AWSのre:inventについてまとめています。
AWSのre:Inventは、AWSが開催するカンファレンスイベント
AWSでは、毎年re:Inventというカンファレンスイベントをおこなっています。
2021年は、11月29日~12月3日まで、アメリカのラスベガスにて開催されます。カンファレンス費用は1,799ドルと高額ですが、ウェブからバーチャル参加する場合は無料で講演やテクニカルセッションなどを視聴できるんですね。
バーチャル参加するには、re:Inventの公式サイトから「Register now」→「Attend virtually」の「Register now」をクリックします。
登録画面が表示されるので、必要事項を記入してAWSイベントポータル用のアカウントを作成します。アカウントに必要な情報は、姓名の名、姓、Eメールアドレス、ログインに使うパスワードのみです。
re:Invent 2021の基調講演(キーノート)のスピーカーは以下の通り
- アダム・セリプスキー AdamSelipsky AWSのCEO。AWSの顧客、製品、サービスに関する最新ニュース
- ピーター・デサンティス PeterDeSantis AWSのユーティリティコンピューティング、アプリ担当シニアバイス・プレジデント。クラウドコンピューティングのイ
- ンフラストラクチャについて。
- ワーナー・ヴォゲルス Dr.WernerVogels AWSのCTO。世界で最も成功しているアプリケーションのいくつかについて。
- スワミナサンシバスブラマニア SwamiSivasubramanian Amazon MachineLearningのバイスプレジデント。データベース、分析、機械学習に関する最新ニュースなど。
- AWSパートナー(DougYeum、SandyCarter、StephenOrban) クラウドを活用した事例の紹介など。
リーダーシップセッションでは、AWSの各部門の副社長やマネージャーが、それぞれの部署のテクノロジーや事例について講演をおこないまs.
- フランチェスカバスケス テクノロジー担当副社長 Francessca
- ラダビアドレーン ディレクター、インクルージョン、ダイバーシティ&エクイティ
- スティーブン・オーバン AWSマーケットプレイスのゼネラルマネージャー
- マックス・ピーターソン 世界公共部門副社長
- サンディーカーター 世界的な公共部門のパートナーおよびプログラム担当副社長
- Mai-Lan Tomsen-Bukovec ブロックおよびオブジェクトストレージ担当副社長
- ブラティン・サハ 機械学習担当副社長
- Rahul Pathak アナリティクス担当バイスプレジデント
- ブライアン・タプティッチ AWSワールドワイドスペシャリスト組織副社長
- ピーターヒル ビジネスアプリケーション担当副社長
- ビル・ヴァス エンジニアリング担当副社長
- デビッドブラウン AmazonEC2副社長
- ディーパックシン コンピューティングサービス担当副社長
- ジェフ・カーター リレーショナルデータベース担当副社長
- ケン・エクスナー AWS DeveloperTools
- ビル・ヴァス エンジニアリング担当副社長
- トッドウェザービー プロフェッショナルサービス担当副社長
- マイケルマッケンジー AWSIoTゼネラルマネージャー
- デビッドブラウン AmazonEC2副社長 David
- スティーブンシュミット 副社長兼最高情報セキュリティ責任者
- デビッドリチャードソン サーバーレス担当副社長
- モーリーン・ロナーガン AWSトレーニングおよび認定担当副社長
ほかにも、ブレイクアウトコンテンツ、AWSトレーニング、AWS DeepRacer(機械学習でトレーニングしたレーシングカーで競い合うレースイベント)、博覧会、ゲームデイ(ゲーム化されたインタラクティブな学習演習)などが開催されます。
例えば、AWS DeepRacerは、以下のページでリーグが開催されていて、誰でも参加できます。仮想サーキットでレーシングカーの挙動を機械学習によってトレーニングし、ライバルとレースをおこなうんですね。ライブストリーミングでの配信も可能です。さらに、仮想世界でトレーニングされたレーシングカーを物理的な1/18サイズの自走型レーシングカーのスロットルとハンドル制御に使って、現実世界でレースができるんですね。
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AWS DeepRacerのリーグ入賞者は、チャンピオンシップへの出場権を獲得できます。チャンピオンシップ参加者は、ラスベガスまでの旅行費用をゲットし、イベント会場に招待されます。
2020年のre:Inventの様子は、Youtubeに動画としてアップされています。演出なども派手で、まるでライブ会場のようですね。以下の動画は、字幕の言語を選択して、日本語字幕で視聴することができます。(2時間52分の動画)
参考)AWS re:Invent 2020 – Keynote with Andy Jassy – YouTube
re:Invent 2020では、基調講演のほかにAWSのサービスの機能拡張や改善、新サービスのベータ版の公開などの発表もありました。エンジニアとしては、こういった技術よりの話題のほうが興味あるかも知れませんね。
- Amazon Interactive Video Service が Amazon S3 へのライブストリームの保存をサポート
- マルチアタッチのサポートが Amazon EBS プロビジョンド IOPS ボリュームタイプ io2 で利用可能に
- メンバー (リンク済み) アカウントでコストと使用状況レポートが利用可能に
- Amazon FSx が AWS GovCloud (米国) リージョンでご利用可能に
- AWS Well-Architected Tool で API が利用できるようになりました。
- AWS Launch Wizard が SAP アプリケーションソフトウェアのインストレーションをサポート開始
- AWS から Amazon Location Service (プレビュー) が発表に
- AWS コスト異常検出が一般提供を開始
- AWS IoT Device Defender ML Detect の一般プレビュー版を発表
- AWS IoT SiteWise が OPC-UA データの取り込みを可能にした Modbus TCP と EtherNet/IP プロトコルのサポートを開始
- AWS IoT Analytics データ処理パイプラインにおける、エラー処理機能の強化
- 日本 (東京) で初の AWS Wavelength ゾーンを開始
- FreeRTOS のロングタームサポートについての発表
- AWS Lambda で Amazon Kinesis と Amazon DynamoDB ストリームの分析がより簡単になりました
- AWS IoT Device Management に IoT デバイスフリートの監視と操作を簡単に行える新機能 Fleet Hub が追加
- その他
イベント動画を見てすべてをチェックするのは大変なので、AWS公式サイトにアップされる一覧情報をチェックするのが良いでしょう。以下のリンクは、re:Invent 2020年で発表された製品や、新機能の一覧です。
参考)re:Invent 2020 で発表された製品・機能一覧 | AWS
AWSのre:Inventまとめ
- AWSのre:Inventは、AWSが主催するカンファレンス
- re:Inventでは、基調講演、リーダーシップセッション、製品の新機能の紹介に加え、ゲーム的なイベントもあり
- ウェブからバーチャル参加する場合は、無料参加が可能