AWSの新卒採用についてまとめています。
AWSジャパンの新卒採用
AWSジャパンでは、新卒採用をおこなっています。
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中途採用の即戦力のみをもとめている企業というイメージがありますが、新卒の採用もしっかりおこなっているんですね。ちなみにアマゾンジャパンでは西暦2,000年の設立後10年経過してはじめて新卒採用を始めました。AWSジャパンでは、以下の職種を募集しています。
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- AWSジャパン営業職
- クラウドサポートエンジニア
- ソリューションアーキテクト
- テクニカルトレーナー
- プロフェッショナルサービス
- データセンター
関連)新卒採用 | AWS Japan Recruitment
2021年12月時点での応募条件は以下の通りです。
- 2023 年 3 月に大学または大学院を卒業、4 月から正社員として入社できる
- 現在までに職歴がない
- 日本語がネイティブレベルの方
- 過去に AWS ジャパンに応募したことがない
- エンジニアポジションは「技術面接」があり。専攻は問わない
さらに、各職種に「基本条件・必要なスキル」、「歓迎するスキル」があります。「歓迎するスキル」または経験がある場合は、年収に反映されます。
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クラウドサポートエンジニア
クラウドサポートエンジニア(CSE)は、AWS の顧客の技術的課題の解決や、効果的に使うための提案をするエンジニアポジション。顧客からの問い合わせ(テキスト/電話/チャット)を通して、サービスの使い方からアーキテクチャのベストプラクティス(うまく使える方法)、トラブルシューティング方法などの技術情報を提供し、ソリューションを提案します。また、カスタマーコミュニティへチュートリアルを提供したり、技術系記事の投稿、各種イベントでのスピーチなどの活動をおこないます。
クラウドサポートエンジニアの基本条件は以下の通りです。他の職種に比べるとプログラミング言語の経験が重視されています。
- 2023 年 3 月に大学あるいは大学院を卒業し、2023年4月から正社員として入社可能
- いずれかのプログラミング言語を使用できる;Java, Python, Ruby, Node.js, C#, または C++
- ネットワーキング, セキュリティ, データベース(Relational and/or NoSQL), Operating Systems (Unix, Linux, and/or Windows)などの知識がある
- Webアプリケーション、DevOps、Bigdata、コンテナ、機械学習などの技術領域をキャッチアップできる素養
- 情報技術に覚えのあるお客様と会話できるコミュニケーション能力(ネイティブレベルの日本語)
- 英語の読み書き
- Our Leadership Principles(OLP)に共感・実践できる方
- 専攻・AWS利用経験は不問
「Our Leadership Principles(OLP)」は、Amazonの求める人物像で「全員がリーダー」という考え方です。「問題が起こっています、どうしましょうか?」「それは私の仕事ではありません」と指示待ちのような態度や個人の責任範囲を限定するような考え方とは対象的に、会社視点、顧客視点で仕事をしていく考え方です。どの職種もOLPに賛同することが前提条件となっています。
歓迎するスキルとして、以下があげられています。
- クラウドの使用経験
- QA, Testing, Helpdesk, IT Support など技術支援をする職や担当、役割の経験
- systems administration (Linux/Window), network administration (DNS, IPsec, BGP, VPN, Load Balancing), programming (Node.JS, Java, Ruby, C#, C++, Python, or PHP)のいずれかを使用した経験
- 博士号取得者
ソリューションアーキテクト
アソシエイトソリューションアーキテクトは、技術と対人スキルを駆使して、顧客がAWS クラウドを使ったソリューションを構築できるようサポートする職種。その役割は、顧客のビジネス上の問題解決だけではなく、拡張性の高いクラウドアーキテクチャの作成などの技術支援、顧客に向けてクラウドベースのソリューションのベストプラクティスやクラウド移行のワークロードなどの知識共有を行います。顧客の規模はベンチャー企業から大企業まで、組織内でAWS を活用できるよう支援します。
ソリューションアーキテクトの基本条件は以下の通りです。他の職種と比べると、顧客との技術的な会話ができるコミュニケーション能力が重要視されています。
- 2023 年 3 月に大学あるいは大学院を卒業し、2023 年 4 月から正社員として入社可能
- 一つ以上のプログラミング言語を使用できる
- ネットワーキング, セキュリティ, データベース, Operating Systemsなどの知識がある
- Webアプリケーション、DevOps、Bigdata、コンテナ、機械学習などの技術領域をキャッチアップできる素養
- 情報技術に覚えのあるお客様と会話できるコミュニケーション能力(ネイティブレベルの日本語)
- 英語の読み書き
- Our Leadership Principles(OLP)に共感・実践できる方
- 専攻・AWS利用経験は不問
歓迎するスキルは、以下の通りです。クラウドサポートエンジニアと比べると、プログラミングの経験はあまり重要視しない内容となっています。
- クラウドの使用経験
- アプリケーションの開発経験や、QA, IT Support など技術支援する役割の経験
- システム管理者(Linux, Windows)、ネットワーク管理者(DNS, IPsec, BGP, VPN, Load Balancing)の経験
- 博士号取得者
プロフェッショナルサービス
プロフェッショナルサービスコンサルタントは、専門領域のコンサルタント。先端技術を駆使してイノベイティブな大企業、非営利団体、政府機関を支援する職種です。
他の職種と比べると、顧客と情報技術を含んだ会話ができるコミュニケーション能力と、顧客の話を徹底的に聴き、顧客のビジネス上の問題の解決策を示す「コンサルティング力」が求められます。
- 2023 年 3 月に大学あるいは大学院を卒業し、2023 年 4 月から正社員として入社可能
- 一つ以上のプログラミング言語を使用できる
- ネットワーキング, セキュリティ, データベース, Operating Systemsなどの知識がある
- Webアプリケーション、DevOps、Bigdata、コンテナ、機械学習などの技術領域をキャッチアップできる素養
- 情報技術に覚えのあるお客様と会話できるコミュニケーション能力(ネイティブレベルの日本語)
- 英語の読み書き
- Our Leadership Principles(OLP)に共感・実践できる方
- 専攻・AWS利用経験は不問
- 傾聴力:クライアントに寄り添い課題を抽出できる
- 積極性:自ら積極的に学ぶ姿勢と行動力
- 粘り強さ: 失敗しても何度でもやる直せる粘り強さ
プロフェッショナルサービスコンサルタントの歓迎するスキルは以下の通り。
- クラウドの使用経験
- アプリケーションの開発経験や、QA, IT Support など技術支援する役割の経験
- システム管理者(Linux, Windows)、ネットワーク管理者(DNS, IPsec, BGP, VPN, Load Balancing)の経験
- 博士号取得者
AWSの新卒採用のまとめ
- AWSの新卒採用は、クラウドサポートエンジニアやソリューションアーキテクトなど6職種
- 職種ごとに「基本条件・必要なスキル」「歓迎するスキル」が明記されている
- Our Leadership Principles(OLP)=全員がリーダーという考えに協賛・実践できることが前提