プログラミングスキルは、IT業界にとどまらず、今や全ての業界に必要な能力となっています。これから就職を目指す方でプログラミングに興味のある方は、ぜひ習得して有利な条件での就職を目指しましょう。
今回はプログラミングの能力を活かして仕事に就くには?という点に焦点をあてて考えてみたいと思います。
- プログラミングはIT業界以外でも需要が高いスキルなので、習得できると就職に有利。
- 就職に有利なプログラミング言語はWeb系。プログラマーを目指すならPHP、Java、Rubyも有利。
- 未経験から就職するならITパスポートなどの国家資格も有利。
- プログラミングは本や学習サイトでも学べるものの、解らない点を質問できる環境も必要。
目次
プログラミングができると就職に有利な理由
スマホに限らず普段の生活の様々なシーンでITが活用されています。しかし、全ての企業でITを業務に活用できている訳ではありません。従来のアナログなやり方がそのまま使われているケースを多く見かけます。そのため、ITに詳しい新人は、現場で重宝されるのが一般的です。
特にプログラミングスキルは、プログラマーに限らずいろいろな職種で有効なスキルです。例えば、時間がかかる処理を自動化して時短するニーズは多くに職場にあり、プログラミングができればそれを解決できるかもしれません。
もちろんIT人材が不足していることから、プログラミングを習得すればプログラマーとして就職することも可能です。
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就職に有利なプログラミング言語
もしあなたが未経験からプログラマーとして就職したいのなら、求人の多いプログラミング言語を選ぶましょう。ただし、文法を知っているだけでは、プログラマーとして働けません。
求められているのは「こんな処理をコンピュータで実現したい」から、実際に動作するプログラムを作れる方です。これから学習しようとされている方は、この点に注意してください。
おすすめはWeb系の言語
プログラミング言語には、一体どのくらいの種類があるかご存知でしょうか?ウィキペディアで調べてみたところ、ざっと290種類ほどありました。びっくりですよね。無論、全ての言語を学ぶ必要はありません。では就職を目指すのに必要・有利な言語は、どんな言語なのでしょうか?
もし将来なりたいエンジニア像が決まっている方は、その分野で使われているプログラミング言語を習得してください。そして、もし漠然とエンジニアになりたり、と思っているのなら、Web系のプログラミング言語の習得をおすすめします。
理由は、Web系なら今のITに求められる機能の多くを活用しているからです。具体的に今のWeb系に求められる技術には、データ処理やデータの呼び出しや保存はもちろん、Webブラウザを用いた通信処理、画像の操作なども使われます。このようなITの知識は、他の業界でもいろいろなシーンで活用可能です。
これから学ぶならこの言語
Web業界において、最近の日本での就職に有利なプログラミング言語を幾つか挙げてみます。
Webアプリケーション制作言語・HTML5、CSS3、JavaScript
厳密にはHTML5, CSS3はマークアップ言語と言われるものですが、JavaScriptを併用することでWebブラウザを経由し情報をユーザーに適切に伝えるために必須な言語セットです。
なお最近ではデザイナーが、これら3つの言語を使用しHTMLマークアップからJavaScript実装まで行う企業も増えてきています。またJavaScriptはWebブラウザだけでなく、Node.jsを使えばサーバー側でも利用可能です。
そしてこれらの言語のバックグランドとしてクラウドに関する知識や、インターネットに繋がったコンピュータの有効な使い方など、違う職種に転職しても使えるスキルが学べます。
プログラマーとして就職するのに有利な言語
プログラマーとして就職するのに有利な言語とは、求人の多いプログラミング言語です。そして、求人の多いプログラミング言語としては、次の3つのサーバーサイド言語が挙げられます。
PHP
プログラムの中にHTMLを埋め込めるのが特徴で、比較的古くからWebアプリケーション開発に使われている言語です。また最近では「Laravel」などのフレームワークとして使われることが多いことから、PHPを学ぶ場合はフレームワークも学んでください。
Java
Javaは企業の情報システムから通信機器など広い用途で使われているプログラミング言語です。そしてJavaの特徴は堅牢な文法とオブジェクト指向で、コンパイル型のため速度が求められるプログラムにも使われます。
特に企業などの情報システムの開発に使われることが多く、プログラミングを教えている専門学校などでも学べる言語です。
Ruby
日本人が開発したプログラミング言語としても有名で、シンプルで読み易いプログラムが組める言語です。Webサービスの構築に使われるフレームワークRuby on Railsにより利用者が増えた言語で、短期間でWebサービスが作れることからスタートアップのIT企業などがよく利用しています。
将来性が高いプログラミング言語
Python
比較的新しい言語。デスクトップアプリ、Webアプリケーションで使用され、最近ではディープラーニングなどのデータ解析にも使われています。米国では注目の言語で就職にも有利というデータがありますが、日本では、まだ研究職やツールとして使われる印象が多い言語です。
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就職におすすめのプログラミング関連資格
業界問わず最近では情報のクラウド化が進んでいますのでAWS認定など、インフラ環境知識の資格や、ITパスポート、基本情報技術者、応用情報技術者などのIT系国家資格などは有利です。
IT業界では有名な資格でも他の業界の採用担当者が知らない資格もあるので、これらの資格が、どう活きるのかを説明できるような準備は必要でしょう。
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未経験からプログラマーとして就職・転職するには
未経験の場合は就職面談時に実際に制作したものを見せられるように準備して臨みましょう。
(実は、この準備は経験がある方にも共通して言える事です。)
新卒の学生さんや、異業種・未経験からの転職者の方々は、上述した業界で良く使われているプログラミング言語に関するリサーチは出来たとしても、勉強にあてる時間を確保するのは厳しいことが多いでしょう。
ただ一方で学業や転職活動とは別に、早めの時期から個人でリサーチした言語の基礎を学んでおく準備と、何かしら自分で制作したものを就職活動中に見せてアピールする学生も多くなって来ています。
また採用側も、そのアウトプットの出来の良し悪しは別として、その制作物を作ろうと思った過程や、どういったアプローチで勉強をしたのか?という点を具体的に見る事によって関心を持ってもらえます。そのため、制作物を提示しなかった人よりも具体的な採用後のイメージを持てることから、良い印象を持つことも少なくはありません。時には面接時間を過ぎて話し込むくらい盛り上がることもあります。
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就職・転職前にプログラミングを学ぶ方法
学ぶプログラミング言語が確定している場合は、本や学習サイトを利用して学んでください。なお最近では、無料で利用でき、練習用のプログラムを実行できる学習サイトもあります。そういった学習サイトの中から使い易いサイトを探して、それを利用してみてください。
また学びが進み理解できない箇所が出てきた時も質問サイトが多数存在しますので、気軽に利用してみましょう。とはいえ『初心者だし・・気が引ける・・』という方も多いでしょうが、経験豊富なプログラマーも同じ道を歩んできているので、会社や業界、そして国や文化を超えて貴方の気持ちも理解してくれます。
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まとめ
ITをビジネスに活用するのが当たり前の今の時代、プログラミングスキルはIT業界だけにとどまらず、全ての業界に必要な能力です。そのためプログラミングスキルを習得できれば、プログラマーとして働く他にもいろいろな場面に役に立ちます。
これから社会人として活躍しようとする方々にとってこの記事が、プログラミング能力と仕事の関係を考える際の参考になれば幸いです。
なお、このサイトを運営しているポテパンでは、Webエンジニアを目指す方にRuby on RailsによるWebサービスの作り方を指導するプログラミングスクール、ポテパンキャンプも運営しています。未経験からWebエンジニアへの就職実績も高いので、興味のある方はぜひチェックしてください。