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AWSのX-Ray(分散アプリの分析・デバッグツール)についてまとめています。

AWSのX-Rayは、分散アプリ用のトレース・デバッグツール

AWSのX-Rayは、Amazon EC2、Amazon ECS、AWS Lambda、AWS Elastic Beanstalkで実行しているアプリケーションで使用できるデバッグツール。アプリケーションにX-Ray SDKを統合して、X-Rayエージェントをインストールして実行することで動作が可能。Node.js、Java、.NET で記述されたアプリケーションに対応しています。

参考)AWS X-Ray(分散アプリケーションの分析とデバッグ)| AWS

サービスマップ(各サービスで集計された平均レイテンシーや障害発生率などを可視化)や、トレースデータなどのビジュアルツールも用意されていて、複雑な構造のアプリケーションの障害箇所を直感的に理解することができます。以下は、サービスマップの例です。

AWS X-Rayの料金

AWS X-Rayには、期限なし無料枠が設定されています。

無料枠を超える分は、TracingとInsightsでそれぞれ以下の料金がかかります。(米国東部オハイオリージョンの場合)

X-Ray Tracingの料金は以下の通り。

X-Ray Insightsの料金は以下の通り。

例えば、1 時間あたり 2,000 件の受信リクエストが発生するアプリケーションで 10% のサンプリング頻度の場合、料金は以下のようになります。

具体的な料金は、AWS Pricing Calculatorに必要な値を入力することで見積もることができます。

【関連記事】
AWSの見積もりは、AWS Pricing Calculatorで自動計算 ユースケースから流用も可能

参考)AWS Pricing Calculator

見積もりに必要な項目は以下の通りです。

AWS X-Rayの使い方

AWS X-Rayを使うには、AWSマネジメントコンソールの検索窓に「X-Ray」と入力して、X-Rayコンソールを開きます。

X-Rayコンソールでは、インサイト、サービスマップ、トレース、アナリティクスなどの可視化機能が呼び出せます。サンプリング頻度、暗号化、グループに関する設定もこの画面からおこなえます。

ナビゲーションペインで、「はじめに」から、アプリケーションにX-Rayをセットアップできます。サンプルアプリケーションも用意されているので、X-Rayの操作方法を確認したい場合はサンプルを選ぶと良いでしょう。

X-Rayコンソールの「インサイト」は、アカウントのトレースデータを継続的に分析し、アプリケーションの問題を特定します。アプリケーションのどこで問題が発生しているかを特定するのに役立つんですね。また、問題が時間の経過とともに変化する場合には、insight通知を受け取ることができます。

「サービスマップ」は、リクエストを処理するアカウント内の各アプリのサービスモード、リクエストの発信元のクライアントノード、リクエスト処理中にアプリケーションに使用されるウェブサービスを表すダウンストリームサービスノードが表示されます。サービスマップで緑以外の色で表示される箇所では、何かしらのエラーが起こっていることがわかります。

参考)AWSX-Rayコンソール-AWSX-Ray

「トレース」では、URL、応答コード、トレースサマリーのその他のデータでトレースを検索、フィルタリングできます。

タイムラインビューにて、時系列を追って記録されたデータを追うことができるんですね。タイムラインビューからは、生のトレースデータを確認することも可能です。

AWS X-RayのBlackBeltオンラインセミナー

2020年5月26日のAWS X-Rayのブラックベルトオンラインセミナーです。アマゾンウェブサービスジャパンのソリューションアーキテクトの方が、日本語で解説する動画(54分47秒)です。YouTubeで視聴が可能です。

参考)【AWS Black Belt Online Seminar】AWS X-Ray – YouTube

セミナー当日の質問と回答、資料も公開されています。質問&回答では、ブラックベルトセミナーでしか得られない情報もあり、AWS X-Rayを詳しく知りたい方は必見。

セミナーでの質疑応答の内容や、資料も公開されています。

参考)[AWS Black Belt Online Seminar] AWS X-Ray 資料及び QA 公開 | Amazon Web Services ブログ

AWS X-Rayのまとめ

ポテパンダの一言メモ
  • AWSのX-Rayは、Amazon EC2、Amazon ECS、AWS Lambda、AWS Elastic Beanstalkで動作するアプリケーションをトレース・デバッグするツール
  • AWS XRayの料金は無料枠あり、トレースの取得、記録、スキャンの件数に課金される
  • AWS XRayのブラックベルトセミナーでは、公式ドキュメントにない情報もあり、必見

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