の際に有利になることや、資格手当がもらえるといったメリットがあります。また、中小企業診断士試験や弁理士試験などの国家試験や、応用情報技術者の上位資格である「高度試験」の午前試験を免除されることもメリットです。

ITパスポート試験

概要

ITパスポート試験とは、ITに関する基礎知識を持っていることを証明する国家試験の情報処理技術者試験のうちの1つです。ITや経営全般に関する社会人に必要な基礎知識を身に付けることができます。試験はCBT(Computer Based Testing)方式で行われ、試験会場に用意されたPCを使って受験します。

難易度

合格率と難易度について、2022年1月時点の統計情報から、全体の合格率は52.8%で、社会人で見ると56.6%となっています。社会人の内訳としては、IT系企業に勤める社会人の合格率が53.4%、非IT系企業に勤める社会人の合格率は57.4%となっています。

なお、社会人におけるITパスポート試験の応募者の81.0%は非IT系企業が勤務先であり、あらゆるビジネスパーソンが積極的に受験していることが分かる数字です。
一方で、学生の合格率は大学生48.8%、専門学校27.2%、高校生25.8%となっています。高校生でも4人に1人以上は合格しているため、受験勉強をしっかりしておけば、合格は十分に可能な試験と言えるでしょう。

取得のメリット

ITパスポートはITの基礎知識があることを公的に証明できるため、就職や転職の際にITの基礎知識をアピールするのに効果的です。また、取得したITパスポートの資格は一生保証されます。
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情報セキュリティマネジメント試験

概要

情報セキュリティマネジメント試験は、情報セキュリティマネジメントの計画・運用・評価・改善を通して組織の情報セキュリティ確保に貢献し、脅威から継続的に組織を守るための基本的なスキルを認定する試験です。国家試験「情報処理技術者試験」の新たな試験区分として、平成28年度春期より試験が開始されました。

難易度

IT系の国家資格とはいっても、情報セキュリティマネジメント試験はIT初心者〜中級者向けの試験として位置付けられています。受験資格を設けていないため、誰でも受験できる試験です。

近年の合格率は50%〜60%で推移しており、他の情報処理技術者試験の合格率と比べると高めです。

取得のメリット

情報セキュリティマネジメント試験は情報セキュリティに関して技術視点だけでなく、経営・監査・法務視点で学習します。
個人情報を扱う場合はITエンジニア以外の職業でも業務に活かすことができるため、IT系の仕事をしていない方にもおすすめです。

ITストラテジスト試験

概要

ITストラテジスト試験は、システム開発の超上流で事業計画段階から参画して、経営者目線でIT戦略の立案と実行を主導するストラテジスト(戦略家)に関する試験です。
ITストラテジストはエンジニア系上級職の一つですが、職種名ではなく、組織におけるIT分野の戦略・提案を担うポジションや肩書を指して使われることもあります。

難易度

ITストラテジスト試験は、情報処理技術者試験の区分のなかでも最高難度に位置するものです。非常に高い水準での知識と能力を求められる試験であり、令和2年の合格率は15.4%と、合格すると弁護士や公認会計士などの士業に並ぶ専門職認定を受けることができます。

取得のメリット

ITストラテジストは高度な専門知識が求められる仕事であり、スキルを活かして多種多様なキャリアプランを形成することができます。
企業の課題解決のために、より組織の中核を担うポジションを目指すことも可能です。ITストラテジストのスキルを活かし、CIOや開発部リーダーなど各部門の責任者へのキャリアを歩む道もあります。

ITストラテジストは、まだまだモデルケースの少ない職種です。模範となる例が少ない分、自分自身のライフスタイルに合わせてさまざまなキャリアプランを描くことができる仕事といえるでしょう。
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システムアーキテクト試験

概要

システムアーキテクト試験は、システム開発の現場においてシステム化の対象とする業務内容の分析を始めとして、要件定義や基本設計など、設計の基礎となる部分に関する試験です。

のれは国家試験である情報処理技術者試験の中でも最難関資格である「高度区分試験」のうちのひとつです。企業活動における情報システム戦略を正しく理解し、業務モデル全体を検討できる能力の有無が問われる試験となっています。

難易度

システムアーキテクト試験の合格率は12~15%程度で推移しており、かなりの高難度試験と言えるでしょう。さらに申し込んだものの受けないという人が例年3~4割も存在しており、試験日までに計画的に勉強を進めておかなければ、受験するところまで到達できない試験のようです。

