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Webサービスの利用者が操作する画面がフロントエンドで、この開発を担当するのがフロントエンドエンジニアです。とはいえWeb画面を作れれば誰でもフロントエンドエンジニアとして働ける訳ではありません。Webサービス全体の仕組みなど、様々な知識やスキルが必要とされる職種です。

今回はそのようなフロントエンドエンジニアの仕事内容と、求められるスキルやどんな方が向いているかなどを解説します。

この記事の結論
  • フロントエンドとは、Webサービスで利用者が操作する側のこと。
  • フロントエンドの構成要素は、ベースになるWebサイトを表示する処理、バックエンド側と非同期通信する処理、バックエンド側と通信した結果を表示する処理の3つ。
  • フロントエンドエンジニアの役割は、利用者が操作する動的なWebサイトの作成と、Webサーバーとやりとりする処理。
  • フロントエンドエンジニアに必要なスキルとは、Webシステムに対する理解、プログラミングスキル、コミュニケーションスキルの3つ。さらに他のチームメンバーのスキルや管理スキル、指導スキルもあるとなおいい。
  • フロントエンドエンジニアに向いている人の特徴は、勉強する習慣と柔軟な対応力の2つ。

フロントエンドとは


フロントエンドは英語の「front end」が語源のIT用語で、プログラムやシステムの入出力に関わる処理を指す言葉です。ただしWeb系でフロントエンドと言えば、Webブラウザなどで利用者が操作する画面での処理を指します。

まずは今の時代のフロントエンドとは何かについて解説します。

フロントエンドとバックエンドの関係

今の時代、クラウド上に多くのWebサービスが稼働しています。そういったサービスとは、クラウド上のサーバーに格納された情報を、Webブラウザからのリクエストに応じた検索や計算などを実行し、その結果をWebブラウザで表示する仕組みです。

つまり、リクエストを送り、その結果を表示するWebブラウザ側の処理と、クラウド上のサーバーで稼働する処理に分けられます。この前者がフロントエンドで、後者がバックエンドです。

フロントエンド側はWebブラウザ以外でもOK

先ほどWebブラウザ側の処理をフロントエンドと紹介しましたが、その対象はWebブラウザだけではありません。同じ処理さえできれば他のプログラムでも可能です。

例えばパソコンではEdgeやChromeといったWebブラウザで使えるものの、スマートフォンでは専用のアプリを使う仕組みもよく見かけます。この場合、スマートフォンで動作するアプリは、パソコンのWebブラウザと同じ処理、すなわちフロントエンドの処理を実行します。

フロントエンドの構成要素は3つ

Webサービスで使われるフロントエンド側の処理は、大きく分けると次の要素に分けられます。

なお非同期通信とは、Webブラウザで動作するJavaScriptのプログラム内でWebサーバーとやりとりする仕組みで、Ajaxとも呼ばれる仕組みです。そして最近では、サーバー側でHTMLを作るのはなくHTMLの主要パーツのみ送信し、フロントエンド側で表示するWebサイトを合成する技術も使われています。
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フロントエンドエンジニアの役割

フロントエンドエンジニアとは、先ほど紹介したWebサービスのフロントエンド側の開発を担当するエンジニアです。

とはいえWebサービスのフロントエンド側は、Webサービスによって全く違います。何か1つのスキルを覚えたら、それだけでずっと仕事ができる訳ではありません。むしろ仕事に必要な技術の数が多く、しかもつぎつぎに新しい技術に移り変わるため、それらをキャッチアップして仕事に活かしていく必要がある仕事です。

次からフロントエンドエンジニアの役割について、Webサイトの作り方を中心に紹介します。

利用者が使う画面を表示する処理を作る

先ほどのフロントエンドの構成要素で紹介したように、フロントエンドエンジニアは利用者が使う画面の作成と、非同期通信で受け取ったデータを表示する画面を作成する処理を作成します。

なおデザイナーが作成したWebサイトのイメージから、HTMLとCSSによりWebサイトを作るのは、コーダやマークアップエンジニアの仕事です。これらの職種はWebサービスを開発するチームとして、フロントエンドエンジニアといっしょに働くこともあります。

しかしフロントエンドエンジニアは、バックエンド側と通信した結果を表示する処理に適した、言わば動的なWebサイトを作るのが仕事です。なおフロントエンドエンジニアの中にはコーダやマークアップエンジニアの仕事を兼ねる方もおり、企業によっては両方できることを高く評価するケースもあります。

バックエンド側と非同期通信する処理を作る

フロントエンドエンジニアにとって重要なスキルが、Webブラウザの非同期通信(Ajax)を使いこなせる能力です。これを理解するには、WebサーバーとWebブラウザとは、お互いどのように通信しているかを理解しなければなりません。まずは非同期通信で使われるデータ形式とそれを処理するプログラムの書き方をマスターしましょう。

また、経験豊富なフロントエンドエンジニアの多くは、バックエンド側の処理も作れます。ただしバックエンド側で使われるプログラミング言語とフロントエンド側で使われるプログラミング言語が違うケースが多いので、大抵は違うプログラミング言語を覚えることになるでしょう。

さらにWebサービスでは必ずデータベースを使います。必要に応じてデータベースを活用できるスキルも学んでください。
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フロントエンドエンジニアの仕事内容

つづいてフロントエンドエンジニアの仕事内容について紹介します。

Webサービスの開発は、少人数のチームを編成して実施するのが一般的です。そして、そのメンバーにはフロントエンドエンジニアの他、Webサービスの仕様を決めるWebディレクター、画面のデザインを担当するWebデザイナー、バックエンド側の処理の開発を担当するバックエンドエンジニア、クラウド上のサーバーを管理するエンジニアなどといっしょに仕事を分担します。

