AWSジャパン(アマゾンウェブサービスジャパン)株式会社についてまとめています。
AWSジャパンは、クラウドコンピューティングサービスを提供する会社の日本法人
AWSジャパン(アマゾンウェブサービスジャパン)は、クラウドコンピューティング AWS(Amazon Web Services)を提供する会社の日本法人。Amazonが総合オンラインストア展開で蓄積したクラウドコンピューティング技術から生まれたウェブサービスでを提供しています。
サーバやストレージ、DBなど、システムインフラの大幅なコスト削減や柔軟な増減を可能にするサービスです。日本では、2009年からアマゾンデータサービスジャパンとしてサービスを開始し、急成長を遂げています。
AWSジャパン株式会社の会社概要
AWSジャパンのオフィスは、東京都品川区の目黒にあります。
オフィスには、普段、約2,000人の社員が働いています。新型コロナウィルス感染症の流行以来は、Amazonではリモート勤務を推奨していて、オフィスル来る社員を通常の約10%に保つようにしています。
参考)アマゾンジャパンのオフィスをご案内 – About Amazon | Japan
- 所在地:〒141-0021 東京都品川区上大崎3丁目1-1 目黒セントラルスクエア(JR山手線「目黒駅」から徒歩1分の好立地。東京メトロ南北線、都営三田線、東急目黒線「目黒駅」からも徒歩1分)
- 設立:2009年8月
- 資本金:非公開
- 代表者:代表取締役社長 長崎 忠雄
- 従業員数:Amazonグループ全体で約56万人(2017年時点)。AWSジャパンのみの社員数は非公開
社員数は、公式サイトの以下のページから引用しました。公式サイトで公開されている社員数は調査時期が少し古めでした。
2021年7月の四半期レポートによると、アメリカだけで95万人の従業員を突破したとあります。
Amazon introduced a new mental health benefit for all of its 950,000 U.S. employees, their families, and household members, which provides free access to personalized support, including one-on-one counseling and 24/7 crisis support.
アマゾンは、アメリカの950,000人の従業員、その家族、および世帯員全員に新しいメンタルヘルスのメリットを導入しました。これにより、1対1のカウンセリングや24時間年中無休の危機サポートなどの個別のサポートに無料でアクセスできます。
引用:Amazon.com, Inc. – Amazon.com Announces Second Quarter Results
AWSジャパンの採用情報
AWS公式サイトにて、募集職種が公開されています。
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2021年10月時点での、勤務地東京での募集は294ありました。以下のような職種が募集されています。
- シニア テクニカル アカウント マネージャー – AWS / Snr Technical Account Manager – AWS
- Customer Delivery Architect – Cloud Migrations
- Network Deployment Project Lead APAC
- Sr. Solutions Architect, Storage, World Wide Specialists, Storage Solutions
- Maintenance Service Engineer
- Technical Customer Service Associate – AWS
- Principal Customer Solutions Manager
- Sr. Sales Specialist – Analytics
- Solutions Architect, ISV/SaaS Business
参考)Amazon Web Services | Amazon.jobs
募集ページには職種ごとに「基本条件」と「歓迎条件」が記載されていて、基本条件は必須、歓迎条件を満たすと年収にプラスとして評価され反映されるんですね。なお、基本的に英語の読み書きはTOEIC600点以上の能力が求められています。ポジションによっては、英語での履歴書提出、面接にて、英語での自己アピールをする必要があります。
採用選考に進む前にまずは質問したい、募集要項詳細を聞きたい、現在ウェブ上に募集ポジションがないがチャンスがあればチャレンジしたいという人用に「AWS オープンポジション」という案内がありました。
正式な応募ではない、と注意書きがありますが、応募しておくとマッチするポジションが出てきたときに、担当者から連絡がもらえるという仕組みになっています。
参考)AWS オープンポジション ※こちらは正式応募ではございません – ジョブID:902287 | Amazon.jobs
AWS ジャパンの売上
AWSの売上は、アマゾンの事業の中でも好調です。
AWSは、クラウドサービスの中でもシェア1位でクラウドサービス全体の40%を占めているんですね。2020年は競合のMicrosoft Azureが59%も成長しましたが、マーケットシェアで見るとAWSがまだまだ強いです。
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ブルームバーグの記者、Jon Erlichman(ジョン・アーリックマン)がAWSの第1四半期の売上7年分をツイートしています。
Amazon’s cloud revenue in Q1:
(Amazon Web Services)Q1 2020: $10.2 billion
Q1 2019: $7.7 billion
Q1 2018: $5.4 billion
Q1 2017: $3.7 billion
Q1 2016: $2.6 billion
Q1 2015: $1.6 billion
Q1 2014: $1.1 billion— Jon Erlichman (@JonErlichman) April 30, 2020
グラフ化するとこうなります。
2006年頃、AWSはAmazonのサイドビジネス的な事業としてスタートしています。2014年は40億ドルのビジネスで、その後、2020年には10倍近くに成長しています。市場が大きいので、成長の余地はまだ十分にあると言えるでしょう。
また、パンデミックによって、企業はリモートワークを促進することになり、クラウド化に向かう動機ができています。それまでクラウドを考えもしなかった企業が、クラウド化を検討するようになっているんですね。
AWS ジャパンのまとめ
- AWSジャパンは、Amazonのクラウド部門を担当するAWSの日本法人
- AWSジャパンの採用情報は、AWS公式サイトにて勤務地指定して検索が可能
- AWSの売上は、2014年から2020年にかけて右肩上がりで10倍に増加。今後も成長が見込める