プログラミングの流れは①目的を明確にする②設計する③コーディング(実装)する④デバッグ(修正)するの4つの行程で成り立ちます。
しっかり練習することで理解を深められるよう、本記事ではおすすめの練習方法についてご紹介していきます。
- プログラミング練習方法は教本・オンライン教材・スクール・OJTを活用する
- 練習問題が解けるサイトでスキルアップを目指そう
- プログラミング学習サイトで知識量を増やしておこう
初心者におすすめのプログラミング勉強方法
IT、IoTの時代の到来は企業の姿を変えました。ほとんどすべての企業は今日、社員にコンピューターを支給しており、IT企業や大手企業はSEやプログラマーを配置するセクションを設けています。プログラミングやエンジニアリングで作成するソフトウエアは、企業の成長を支えています。理想を言えば、社員はすべて基礎的なプログラミングを学び、身に付けておきたい時代です。
プログラムを書いた経験のない人は、手始めにいくつかある勉強法の中から自分に適した道を選びましょう。それは①教本でプログラミングを学ぶ②オンライン講座を受ける③スクールや講座で学ぶ④働きながら勉強するーの4つです。
初心者の皆さんは、この4つの勉強法から1つまたは2つ以上選ぶことになります。選択の一助になるよう、4つの勉強法の特徴を参考のため以下に記載します。
教本を購入する
最も気を遣わず、手軽に入門できるのは教本を購入する勉強法です。プログラミングに必須の知識を独学で習得できる教本はたくさんあります。「おすすめプログラミング教本」をインターネットで検索して、1,2の教本を購入するか、身近のプログラマーやSEから推薦してもらいましょう。
教本による勉強法で大切なことは、読み捨てにしないことです。初歩のプログラミング手法を、自分のPCを使って打ち込んでみましょう。1カ所でもタイプミスがあれば、プログラムは動きません。独学のコツは、最初から最後まで教本通り何回も入力を繰り返して、プログラミングに慣れることです。
オンライン講座
ネット検索すると、プログラミングのオンライン講座がいくつも見つかります。オンライン講座のいいところは、何時でも、自分の都合に合わせてマイペースで勉強できる利便性です。
「日本e-Learning大賞」の「プログラミング教育特別部門賞」を受賞したTechacademy、5万5000のウェブ講座をそろえたUdemyなど、自分のライフスタイルに合ったオンライン講座が必ず見つかります。
スクール、講座などに通う
プログラミングのスクールや講座に通うことは、講師やインストラクターとの対話ができるので、勉強がスムーズに進むメリットがあります。
スクールや講座は、授業内容が整備されており、プログラミングのためのツール使用法、文法など、きめ細かな実践的教育を施してくれます。
働きながら勉強する
最近はOJTとかOJT研修などという言葉が流行っています。OJTとはon-the-job training(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)、日本語では「仕事をしながら訓練を受ける」という意味で、職場での実務を通じて行う社員教育・訓練のことです。
入社後に働きながらプログラミングを修得してもらう企業が増えています。IT系の企業は、SE職を求める入社試験を行っていますが、多くの企業は未経験者でも入社後プログラミングを学んでもらいます。
「プログラミング練習方法をもっと詳しく知りたい」といった方は、「ポテパンキャンプ」の無料カウンセリングも試してみてください。
プログラミングをしっかり練習してエンジニアを目指すならこちら
プログラミング問題が解けるサイト5選
プログラミング初心者は、数カ月も勉強すると次第に興味がわいてきます。ネット上には「競技プログラミング」という出題された問題を解くサイトが数多くあります。ここでは比較的初心者から中級までの人々に適したサイトを5つ紹介しましょう。
転職サイトの「paiza」
paizaは、IT/エンジニアを目指す人向けの転職サービスです。サイト内でプログラミングスキルを測定したり、転職活動ができます。PHPやJavaなどプログラム言語の講座が用意されており、日常のプログラミング学習にお勧めです。3分間の動画と練習問題からプログラミングに挑戦できます。
日本語による「コーディング道場」
コーディング道場は、学生に就職支援に力を入れ、300社余りのIT企業への就職斡旋を行っています。コーディング練習のために100種ほどの問題を用意しており、PHP、Rubyのスキルを学び、試すことができます。
コンテストを開催する「AtCoder」
AtCorderは、サイト登録者3万7000人、開催時1万人の参加者を誇る国内最大のプログラミングコンテストを開催しています。コンテストには難易度があり、スキルに合った難度を選ぶことができます。テスト結果はランキング表示されます。
ゲーム感覚の「ChekiO」
CheckiOは、フォーマットがゲーム形式で、PythonやJavaScriptでプログラムを書きながらゲーム感覚で学べます。ゲームのプログラミングは徐々に難解になっていきますが、ほかのユーザーの回答を参照できますので、自作のプログラムと比較検討することができます。ヒントを見る機能も付いています。
世界で知られる「TopCoder」
TopCoderは、世界の60万人が参加している最大規模の競技プログラミングコンテスト。競技に参加すると、スキルを表す赤い数字のレーティングが付きます。名前が赤で表示される「レッドコーダー」は、2200以上のレーティングを獲得した挑戦者となり、世界のITエンジニアから注目される存在となります。
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プログラミング学習ができるサイト5選
ネット上にはプログラミング学習サイトがたくさんあります。プログラミングの勉強を続けると、自分のレベルがどれほどか知りたくなるものです。プログラミングの基礎を修得した人は、サイトにあるプログラミングの問題に挑戦して、実力をチェックしてみましょう。
「Rubyがミニツク」
日本人が開発したプログラム言語のRubyは、美しいだけでなく実用的で、世界中のプログラマーから支持されています。「Rubyがミニック」は、Ruby言語のeラーニング研修システムです。演習、入門、Ruby技術者認定試験(Silver)などのコースがあります。
「code.org」
code.0rgは、米国で制作された子供向けプログラミング学習サイトです。日本語切り替えが可能です。米国では4歳以上の子供向けに推奨されています。子ども向けと侮ってはいけません。「アナと雪の女王」「スターウォーズ」など人気のコンテンツがあり、初級者は安心して楽しく学べます
「ロジックサマナー 閃光の召喚プログラマ」
ロジックサマナー 閃光の召喚プログラマでは、RPGを楽しみながらプログラミングが学べます。このサイトでは「Hello,World」で始まる問題はありません。プログラミングの基礎を修得済みの人が挑戦するのに最適なサイトです。
「AIZU ONLINE JUDGE」
AIZU ONLINE JUDGEは、大学が運営しているランキング形式のプログラミングサイトです。世界中のプログラマーが参集しており、コンテストで問題を解くと、自分のスキルが世界ランクで表示されます。初心者向けの「Hello,world」の出力から始まりますが、随所にC++、Java言語が使われています。
「エンジニアの入り口」
エンジニアの入り口は、Linuxの知識がない初心者がステップバイステップで学べるLinux入門講座です。初心者が勉強になるJava演習問題がそろっています。
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まとめ
IT、IoT、PCが飛び交う時代です。文部科学省は2020年度から、プログラミングを小中学生の授業に取り入れる検討を始めています。プログラミングは、スマホゲームはじめあらゆるシステムを支えています。日常あるいは社会生活の中で、プログラミングは身に付けてほしい常識と言えないでしょうか。ここでは初心者向けのプログラミング練習に絞って紹介しました。