そして多くの場合、明文化された設計書がある訳ではなく、Webディレクターが決めた仕様に合わせて各メンバーと調整しながら開発を進めます。そのためフロントエンドエンジニアとして仕様にわせてプログラムを作れる能力と、専門が違うチームメンバーと調整できるだけのコミュニケーションスキルが必要です。

さらにフロントエンド側で利用するWebブラウザやフレームワークや各種ライブラリの更新の有無をチェックし、開発に利用する上でのリスクの有無を明確にしなければなりません。

また、チームリーダーを任された場合は、プロジェクトの進捗管理や他部門との調整、メンバーのスキル管理などの仕事も担当します。
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フロントエンドエンジニアに必要なスキル


つづいてフロントエンドエンジニアに必要なスキルについて紹介します。

Webシステムに対する理解

フロントエンドエンジニアとして働くためには、Webシステムに対する理解が必要です。具体的には、WebブラウザとWebサーバー間の同期通信および非同期通信とは何かは最低限理解しましょう。

なおWebブラウザで動作する処理を担当する場合、JavaScirptのプログラミングスキルとHTMLとCSSの知識が必要です。さらにJavaScirptでHTMLを操作する場合、DOM(Document Object Model)が使われるの、この使い方もマスターしておきましょう。

プログラミングスキル

少人数のチームの一員としてプロジェクトに参加することの多いフロントエンドエンジニアは、仕様からプログラムを作るプログラミングスキルが必要です。

なお、プログラムの文法は学習サイトなどでも学べますが、仕様からプログラムを作れるスキルは、ある程度経験を積まないと身に付きません。未経験からフロントエンドエンジニアを目指す方は、ポートフォリオを作成するなどの経験から、プログラミングスキルを身に付けましょう。

コミュニケーションスキル

日頃から自分と異なる職種のエンジニアと接することの多いフロントエンドエンジニアにはコミュニケーションスキルも必要です。

チーム内にはWebディレクトターやWebデザイナーなど、プログラミングに疎い方も参加しています。子のような方にも解るように、専門用語を使わずに相手に理解できる言葉に置き換えるなど、話し方に気を付けましょう。

他のチームメンバーのスキル

会社によってはフロントエンドエンジニアに求められる役割が違っています。

例えば、デザインを重視する会社では、Webデザイナーのスキルが、またシステムを重視する会社ではバックエンド側のプログラミングスキルを重視します。そのようなスキルをフロントエンドエンジニアにも求めるケースがあるので、積極的に学習しましょう。

管理スキルや指導スキル

フロントエンドエンジニアとして年収アップを考えている方は、管理スキルや指導スキルの習得も検討してください。

今のエンジニア不足は、プロジェクトを任せられる高いスキルのエンジニアが不足しているのが原因です。そして、そのようなエンジニアなら高い報酬が期待できます。ぜひ、管理スキルや指導スキルを習得して、フロントエンドエンジニアとして年収アップを目指してください。
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フロントエンドエンジニアに向いている人

つづいてフロントエンドエンジニアに向いている人の特徴2つを詳しく紹介します。

勉強する習慣がある人

フロントエンドエンジニアに限らず、エンジニアやプログラマーは常に新しい技術・言語を学ぶことが必要とされる職種です。そのため日々勉強する姿勢・習慣のある人が向いています。

例えば従来のWebサービスのフロントエンドは、Webサーバー側でWebサイトの初期画面を作成し、その画面の中でJavaScript向けのライブラリを利用した機能を利用していました。しかし、今はWebサーバーからWeb画面のパーツのみ受け取り、Webブラウザ側で画面を完成させ、利用者の操作で画面を書き換える、ブラウザのレンダリングも使われています。

こうした従来とは全く違う考え方の新しい技術を学べるように、最新のIT技術を日頃からチェックしておきましょう。また、最新のIT技術に関する情報は英語で発信されることが多いので、英語の原文が読めるようになっておくと便利です。

柔軟な対応力がある人

フロントエンドエンジニアは仕事内容も案件の内容や働いている企業によって変動します。そのため取り組む案件や組むチームに合わせて対応する柔軟な対応力が必要です。

例えば従来のやり方と新しいやり方のメリットとデメリットを比較し、新しいやり方が有利と判断したらそれを使う、といった姿勢が求められます。ただし、柔軟性を発揮するには様々な選択肢と比較できるように、多くのことを学んでいなければなりません。

プロジェクトに合わせて適切に対応可能な、柔軟な対応力があるフロントエンドエンジニアを目指しましょう。
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まとめ


今回紹介したようにフロントエンドエンジニアの仕事内容とは、Webサービスのフロントエンド側の開発です。そしてこの仕事をやるにはWebサービスの仕組みを理解し、チームメンバーと協力して進められるスキルを必要とします。

さらに進化の早いIT業界でもWeb系は特に早く、新しい技術に次々に置き換わっています。こうした新しい技術を活用できるように、常に新しい技術を学び、それをプロジェクトに使う柔軟性が必要です。ぜひ、今回の記事を参考に、プロとして活躍できるフロントエンドエンジニアを目指してください。

なお、このサイトを運営しているポテパンでは、未経験でも即戦力として働けるスキルを学べるプログラミングスクール、ポテパンキャンプも運営しています。Webサービスを開発するエンジニアを目指している方は、ぜひ、こちらもチェックしてください。

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