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SQLの文字列結合についてまとめています。

SQLの文字列結合はconcat

SQLで文字列を結合するにはconcat関数を使います。以下は、concatでemp_no(社員番号)、’:’、first_name(姓名の名)、空白、last_name(姓名の姓)を結合した例です。

mysql> select concat(emp_no, ' : ', first_name, ' ', last_name) from employees limit 10;
+---------------------------------------------------+
| concat(emp_no, ' : ', first_name, ' ', last_name) |
+---------------------------------------------------+
| 10001 : Georgi Facello                            |
| 10002 : Bezalel Simmel                            |
| 10003 : Parto Bamford                             |
| 10004 : Chirstian Koblick                         |
| 10005 : Kyoichi Maliniak                          |
| 10006 : Anneke Preusig                            |
| 10007 : Tzvetan Zielinski                         |
| 10008 : Saniya Kalloufi                           |
| 10009 : Sumant Peac                               |
| 10010 : Duangkaew Piveteau                        |
+---------------------------------------------------+
10 rows in set (0.00 sec)

【関連記事】
SQLのconcatはCONCATENATE(連結)の略 区切り文字指定にはconcat_wsを使用 

Oracleの文字列結合

OracleのCONCAT関数の構文は以下の通りです。

CONCAT(char1, char2)

関連)Oracle公式ドキュメント:CONCAT

OracleのCONCATは、引数を2つしか指定することができません。そのため、CONCAT関数で複数の文字列を結合するには、以下のように入れ子にする必要があります。

SELECT CONCAT(CONCAT(last_name, '''s job category is '), job_id) "Job" 
  FROM employees 
  WHERE employee_id = 152;
 
Job
------------------------------------------------------
Hall's job category is SA_REP

ただし、Oracleには文字列結合子「||」があるので、2つ以上の値の結合はこちらのほうが使い勝手がよく、コードも見やすいです。

INSERT INTO tab1 (col1,  col2,     col3,     col4)
          VALUES ('abc', 'def   ', 'ghi   ', 'jkl');

SELECT col1 || col2 || col3 || col4 "Concatenation"
  FROM tab1;

Concatenation
------------------------
abcdef   ghi   jkl

参考)Oracle公式ドキュメント:連結演算子

SQL Serverの文字列結合

SQL Serverの文字列結合は、CONCAT関数で構文は以下の通り。

CONCAT ( string_value1, string_value2 [, string_valueN ] )  

SQL Serverでは、CONCATの引数は2個以上254個未満の指定が可能です。

参考)CONCAT (Transact-SQL) – SQL Server | Microsoft Docs

以下は、5つの値を連結した例です。数値は暗黙的に文字列に変換します。

SELECT CONCAT ( 'Happy ', 'Birthday ', 11, '/', '25' ) AS Result;  

Result  
-------------------------  
Happy Birthday 11/25  
  
(1 row(s) affected)  

また、SQL Serverでは、NULL値をからの文字列に暗黙的に変換します。連結対象の文字列の一つにNULLが含まれていた場合、NULLは無視されます。

CREATE TABLE #temp (  
    emp_name NVARCHAR(200) NOT NULL,  
    emp_middlename NVARCHAR(200) NULL,  
    emp_lastname NVARCHAR(200) NOT NULL  
);  
INSERT INTO #temp VALUES( 'Name', NULL, 'Lastname' );  
SELECT CONCAT( emp_name, emp_middlename, emp_lastname ) AS Result  
FROM #temp;  

Result  
------------------  
NameLastname  
  
(1 row(s) affected)  

SQL Serverには区切り文字指定が可能な文字列連結関数CONCAT_WSが用意されています。

CONCAT_WS ( separator, argument1, argument2 [, argumentN]... )

参考)CONCAT_WS (Transact-SQL) – SQL Server | Microsoft Docs

以下は、区切り文字として、’ – ‘を指定した例です。

SELECT CONCAT_WS( ' - ', database_id, recovery_model_desc, containment_desc) AS DatabaseInfo
FROM sys.databases;

------------------
1 - SIMPLE - NONE
2 - SIMPLE - NONE
3 - FULL - NONE
4 - SIMPLE - NONE

連結対象の文字列がNULLの場合はスキップ(無視)されます。

SELECT CONCAT_WS(',','1 Microsoft Way', NULL, NULL, 'Redmond', 'WA', 98052) AS Address;

Address
------------   
1 Microsoft Way,Redmond,WA,98052

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MySQLの文字列結合

MySQLの文字列連結関数CONCATの構文は以下の通りです。

CONCAT(str1,str2,...)

参考)MySQL :: MySQL 5.6 リファレンスマニュアル :: 12.5 文字列関数

MySQLでは連結対象の文字列に一つでもNULLが含まれていた場合、CONCATの返り値はNULLになります。

mysql> SELECT CONCAT('My', 'S', 'QL');
        -> 'MySQL'
mysql> SELECT CONCAT('My', NULL, 'QL');
        -> NULL
mysql> SELECT CONCAT(14.3);
        -> '14.3'

また、MySQLでは、文字列を空白で区切って記述すると連結する機能があります。

mysql> SELECT 'My' 'S' 'QL';
        -> 'MySQL'

CONCAT_WSは、区切り文字を指定して文字列の連結を行います。

CONCAT_WS(separator,str1,str2,...)

連結対象の文字列にNULLが含まれていた場合、処理がスキップされます。ただし、区切り文字(第一引数のseparator)がNULLの場合、結果はNULLになります。

mysql> SELECT CONCAT_WS(',','First name','Second name','Last Name');
        -> 'First name,Second name,Last Name'
mysql> SELECT CONCAT_WS(',','First name',NULL,'Last Name');
        -> 'First name,Last Name'

PostgreSQLの文字列結合

PostgreSQLの文字列結合関数のconcatの構文は以下の通りです。

concat(str "any" [, str "any" [, ...] ])

PostgreSQLでは、連結対象の文字列にNULLが含まれていた場合は無視します。

select concat('abcde', 2, NULL, 22);

--------
abcde222

区切り文字を指定して文字列を結合する関数concat_wsの構文は以下の通りです。

concat_ws(sep text, str "any" [, str "any" [, ...] ])

NULLは無視されます。

concat_ws(',', 'abcde', 2, NULL, 22)	

----------
abcde,2,22

まとめ

ポテパンダの一言メモ
  • SQLで文字列を結合するにはconcat関数を使用する
  • concat関数は指定できる引数の数やNULLの扱いなど、DBMSによって仕様が異なる
  • DBMSによっては、concat以外に文字列結合子などで文字列の連結が可能なものもある

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