ネットワークエンジニアとしてのキャリアを考えている方の中には平均年収について気になっているかたも多いのではないでしょうか。
本記事では、ネットワークエンジニアの平均年収から年収アップを目指す方法までご紹介していきます。
- ネットワークエンジニアの平均年収は20代で419万 40代で694万
- 年収アップには資格取得もおすすめ
- 実務経験が長くなるほど平均年収はあがる
- 大規模企業への転職は年収UPの確立が高い
- フリーランスのネットワークエンジニアを目指すなら年収20~70%UPを目指そう
ネットワークエンジニアの平均年収
年代別
はじめにネットワークエンジニアの平均年収を20代、30代、40代、50代別に紹介していきます。
20代のネットワークエンジニアの平均年収は419.2万円で、平均月額給与は26.2万円で、ボーナスは104.8万円です。そして30代の平均年収は546.5万円で、平均月額給与は34.1万円で、ボーナスは136.7万円です。
そして40代のネットワークエンジニアの平均年収は694.3万円で、平均月額給与は43,4万円で、ボーナスは173.6万円です。また50代の平均年収は782.7万円で、平均月額給与は48.9万円で、ボーナスは195.7万円です。
年代が上がるにつれて平均年収、平均月額給与は上がる傾向にあるのが分かります。これはネットワークエンジニアがネットワーク構築に関する幅広い知識と実務経験が必要ためです。実務経験が長いほどネットワークエンジニアとしての価値は高まります。
役職別
つづいて役職別にネットワークエンジニアの平均年収と平均月額給与、そしてボーナスを詳しく紹介します。
主任クラスのネットワークエンジニアの平均年収は562.0万円で、平均月額給与は35.1万円で、ボーナスは140.5万円です。そして係長クラスの平均年収は699.5万円で、平均月額給与は43.7万円で、ボーナスは174.9万円になります。
また課長クラスのネットワークエンジニアの平均年収は924.3万円で、平均月額給与は57.8万円で、ボーナスは231.1万円になります。そして部長クラスの平均年収は1,021.8万円で、平均月額給与は33.2万円で、ボーナスは132.6万円です。
ネットワークエンジニアであっても役職が高い方が平均年収など高額になる傾向があります。ただし役職が上がるにつれプロジェクト全体の管理を行う業務などが出てくるため、ネットワークエンジニアとしての知識、技術を常に勉強しておく必要があります。
企業規模別
つづいて働いている企業規模別にネットワークエンジニアの平均年収とボーナスを詳しく紹介します。
大企業で働くネットワークエンジニアの平均年収は759.8万円で、ボーナスは47.4万円です。そして中企業の平均年収は628.8万円で、ボーナスは39.3万円です。小企業の平均年収は569.9万円で、ボーナスは35.6万円です。
他の業種と同じようにネットワークエンジニアも中小企業よりも大企業の方が平均年収は高額です。ただし新卒や未経験で大企業で働くのが難しいので、中小企業やベンチャー企業で実務経験を積んでから大企業への転職活動を行うのが確実です。
資格を取ると年収はアップする?
ネットワークエンジニアとして年収を上げる方法の一つに資格取得があります。
おすすめしたいのはアメリカのコンピュータネットワーク機器開発会社であるシスコシステムズの資格である、「CCNA」「CCNP」「CCIE」といった資格です。
特にCCIE(Cisco Certified Internetwork Expert)はネットワークエンジニアとして価値の高い資格になっており、取得することで転職活動が有利になり、年収を上げることが可能になります。
平均年収の傾向
これまで年代別、役職別、企業別とネットワークエンジニアの平均年収を解説してきましたが、全体の平均年収の傾向として大企業、また高い役職、そして高い年代のネットワークエンジニアが高額になっている傾向があります。
基本的に他の職種であっても同じ傾向はありますが、ネットワークエンジニアの場合必要な専門知識や技術があるため、実務経験が長く高い技術を持っている人の年収が上がりやすいです。
年収を左右する条件
他の職種と同様に企業規模と役職が年収に大きな影響を与えますが、それとは別の要素としてネットワークエンジニアはやはりエンジニアなので経験・資格・年齢といった要素も年収に絡んできます。
企業規模
大企業ほど年収が高い傾向です。
役職
役職が高いほど年収が高い傾向です。
経験
経験豊かなほど年収が高い傾向です。
資格
取得が困難な資格ほど年収が高い傾向です。
年齢
50代前半までは年齢が上がるほど年収が高くなる傾向です。
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年収UPのためのポイント・方法
これまでの要素を元に年収を上げる方法を検討してみましょう。
大企業へ転職する
大企業は給与水準が高いので大企業に入社できれば一気に年収UPする可能性があります。ただし大企業の求人には応募が殺到し高い競争率になるのでライバルに打ち勝つには経験や実績に加えスキルを証明する資格が必要になるでしょう。
昇格し役職を上げる
他の職種でもそうですが役職を上げて年収UPを図るもの方法のひとつです。ただし役職を上げる基準は企業によって様々で自分自身の努力だけでは上がらないこともあります。
経験を積む
ネットワークエンジニアは技術職なので経験を積まなければ得られないノウハウも沢山あります。障害対応などはその良い例となるでしょう。必ずしも年齢と経験は一致せず、ネットワークエンジニアとしての勤続年数が少なくともたくさんの経験を積める職場環境の企業もあります。また企業によっては大規模なネットワーク開発をやらせて貰えないこともあるのでキャリアパスの意味で大規模ネットワークを手掛ける企業に転職するのも良いでしょう。
年齢を重ねる
傾向を見ると50代前半までは年収は上がる傾向にあります。ただ上がり幅が途中から落ちてくるのでやはり高収入を目指すなら40代後半までにある程度の役職に就く事が必要でしょう。
資格を取得する
Cisco Systemsの資格が国際的に信頼性が高く年収UPに直結します。「CCNA」「CCNP」「CCIE」とあるのですがCCIEに関しては試験難易度が非常に高い反面、取得できれば年収800万円オーバーも夢ではありません。大企業への転職を希望する場合にも大きな助けとなるでしょう。またフリーランスとして独立しても十分やっていけます。
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▶ネットワークエンジニアのキャリアパスはどう考えるべきか?
在宅ネットワークエンジニアが目指すべき年収
フリーランスとして独立し在宅ネットワークエンジニアとしてやっていく場合は経験と資格が年収を左右する大きなポイントになります。逆にこれがないと独立しても収入は増えるどころか仕事の受注すら出来ない可能性があります。一般的にフリーランスとして独立してやっていく場合はそれまでの年収の20%~70%アップが目標値とされています。例えば今の年収が500万円ならば600万円~850万円が目指す目標です。
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まとめ: 年収UPを目指そう!
ネットワークエンジニアの年収を上げるポイントは「大企業へ転職する」「昇格し役職を上げる」「経験を積む」「年齢を重ねる」「資格を取得する」です。
これらを参考に年収アップを目指しましょう!