プログラミングを独学で始める場合、テキストもしくはWebサービスでの学習がメインとなります。
そこで今回はプログラミング初心者におすすめの本をピックアップしてご紹介していきます。
- プログラミング初心者は基本的な仕組みを学習出来る書籍を選択しよう
- 様々な書籍に手を出しすぎて内容が把握出来ていない状態は避けよう
- 書籍以外の方法も活用して学習を進めよう
プログラミング初心者におすすめの本11選
これからはじめるプログラミング基礎の基礎
コンピューターが動く仕組みを徹底解剖し、その知識をベースにプログラムはどのような仕組みで何故動くのか?という基礎の基礎を学習する事ができます。
プログラミングの入門書と言えばプログラム言語を覚えるところから始めがちですが、この本のように基礎の基礎から学習する事でプログラミングする際の幅も奥行も広がります。てっとり早くプログラミング言語を覚えるのもいいですが、是非、基礎の基礎についても学習をしてもらいたい所です。
おうちで学べるプログラミングのきほん
今まで色々なプログラミング入門に関する本を読んできたけどなんとなくすっきりしない。という人に向けて書かれた本です。
プログラムが動く仕組みをしっかり理解し、その上でプログラミングの「きほん」を覚えていこう。という点を大事にしています。
ですので、まずは、プログラムってそもそも何なのか?コンピューターってどんな仕組みで動いているのか?OSって聞いた事はあるけどそもそもなんなの?という「きほん」を押さえてから具体的なプログラミング言語としてJavaScriptとC言語を取り上げています。
巻末付録として代表的なプログラミング言語とその特徴がまとめられていますので次のステップに進む際のガイドとしても役に立つでしょう。
小学生からはじめるわくわくプログラミング
この本は子供向けビジュアルプログラミング言語であるScratchを使い、作りたいものを実現する方法を自分で考え、その考えにそって実際にプログラム作る事で創造力を育てられるように考えられています。
課題のプログラムは簡単なゲームですが、その内容は学校の教科に合わせて考えられている点も特徴的です。
本書ではScratch1.4をターゲットとしていますが、現時点で使う事になるScratch2.0についても触れられている点もうれしい所です。
なお、続編の「小学生からはじめるわくわくプログラミング2」では始めからScratch2.0をターゲットとしています。
10才からはじめるプログラミング図鑑: たのしくまなぶスクラッチ&Python超入門
この本は楽しくプログラムを作れるようになる事をテーマに書かれており、最終的にはプロのプログラマーになりたい!というモチベーションを高め、未来の世界を変えるスーパープログラマーを目指そう!という内容になっています。
タイトル通り10歳という年齢をターゲットにしている所が絶妙で、将来の具体的な夢を描くには十分な年齢ですので、将来「この本を読んだことが理由でした!」というスーパープログラマーが現れるかもしれませんね。
内容ですが、プログラムについての簡単な導入があり、まずはお手頃なスクラッチによるプログラミングを経験したあと、シンプルなシンタックスが特徴的なパイソンを扱い、より実践的なプログラミング技術を習得していきます。
そして最後には基礎技術であるコンピューターの仕組みや現在活躍しているプログラマーなど現実のコンピューター業界についても触れており、まさにプログラマーという職業に憧れを持てるような構成になっています。
はじめてのプログラミング
学研が出版している「まんが入門シリーズ」のプログラム編である本書。Scratchを使って横スクロールのゲームを作成しながらプログラミングの楽しさを体験できるように考えられています。
まんが入門シリーズですので全編まんがで書かれているため飽きずに最後まで読み進めることが出来るでしょう。
まんがを読むことで楽しさを味わい、解説を読んでScratchで実装するという2段構えになっています。Scratch2.0からはWebアプリになった事もあり、より手軽に楽しめるようになりましたからこの本を読んでもっとたくさんプログラミングして欲しいですね。
10日でおぼえるJava入門教室
