AWSの学習に役立つ「AWS Black Belt」というサービスをご存知でしょうか。
本記事では、AWS Black Beltのサービス内容について、AWS学習に興味のあるプログラマー向けにご紹介していきます。
目次
AWS Black Beltって何?
AWS Black Beltは、Amazonが提供するオンラインセミナーです。
各種サービスやソリューションでカテゴリ分けされており、インターネット経由でAWSサービスの基本から応用まで学べるサービスです。
学べる内容
AWS Black Beltでは記事執筆時点(2021年10月)で24のカテゴリー(その他カテゴリーを含む)で様々なコンテンツが公開されています。
- Compute
- Containers
- Storage
- Databases
- Migration & Transfer
- Networking & Content Delivery
- Developer Tools
- Management & Governance
- Media Services
- Security, Identity & Compliance
- Analytics
- Machine Learning
- Front-End Web & Mobile
- AR & VR
- Application Integration
- Customer Engagement
- Business Applications
- Desktop & App Streaming
- Internet of Things
- Game Tech
- Support
- AWS Cost Management
- Industry
- Others
サービス概要
AWSの各サービスを基本から応用まで学習出来るセミナーが定期的に無償で実施されています。
過去のセミナーに関してもyoutubeに公開され、無料でアカウント登録も必要なく視聴することが可能です。
同時にセミナーで投影している資料についてはSlide ShareやPDFで確認することが出来ます。
AWS Black Beltを活用するメリット
AWS Black Beltを活用した学習にはどのようなメリットがあるのかについても確認していきましょう。
公式コンテンツによる信頼性
AWS Black BeltはAWS公式から提供されているコンテンツですので、正式な情報であることは間違いありません。
インターネット上には有益な情報がたくさん掲載されていますが、正しい情報である保証はなくユーザーがきっちりと見極める必要があります。
一方で公式から提供されているコンテンツの場合、間違いはあるかも知れませんが信頼出来る情報であることは確実です。
公式の情報ですので信憑性自体は疑う必要がないですが、最新の情報がアップデートされていないかは確認しておくべきでしょう。
体系的なコンテンツ
AWS Black Beltで公開されているコンテンツは体系的で非常に分かりやすく説明されています。
AWSとしてはサービスを利用してもらうためにコンテンツを公開しているわけで、全くサービスに触れたことがない方でも理解出来るように基本となる部分から順に説明が行われます。
インターネット上のコンテンツには一部分に特化した内容も多く、全体的なサービスへの理解を深めるという意味でもAWS Black Beltはサービス利用開始前のユーザーにこそ確認してもらいたいコンテンツとなっています。
無料でいつでも利用可能
オンラインセミナー自体は日時が決まっており、基本的には一度しか実施されませんが、アーカイブとしてyoutubeやPDF資料として公開されています。
youtubeにあがっているということは、ユーザーが好きなタイミングで学習をすることが可能で、しかも料金も一切掛かりません。
youtubeの動画であれば流し見も出来ますし、自分の必要な情報までスキップしたり、繰り返し視聴することも出来るため好きなタイミングで学習することが可能です。
AWS Black Beltと合わせて活用したいサービス
AWS Black Beltは、サービスを体系的に解説しており多くのユーザーにとって有益な情報を得ることが出来るサービスですが、学習者のレベルによっては他のサービスと併用することでより効果的な学習を行うことが出来ます。
いくつかAWS Black Beltと合わせて活用したいサービスをご紹介しますので、一度確認してみてください。
AWS 初心者向け資料
AWS 初心者向け資料では、これからAWSの利用を始めたい方や学習を始めたばかりの方を対象として、AWSの基本となる情報を公開しています。
「アマゾン・ウェブサービスとは」ではAWSのサービス概要から確認することができ、「AWSで最低限知っておきたい 10のことシリーズ」ではサービス・ソリューション別に最初に知っておきたい有益な情報が公開されています。
一部資料や動画を閲覧するためには、フォームに個人情報を入力してAWSに送信する必要があります。
AWS ハンズオン資料
AWS ハンズオン資料では、初めてAWSを利用するユーザーや対象のサービスに触れる方向けに操作手順についての解説動画が公開されています。
AWSアカウントの作成方法から始まり、セキュリティ対策の方法、プレイベートネットワークの作成の仕方をはじめ、スケーリングに関する設定方法やサーバーレス環境の構築方法など、AWSを利用する上で活用したい機能・サービスの操作方法が画面を通して学習出来ます。
まずは初心者向け資料で概要を掴んだ上で、各サービスの特徴や使い方はハンズオン資料で学んでいきましょう。
AWSトレーニングと認定
AWSトレーニングと認定では、AWSクラウドのキャリアに活用出来るスキルと知識をAWS公式のエキスパートから学ぶことが出来ます。
カテゴリとしては「ロール別に学ぶ」と「ソリューション別に学ぶ」他に「AWSパートナートレーニング」から選択出来ます。
ロール別に学ぶ
キャリアを高めるためのクラウドスキルを身につけるコースです。
- アーキテクト
- クラウドプラクティショナー
- デベロッパー
- DevOps エンジニア
- Machine Learning
- オペレーション
ソリューション別に学ぶ
現実世界の問題を解決するためのクラウドスキルを学習するコースです。
- 高度なネットワーキング
- データ分析
- データベース
- Game Tech
- Machine Learning
- メディアサービス
- セキュリティ
- ストレージ
AWSパートナートレーニング
AWSクラウドの基礎を学び、プロフェッショナルなスキルを伸ばすためのコースです。
- AWS ビジネスプロフェッショナル
- AWS テクニカルプロフェッショナル
- AWS Professional Services
- パートナーラーニングパスツール
さいごに: AWS Black Beltを活用して知識を網羅的に身につけよう
本記事では、AWSを学習する上で積極的に利用したい「AWS Black Belt」についてご紹介してきました。
AWS公式から提供されている無料のコンテンツなので、情報の信頼性が高い上に内容も豊富で利用しない選択はありません。
まだAWS Black Beltのサービスを利用したことがなかった方は、ご自身の興味のある分野からチェックしてみてください。
過去セミナーはyoutubeで公開されていないものもありますが、Slide ShareやPDFにはほとんどのセミナー資料が公開されています。