取得のメリット

システムアーキテクトの資格を持つことで、ITコンサルタントやプトジェクトマネージャーなどや、フリーランスとして高収入を狙うことが可能です。

プロジェクトマネージャ試験

概要

プロジェクトマネージャ試験は、IPAが主催する情報処理技術者試験のうち、年一回、秋期(10月)に行われる試験です。情報処理技術者試験制度の中では最高位であるスキルレベル4の試験に位置付けられています。

プロジェクトマネージャ試験は難易度の高い資格であるものの、研修受講などの受験前提はなく、資格更新も必要ないため、コストパフォーマンスの高い資格試験となっています

難易度

プロジェクトマネージャー試験の合格率は15%程度と、難関です。学ぶべき内容も、数学や情報処理関連のテクノロジー分野や、プロジェクトマネージメント分野、システム戦略や経営戦略などのストラテジー分野など多岐にわたるため、非常に難しい試験であると言えます。

取得のメリット

プロジェクトマネージャーの資格を取得できれば、年収増加や転職などのキャリアアップに役立ちます。例えば、社内の大規模プロジェクトで、プロジェクトマネージャーに任命されるきっかけになり、それによって年収増加につながる可能性があります。

また、転職を視野に入れている人であれば、プロジェクトマネージャーの資格を有していることで、好条件での転職や、希望する企業への転職に役立てることができるでしょう。

Ruby技術者認定試験制度

概要

Ruby技術者認定試験制度はRubyアソシエーションが認定する資格で、プログラミング言語Rubyによる設計・開発、Rubyベースシステムの運用、Rubyによるシステムを提案するエンジニアやコンサルタント、Ruby講師やRubyを学ぶ学生などを対象にしています。

「Silver」と「Gold」の2つのレベルがあり、「Silver」はRuby初心者向け、「Gold」はすでにRubyによる開発経験のある中級~上級者向けの内容です。なお今後さらに上位のレベルである「Platinum」も企画されています。

難易度

既にほかのプログラミング言語での開発経験があれば、独学であってもSilverレベルであれば十分取得が可能でしょう。Goldであっても2か月弱で取得したという例も少なくありません。ただ、プログラミングが全くの初心者の場合はSilver取得までにだいたい1~2か月程度の学習時間が必要となるでしょう。

取得のメリット

Rubyは日本で開発されたプログラミング言語であり、その手軽さや分かりやすさ、コードの美しさから近年人気が高まっています。クックパッドやHulu、Crowdworksなど有名なサービスでも開発に利用されており、エンジニアの数もどんどん増えています。まだJavaやC言語などと比べると求人数や利用数はそれほど多くはありませんが、2つ目、3つ目に身に付けるプログラミング言語としては最適でしょう。

なおこのサイトを運営しているポテパンでは、Rubyによるフレームワーク、Ruby on Railsによる開発方法を学習できるプログラミングスクール、ポテパンキャンプを運営しています。就職実績も高いスクールなので、ぜひこちらもチェックしてください。
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PHP技術者認定試験

概要

PHP技術者認定試験はPHP技術者認定機構が認定する資格です。初級試験、準上級試験、上級試験の3つのレベルが用意されており、初級ではPHPプログラミングの基本知識を、準上級と上級ではPHPの言語仕様と実践レベルのプログラミングテクニックが問われます。

なおPHP技術者認定試験は経済産業省が定める「ITスキル標準(ITSS)」に対応しており、試験対策の学習ではPHP技術者として必要な能力を体系的に学ぶことが可能です。

難易度

学生やPHP未経験者、または初心者を対象とした初級試験の合格率は70%前後と、他のプログラミング言語資格と比較しても難易度は低いように思われます。ただし、PHPプログラミング経験者を対象とした上級試験になると合格率は10%と難易度は極端に上がり、難関資格と言っても良いでしょう。

取得のメリット

PHPは20年の歴史を持つプログラミング言語であり、世界中に利用者がいます。主にWebサイトのサーバサイドで利用されていますが、2016年にはシェア81.7%を占めるほどでその求人数はJavaに次いで2位となっています。FacebookやWordPressなどでも利用されており、Web開発に関わる技術者であれば取得しておいて損はないでしょう。

