AWS(Amazon Web Service)の年収についてまとめています。
AWS(アマゾンウェブサービス)の年収
AWSに転職したら年収はいくらくらいになるのでしょう?
年収口コミサイトVokers(現在はOpenWork)によると、職種別の年収平均は以下の通りでした。
- 営業 1402万円(500万円~2,500万円)
- エンジニア 949万円(660万円~1,300万円)
- アーキテクト 1,414万円(1,100万円~1,700万円)
関連)アマゾン ウェブ サービス ジャパン 「社員クチコミ」 就職・転職の採用企業リサーチ OpenWork(旧:Vorkers)
しかし、年収は勤続年数や役職によっても変わりますし、「転職したら年収はいくら増えるのか?」という参考にはなりません。
公式サイトでは、営業系、エンジニア系、アーキテクト系、人事系など多彩な職種が募集されているので、こちらを見ていきましょう。一部、職種の説明が英語表記されているものもあります。
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- 営業 Account Management
- ソリューションアーキテクト Solutions Architect
- テクニカルアカウントマネージャー Technical Account Manager
- 経営・営業戦略&フィールド・カスタマーイネーブルメント Sales Strategy Operations & Enablement
- マーケティング Marketing
- プロフェッショナルサービス Professional Services
- プレミアムサポート Premium Support
- ビジネスデベロップメント Business Development
- トレーニング Training
- カスタマーサービス Customer Services
- パートナーアライアンス Partner Alliance
- データセンター Data Center
- パブリックセクター Public Sector
参考)Amazon.jobs
ちょっとやそっとでは把握できないほどの量の職種があり、ウェブ上で募集されています。
勤務地別に募集職種を検索するページで、日本での募集に絞り込んで見てみましょう。
AWSの日本法人は、アマゾンウェブサービスジャパンという会社です。
日本国内の職場で募集している職種は以下の通り。(2021年10月時点)カッコ内は募集数です。勤務地は東京、大阪、札幌のほか、千葉や名古屋、福岡、博多などがあります。
- セールス、アドバタイジング、アカウントマネジメント(201)
- プロジェクト・プログラム・プロダクトマネジメント–技術職以外(132)
- オペレーション、IT&サポートエンジニアリング(112)
- ソリューションアーキテクト(101)
- フルフィルメント&オペレーションマネジメント(70)
- マーケティング&PR(64)
- バイイング・プランニング・インストックマネージメント(62)
- 人事(HR)(54)
- ビジネス&マーチャントデベロップメント(40)
- ファイナンス&アカウンティング(36)
- プロジェクト・プログラム・プロダクトマネジメント–技術系(26)
- ソフトウェアデベロップメント(24)
- サプライチェーン・トランスポーテーションマネジメント(21)
- カスタマーサービス(CS)(20)
- ロスプリベンション(15)
営業職、管理職、サポート職、アーキテクト職は比較的多めで、募集数が100以上ありました。技術系のエンジニア(プロジェクト・プログラム・プロダクトマネジメント)は26と少なめ。純粋な技術職ではなくマネージャーやリーダーといった管理職が9割以上となっていました。
エンジニア職は、「オペレーション、IT&サポートエンジニアリング(112)」に分類されているようです。
給与に関しては、全ての求人で「賃金に関する条件は、1回目の面接時までに個別に通知します。」となっており、各職種における「歓迎条件」を満たすことで優遇されるようです。日本の企業でよくあるように「月収35万円~60万円」といったような表記はありませんでした。オペレーターなどの時給職の場合は、「時給1,100円」など、賃金条件が明記されています。
AWSの年収と資格
AWSでは経験やスキルで、年収が大きく変わると考えて良いでしょう。
例えば、「エンジニア・データサイエンティスト」での募集では、基本条件が以下のように記載されています。以下は必須条件で、必須スキルや経験を持たないと書類選考で落とされます。
- 大卒以上
- コンピューターサイエンスや統計学を専攻されていた方
- 難易度の高い職務での5年以上の経験
- 読み書きおよびビジネスレベルの英語力 (TOEIC: 850点以上)と日本語力 (JLPT N1/N2)
- エンジニア系職種:Java, Python, C++, C#
- データ系職種:SQL, Python, Excel
- 論理的思考・分析力:ロジカルに考え、自らの仮説に基づき、市場領域動向や販売データの的確な分析・検証を迅速に行うことができる。
- 問題解決力:市場領域動向・販売動向を素早く的確にとらえ、社内外の関係者・関連部署と協働し、リスクをとった複雑な問題解決にあたることができる。
- 実行・行動力:目標達成への強いコミットメントをもち、全社的な視点で状況を的確に判断し、優先順位を明確にしながら機動的に行動できる。
- コミュニケーション力:対外的な対外折衝に加えて、社内外のシニアマネジメント層との円滑なコミュニケーションができる。
外資系だけあって、どの職種でも英語力は必須です。実務経験については、具体的な年数が指定されているケースが多いです。
また、歓迎条件は以下のように記載されています。
- 教育レベル:MBA
- 経験:EC業界の経験、メーカーでのデータ分析経験、総合商社やITベンダーなどでのソフトウェア開発 など
- プロジェクト・マネジメント:外部パートナーならびに全社を巻き込むような複雑なプロジェクト・マネジメントを行うことができる。
- 日本語力:会議でのディスカッションや外部交渉を含め、難易度の高いコミニュケーションができる。
求人の詳細ページから応募ができるので、英文レジュメにて必須条件、歓迎条件に合致しているかを記載して送ることで、個人ごとに給与が決まります。
要求されるスキルや資格は職種によって異なります。
例えば、ネットワークテクニシャンと呼ばれる、AWSのネットワーク系技術者の場合は、以下の資格が歓迎条件となっていました。
- CiscoのCCENT / CCNA以上の認定資格
- RHCSA / RHCE、LPIC
マネジメント系では、以下の管理職向けの資格が基本条件となっていることがあります。
- PMP/Prince 2/PgMP/ Scrum/SAFe
AWSの年収まとめ
- AWSの年収は、エンジニアの場合で949万円(660万円~1,300万円) ※転職クチコミサイトの情報
- AWSの公式サイトで、勤務地を指定して募集職種の確認ができる
- 募集条件の基本条件を満たすことが必須、歓迎条件を満たすと給与条件アップが期待できる