AWSのトレーニングについてまとめています。
AWSのTrainingの種類
AWSの知識や操作方法・活用方法を身につけるためにできるトレーニングにはどういうものがあるのでしょう?公式サイトでは、下記の4種類のトレーニングが紹介されていました。
- オンライントレーニング ネットを使った自習・e-Learning
- クラスルームトレーニング 対面型の集団研修
- パートナーサイト・外部サイトでのAWSデジタルトレーニング オンライン学習プラットフォームでの学習
- イベントでのトレーニング イベント期間限定のオンラインまたは対面型トレーニング
順番に見ていきましょう。
AWSのオンライントレーニング
オンライントレーニングでは、AWSスキルビルダーというサイトにて、AWSエキスパートが開発した無料のオンデマンドコースが利用できます。英語での学習コースも含まれますが、「フィルター」→「言語」→「その他のオプションを見る」→「日本語」を選択すると、日本語吹き替えのついたオンライントレーニングのみに絞り込むことができます。
音声は日本語吹き替えになりますが、スライドは英語のままなので初見だとわかりにくいかも知れません。
以下のコースが日本語化されています。
- Storage Learning Plan: Data Migration
- Storage Learning Plan: Data Protection and Disaster Recovery
- Storage Learning Plan: Block Storage
- Systems Operator Learning Plan
- Architect Learning Plan
- Networking Learning Plan
- Security Learning Plan
- Cloud Foundations Learning Plan
- DevOps Engineering Learning Plan
- Migration Learning Plan
- Developer Learning Plan
- Data Analytics Learning Plan
- IoT Learning Plan
- Serverless Learning Plan
- Database Learning Plan: AWS Database Migration
- Containers Learning Plan
- Media Services Learning Plan
- Database Learning Plan: AWS Relational Database Services
- Database Learning Plan: AWS Non-Relational Database Services
- Storage Learning Plan: Object Storage
- Storage Learning Plan: File Storage
- Decision Maker Learning Plan
- Containers Learning Plan (Japan)
- Game Tech Learning Plan
日本語吹き替えされたコンテンツが少ないので、これだけでは、AWSを体系的に学ぶのが難しいかも知れません。
表示を日本語にするには、ログインと日本語表示の設定が必要です。
ログインには、amazonのアカウントが使えます。AWSのパートナーや、企業アカウントがある場合のSSO(シングル・サインオン)、Amazonの社員向けのログインオプションがあります。
なお、Amazonアカウントでログインすると、ユーザ情報の追加(氏名、メールアドレス、国)を求められることがあります。
ログイン後、デフォルト表示は英語になっています。日本語表示にするには、画面左上のバーガーアイコン(3本線のアイコン)をクリックします。
アカウント名の横にあるペンのアイコン(My Profile)をクリックします。
Preferencesをクリックし、Languagesを「日本語」に変更し、SAVE CHANGESをクリックします。
以下が表示されるので、CONFIRMをクリックします。表示されているメッセージは、「変更を保存し、再表示します。よろしいですか?」という内容です。
以下のように、表示が日本語になりました。
コース受講するには、「コース検索」で好みのコースを検索し、コース詳細画面で「登録」をクリックします。
登録したコースは「マイコース」から学習開始ができるようになります。日本語吹き替え版でも、スライドは英語表示となっています。
AWSのクラスルームトレーニング
複数人が集まって講師に研修を受けるクラスルームトレーニングは、AWSスキルビルダーの学習者ダッシュボードから開くことができます。
「クラスルームトレーニングを見る」をクリックします。
参考)学習者ダッシュボード – AWS Skill Builder
クラスルームの画面に遷移します。英語のコースも含まれているため、必ず言語が「日本語」もしくは、トレーニングタイトルに「Japanese」と書かれているものを選びましょう。
検索結果画面で「言語」または「英語」となっている箇所を「日本語」に変更すると、日本語対応のクラスルームが表示されます。
バーチャルロケーションというのは、インターネットを使って仮想的におこなう仮想クラスライブ。講師との質疑応答や実習などを自宅からおこなうことができます。
パートナーサイト・外部サイトでのAWSデジタルトレーニング
AWS公式ではパートナーサイトのデジタルトレーニングを用意しています。ただし、現在は日本語で受講できるトレーニングは準備中とのこと。
参考)AWS Training Partner Courses
公式やパートナー以外でも、トレーニング用コンテンツは充実しているので、外部サイトを利用しましょう。AWS認定試験用の学習サイトは、体系的にAWSを学べます。資格試験を受験しなくてもAWSのトレーニングとしておすすめです。
例えば、Udemyというサイトの資格試験用動画コンテンツは、無料部分を流し見るだけでも、ざっくりAWSの概要をイメージでつかむことができるのでおすすめです。
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▶AWS入門者向けの勉強方法 おすすめの動画資料やチュートリアルの紹介
イベントでのトレーニング
AWSのイベントで開催されるイベントも見逃せません。年に一度のカンファレンスイベントでは、基調講演や最新情報のセミナーのほかに、無料のデジタルトレーニングが受講できます。過去のデジタルトレーニングコンテンツも視聴できるようになっています。
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▶AWSのre:Inventは、カンファレンスイベント 基調講演や新製品情報発表あり
また、ブラックベルトオンラインセミナーというイベントでは、セミナー講義のほか、質疑応答の際に質問者の個別ケースに対する回答で、公式サイトにない情報が得られる場合もあり貴重な情報源となっています。過去のブラックベルトオンラインセミナーの動画や資料、Q&Aの一部は過去分が閲覧できるようになっています。
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AWSのTrainingのまとめ
- AWSのトレーニングは、公式のe-Learningコンテンツ、有料のクラスルーム、外部サイト、イベントの4種類がある
- 公式のe-Laerningコンテンツは、日本語化されたコンテンツが少なく、初学者用には不向き
- 初めてAWSのトレーニングを受けるなら、資格試験用のUdemyなどの外部サイトの動画コンテンツがおすすめ