資格取得のための勉強を通してPHPを体系的に理解できます。実務の中でその都度分からないところを調べる勉強法とは違い、網羅的な知識を身に着けられるため応用力も身につき、プログラミングの技術も各段にアップさせられる点もメリットです。

C言語プログラミング能力認定試験

概要

C言語プログラミング能力認定試験はサーティファイ情報処理能力認定委員会が認定する資格制度です。C言語による応用プログラムの作成能力を認定するもので、3級、2級、1級の3つのレベルに分かれています。

3級ではC言語の概念の理解と簡単なプログラムの作成、2級では小規模のプログラムの作成と基本的なアルゴリズムの理解、1級では応用的なプログラムの作成と実効環境であるOSに関する理解が求められます。

難易度

3級、2級は比較的簡単、1級でも普通程度と全レベルを通して難易度はそれほど高くはありません。

取得のメリット

資格試験の難易度から言っても、C言語プログラミング能力認定試験を取得したからと言って就職に有利というわけではありません。

ただし、C言語は40年以上の歴史を持つ古いプログラミング言語であり、今日最前線で活躍する様々なプログラミング言語のベースにもなっています。そのため、C言語を習得することでそのほかのプログラミング言語も習得しやすくなるというメリットがあります。もちろん、C言語の技術者自体の求人数もまだまだ多く、一度C言語を習得すればプログラマーとして活躍の場を大きく広げられるでしょう。
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Pythonエンジニア認定試験

概要

Pythonエンジニア認定試験は2017年春に第1回試験が実施されたばかりの新しい資格制度です。現在は文法の基礎を問う「Pythonエンジニア認定基礎試験」だけですが、今後Pythonによるデータ分析の基礎を問うより応用的な内容である「Pythonエンジニア認定データ解析試験」も開催が予定されています。

難易度

文法問題ということもあり、難易度としてはそれほど高くはありません。

取得のメリット

Pythonは海外では求人数と年収がトップクラスという人気の高いプログラミング言語で、日本でも数年前から需要が高まっています。機械学習で使われる統計解析プログラムでも利用されており、ビッグデータの活用が進むにつれて更に需要が高まると予想されます。

Pythonエンジニア認定試験はできたばかりの資格試験ということもあり、まだ認知度や権威は低いもののこれからPythonを学ぼうと考えている人にとっては学習の目安やその成果を計るものさしとなるでしょう。

VBAエキスパート

概要

VBAエキスパートとは、ExcelやAccessの「マクロ」機能で用いるプログラミング言語「VBA(Visual Bacic for Applications)」の知識やスキルを証明する資格です。マクロとは、プログラミング言語で指示した処理を実行させる機能のことです。VBAは、膨大なデータの中から特定の情報だけを抜き出したり、Webページの情報を自動取得したりと、業務効率化に役立ちます。

難易度

VBAエキスパートの合格率は公表されていませんが、一般的にはMOS試験よりも難しいと言われています。MOSの合格率はスペシャリスト(一般)で約80%、エキスパート(上級)で約60%であることから、VBAエキスパートの合格率は60%以下だと思って対策を行いましょう。

VBAエキスパートの合格基準は、1000点満点中650点〜800点の間で設定されますが、合格基準は問題の難易度によって変動します。
VBAエキスパートの各試験ではそれぞれ40問程度が出題されるため、1問25点と考えると26〜32問以上正解する必要があります。

取得のメリット

VBAエキスパートの資格を得ることで、実際の業務で書かれているコードが理解できるようになったり、自身の業務に用いることで単純作業を効率化をさせることができます。
その他、Excelを利用する企業の転職や昇給などにも効果的です。

Oracle認定Javaプログラマ

概要

Java SE 11 認定資格は、2017年9月に発表された新しいリリース・モデルへの移行後初の LTS リリースであり、企業システムやクラウド・サービス、スマート・デバイスなどで活用されるアプリケーション開発の生産性向上に重点をおいています。この資格を取得することで、業界標準に準拠した高度なスキルを証明します。

難易度

Oracle認定Javaプログラマはランクによって難易度が変わり、ブロンズはビギナー向けのため独学でも合格できるレベルです。シルバーは標準レベル、ゴールドは実務経験3〜4年以上の中上級者向けの難関試験となっています。

特にゴールドはJavaの資格の中でも最も難易度が高いと言ってもいいでしょう。
合格率については非公開ですが、ブロンズでは正答率60%、シルバー・ゴールドでは正答率65%が合格ラインとなっています。