プログラミング言語の入門書である10日で覚えるシリーズのJava版です。第3版となっている事もあり人気がうかがえます。
Javaの基本を10日間で楽しくマスターするために書かれた本書はJavaの基本である文法と避けては通れないオブジェクト指向の基礎知識を3日間で学習し、4日目からは簡単なゲームを作成しながら実際にJavaプログラムを作って動かします。その後はより本格的なプログラムを題材にJavaの知識を深めていき、最終的にはGUIアプリケーションの作り方を学んでゴールとなります。
本書はJavaの入門書ではありますが、他の言語経験がある事を前提としている部分がありますので全くの初心者では10日で本書の内容を終わらせるのは難しいかもしれません。
プログラミング入門講座――基本と思考法と重要事項がきちんと学べる授業
世界最良の学習メソッドを紹介している本書の内容を実践すれば、プログラミングの基本を最小限の時間で修得できるようになる。という本です。このように書くとなんだか眉唾物ですが、以下のような事を考えている人たちは是非読んでみてください。
- プログラミングの基礎を可能な限り身に付けたい。
- プログラミングを始めたいがどこから始めればいいか見当がつかない。
- これからはプログラミングも一般教養だし、就職にも有利なので学生のうちに勉強していきたい。
- 子供にプログラミングを習わせたいけど何か適当なテキストがないか?
きっと効果が実感できるはずです。
教えて♪ プログラミング まずはなんとなく分かることが大切よ!
物事はなんでもまずは概要を押さえ、それから詳細な内容を理解していくことが大事です。原理原則を理解する事は物事の本質を理解するためには必要ですが、そのためにはアウトラインを理解する事が近道です。
この本もそのメソッドによって書かれており、「なんとなくわかった!」という感覚を持って読み進めていけば原理原則を理解できるようになっています。
スッキリわかるJava入門
スッキリわかるシリーズのJava入門である本書ですが、ターゲットはJavaの初心者と言うよりは何となくJavaを使えているが実はモヤモヤが沢山あるんだよね~という脱初心者出来ないエンジニアをターゲットとしています。
基礎のおさらいから「なんとなく」の代表格であるオブジェクト指向についても章を設けています。Javaに限らずオブジェクト指向をマスターしたいならしっかり復習してスッキリさせておきたい所です。
プログラムはこうして作られる
ここまで紹介した本とは少し毛色が違いますが、プログラミング初心者にも是非読んで欲しい本ですので紹介します。
この本はプログラミング言語を勉強するための本ではなく、副題にもあるようにプログラマーがどのように考えプログラムを作成しているのかを頭の中を覗いて解析しようと言う趣旨の本です。
みなさんがよく知っているゲームを題材に取り上げ、「頭の中」を覗いていくわけですが敢えて間違った例をあげるなど、とにかく読者自身に考えさせる構成になっています。やり方より考え方を身につける事を最重要とする著者の考えが反映された内容です。
あくまでも考え方に焦点を当てるために、特定の言語に囚われないように新しい言語まで用意する徹底ぶりです。
実際にプログラマーが考えたであろう道順を敢えて再現していますので、答えを知っていれば回り道となるような場面であってもショートカットするのではなく忠実に回り道します。
今後プログラマーとして活躍して行きたいと考えている方は是非手に取って貰いたい本になっています。一点だけ言わせてもらえるとすれば、とにかく分厚いです。そのため、手に取るにはちょっと勇気が必要かも。ただ、得られるものは予想を大きく上回る事は確実ですので是非チャレンジして欲しいです。
「プログラミング初心者向けの本をもっと知りたい」といった方は、「ポテパンキャンプ」の無料カウンセリングも試してみてください。
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まとめ
本記事では、プログラミング初心者におすすめの書籍情報をご紹介してきました。
近年は書籍だけでなく、Webでのプログラミング学習サービスも数多く提供されていますので、ご自身にあった学習スタイルを選択してみてください。