取得のメリット

Oracle社のJavaは世界的に使用されている言語で、Javaの資格にはそれぞれ大きなメリットがあります。

Oracle認定Java資格のメリットとして、開発元であるOracleのベンダー資格である事は外せません。資格を取得することで、Javaに関する知識を体系的に習得していることの証明になります。

ORACLE MASTER

概要

ORACLE MASTERは、27万人を超えるエンジニアが選択した実績を持つ資格です。4つのランクがあり、Bronze、Silver、Gold、Platinumの順に取得難易度が高くなります。途中を飛ばしての上位資格の取得はできないため、下位の資格から順に取得していく必要があります。Silver以降の認定を受けると、Oracle Certification Program による認定が自動的に与えられ、世界共通の資格として認識されます。

難易度

オラクルマスターの合格ラインは60%〜70%の間で設定されています。また上位のグレードを取得するには、下位グレードの認定が必要のため、取得の難易度は比較的高いと言えるでしょう。

ただし、きちんと対策を行えば十分合格することは可能です。オラクルマスターの試験対策を行う通信講座も存在するため、試験勉強に際は利用すると良いでしょう。

取得のメリット

ORACLE MASTERの受験準備を通して、DB 技術者にとって必要なスキルを体系的に身に付けることができます。
また、体系的なスキルを習得することで、新機能を採用したり、プロジェクトに参画したり、新しい挑戦に繋がることでしょう。
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組込み技術者試験制度

概要

組込み技術者試験制度は、一般社団法人組込みシステム技術協会(JASA)が実施する認定試験です。自動車や電化製品など、コンピュータで動作する製品が正常に作動するようにプログラムを構築します。
また国家試験ではなく公益法人主催の試験で、特定の技術者向けの知識やスキルが問われます。

難易度

合格率や合格点のようなものは存在していませんが、クラス1の受験対象者は「クラス2で500点以上」と公式ホームページに記載されています。
満点は800点であることから、難易度は高く一定の学習期間が必要な試験となっております。

取得のメリット

組込み技術者試験制度は、単なる合否判定の試験ではなく受験者のスキルとやる気をアップすることを目標としています。そのため、試験結果の点数は受験者に返されます。

さらに受験者には、一般社団法人組込みシステム技術協会(JASA)から点数(スコア)の証明書が発行されるため、組み込み系ソフトウェアに関連する知識やスキルの証明になります。

CIW JavaScript Specialist

概要

CIW JavaScript Specialistとは、Certification Partner社によって提供される国際認定試験であり、海外でも通用するグローバルな資格です。試験内容は、インターネット・Web知識・技術に関する理解度が問われ、自分自身のITスキルや能力を国際的に証明できます。

CIW JavaScript Specialistは世界70ヶ国以上で認定が行われ、合格者は約20万人以上を輩出しています。また、試験は英語で受験するため日本人にとってはハードルが高いですが、海外ビジネスチャンスがある方にはおすすめの資格です。

難易度

レベルは中級から上級に相当し、「Exam 1D0-735」に合格するためには正答率70.91%を満たさなければなりません。
また、問題がすべて英語で書かれているため、日常会話程度の英語力プラスα、IT分野で使用される専門用語をなどの実践力を身につけておく必要があります。

取得のメリット

GitHubを使用している人から人気のある開発言語は、JavaScript・Python・Javaの順となっており、JavaScriptの人気は衰える気配がありません。

また、キャリアアップを目指す際にもエンジニアとしての実力が問われるため、JavaScriptの資格を保有していればスキルの証明となり、キャリアアップに繋がります。

HTML5プロフェッショナル認定試験

概要

HTML5プロフェッショナル認定試験は、HTML5を活用したWebページやWebアプリケーションなどのデザイン、 設計、構築に関する体系だった知識とスキルを備えたHTML5のプロフェッショナルを中立的な立場で公平かつ厳正に認定する認定試験です。

難易度

HTML5プロフェッショナル認定試験の受験者数や合格率は、LPI-Japanから正式に公表されていません。合格点も非公開となっていますが、試験は約7割程度の正答率で合格できる設定となっているようです。

レベルは2つあり、レベル1は基礎知識を問われる試験であるため、比較的合格しやすいと考えられます。レベル2の取得を目指している方は認定条件としてレベル1の取得も必要ですので、まずはレベル1の取得を目的とした勉強を進めることを推奨します。

取得のメリット

HTML5プロフェッショナル認定試験は、HTML5とともにCSS・JavaScript・関連APIまで含めた「汎用性の高い制作スキル」がベースになります。特に、実務未経験者の場合は、基礎知識を証明する手段として有効です。
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Unity認定資格

概要

Unity認定資格は、ゲームエンジンのUnityを提供するUnity Technologiesが実施する、Unityに関する知識や技術を問う試験です。Unityは、全世界で100万人以上の開発者が使用しているとされ、ゲーム開発の仕事に使われることも多くあります。
試験は習熟度や分野別に4つのランクが設けられています。また、最上位の「エキスパート」はさらに3つの試験が含まれ、専門性を高められるよう工夫されています。

難易度

Unity認定試験の種類は多くあり、それぞれによって難易度が異なります。
プログラマーやアーティストに関する試験の難易度はUnity認定試験の中では低いですが、エキスパートプログラマーは決められた職種での実務経験が5年以上が必要になるなど、受験の前提条件も厳しく、難易度も高くなっています。

取得のメリット

Unity認定資格はUnityとゲーム開発についての知識がしっかりと身に付いていることの証明になります。特に認定エキスパートの場合は、実務経験5年以上の熟練者を対象としているので高い知見があることを示すことができます。

Android™技術者認定試験制度

概要

Android™技術者認定試験制度は、アプリケーション開発を行う技術者のスキル認定を目的としています。『ベーシック』は基本的な知識をチェックでき、『プロフェッショナル』はより高度な業務アプリケーションの開発者をターゲットとしています。

難易度

経済産業省が認定するITスキル標準によると、Androidアプリケーション技術者認定試験『ベーシック』は「レベル2」に設定されています。これは出題範囲の近い資格である「Oracle認定Javaプログラマ」の最上位難度である「Gold」と同じレベルであり、難度は高めといえるでしょう。

取得のメリット

スマートフォンアプリ開発企業、カーナビ開発企業など、Androidを使用した開発が増える中、多くの企業でAndroidの技術を持った技術者が少なく、市場のニーズに対応できていない状況です。今後もニーズは増加傾向にあるため、転職や就職に有利です。

LinuC

概要

LinuCは、Linux(サーバーを構築できるOS)に関する専門知識やスキルを証明する資格です。LinuCの正式名称は「Linux技術者認定試験 LinuC」、英語名は「Linux Professional Certification」です。
試験には難易度が設定されており、レベル1~3までの3段階に分かれています。

難易度

初学者や業務未経験者の場合は、レベル1の試験に対して1~3ヶ月程度の学習期間が必要最低限とされています。その上のレベル2はレベル1の上位に当たる資格で、レベル1の有効資格(認定日から5年以内)を保有していないと、レベル2の試験に合格しても認定を受けられないなどのルールがあるため注意が必要です。

取得のメリット

LinuCを取得することで、それまでの学習を通じてサーバーエンジニアに必要な知識が身につき、幅広いジャンルのシステム開発で活かすことができます。
近年はLinux仮想環境を立ち上げるツール「Docker」を用いた開発案件も増加しており、LinuCによってLinuxの技術を習得する必要性が更に高まっているといえるでしょう。
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プログラミングの資格も大事だけど実務経験が何より大事


仮にインスタグラムでおしゃれな写真を撮って公開する資格があったとしましょう。採用企業から見て、その資格保持者と、実際にフォロワー数の多いおしゃれな写真を投稿しているアカウント保持者のどちらが即戦力になりそうでしょうか?やはりより実践に近い環境で結果を出している方に軍配が上がります。プログラミングもこれと同じで、公開されているコードを見てスキルを判断される事が多いです。なので、まず優先すべきは実際に作る事が大事となります。実際に作ってそれを元に採用側に評価してもらい仕事をもらい経験を積みましょう。

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まとめ


いかがでしょうか?プログラミングの資格を取得することで技術力を客観的に評価されるようになるだけでなく、資格取得のための学習でその言語のプログラミングスキルを体系的に学べます。

そのため、これからプログラミング言語を学ぼうと考えている人にとっても、すでに業務でプログラミング言語を使用している人にとっても資格取得には大きなメリットがあります。将来性がある、需要が高い、興味があるなど、それぞれの理由でプログラミングに役立つ資格取得を目指してみてはいかがでしょうか?

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