突然ですが、習得するプログラミング言語によって年収が変動することをご存知でしょうか。現在、日本では「Java系」や「C言語」といったプログラミング言語が主流です。
ところが、「世界」を基準として見るとプログラミング言語一つとっても年収が100万円単位で違ってくるのです。できることなら、年収が高いプログラマーになりたいですよね。
そこで今回は、年収が高いプログラマーになるために「年収が高いプログラミング言語」についてご紹介していきます。
- 平均年収は400万円前後であるが、言語によって収入が大きく違う
- ScalaやPythonなどの需要が高い言語が比例して年収も高い
- 日本はIT産業でさえも年功序列で給料が変わるところが多い
- 年収を上げるためにはフリーランスや上流工程できるマルチスキルな人間になろう
プログラマーの平均年収
それでは、各プログラマーの平均年収をご紹介していきます。
どのプログラムを書くとどれくらいの収入がもらえるのか、目安にしていただければと幸いです。
プログラマー自体の平均年収は「約400万円前後」
プログラマーの平均年収は、約400万円前後と言われています。月収に換算すると約30万円といったところでしょうか。では、どのプログラム言語別に年収をご紹介していきます。
1位:Scala
前章でも1位に入ったScalaが、ここでもランキング1位を獲得しました。平均年収は、400万円以上と非常に高額になっています。
月収も30万円以上となっていてライバルも非常に少ないので、いまがまさに狙いどきといえるのではないでしょうか。
2位:Python
前章と変わらない順位にランクインしました。平均年収は395万円と、わずかにScalaには及びませんでしたが求人件数は右肩上がりに増えています。
そのため、今後の平均年収の増加にも期待できるでしょう。
3位:Swift
平均年収では、Kotlinを上回って3位にランクインしました。
平均年収は388万円と、わずかにPythonには劣りますが求人数が増えてきていますが、プログラマー自体が少ないため、狙い目のプログラミング言語といえるでしょう。
4位:Ruby
他の言語に比べると年収は高くないようですが、平均年収の面で見ると第4位にランクインしました。
ウェブサイトを開発するのに必要な言語で人気もあるので、今後もさらに求人も増えていき平均年収も上がっていくと予想されます。
現在の平均年収は約380万円前後といわれています。
5位:Perl
Perlというプログラミング言語を知らない方も多いのではないでしょうか。
Perlとは、ウェブやアプリケーションの開発、システム管理、テキスト管理に使用されているプログラミング言語です。
汎用性や生産性が高いプログラミング言語なので、今後求人倍率が上がると予想できます。現在の平均年収は約370万円前後と言われています。
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Javaエンジニアの平均年収はどれくらい?
ところで、現在プログラミングを学んでいれば知らない人はいないといえるほど、人気の高いプログラミング言語ですが、平均年収はいくらくらいか予想できますか?
平均年収はおよそ360万円前後
実は、Javaの平均年収は約360万円前後と言われています。
これまで紹介してきたプログラミング言語の平均年収と比較してみると、多少低く感じるかもしれませんが、C言語のエンジニアより年収は8万円ほど高めになっています。
ですが、決して年収が低いわけではなく言語自体も複雑ではないので、初心者の登竜門としてちょうどいいのかもしれません。
プログラマーの年収の差は何で決まるの?
同じプログラマーなのに、なぜ年収に大きな差が出るのか気になりますよね。
大きな理由は、以下の2つにあると考えられます。
- 年功序列制度の定着
- 扱えるプログラミング言語の多さ
年功序列制度の定着
現在の日本が、まさしく年功序列制度となっています。
年功序列制度を簡単に説明すると、勤続年数が長い人の意見が通りやすくなる制度です。年功序列制度は年収にも反映されています。
自分の給料と上司や課長の月収を比べてみると、一目瞭然かもしれませんね。
その代わり、もしあなたが大きなミスをしてしまったとしても、カバーしてくれるのは上司や課長です。その「仕事に対する責任」も月収に含まれていると考えておくと良いでしょう。
扱えるプログラミング言語の多さ
プログラミング言語の多さは収入に大きな影響を与えると考えられます。
突然ですが、以下の2人がいるとします。
- Javaプログラミングができる人間
- JavaプログラミングとC言語プログラミングができる人間
あなたならどちらの人間を採用するでしょうか。
つまり、扱えるプログラミング言語が多ければ多いほど「プログラマーとしての希少性」が高まるので、年収に差が生まれやすいと考えられるのです。
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プログラマーで年収1,000万円を狙うには
最後に、プログラマーで年収1,000万円を目指す方法をご紹介していきます。
主な方法は以下の3つです。
- フリーランスになって単価を上げる
- 上流工程もできるようになる
- シェアソフトを開発する
フリーランスになって単価を上げる
プログラミングスキルに自信があって収入に不満があれば、フリーランスになるのも一つの手だといえるでしょう。
企業に所属していると、時間に縛られるだけでなく給料も固定で休みもまともに取れません。会社を辞めてフリーランスとして独立すると、自分のやりたい仕事だけを選んで仕事をもらうことができます。
仕事を渡す側としても、スキルのある人間に渡す単価を安くするわけにはいきません。そのため、フリーランスになって開発案件の単価を上げてもらうことも、ひとつの手段として覚えておくと良いかもしれません。
上流工程もできるようになる
プログラマーのメインの仕事は、下流工程でのシステム開発作業です。主に、上流工程から流れてきた指示書をもとにプログラムを作成していきます。
上流工程に参加できるようになると、クライアントとの打ち合わせに参加することになります。そこで、相手の要望や希望を汲み取り自社でできることは何かを探し、最終的に提供出来る形にすることが上流工程の作業です。
上流工程では、コミュニケーション能力が必須です。下流工程と上流工程を両方できるプログラマーはなかなかいません。
上流工程もできるようになれば、年収も上がっていき1,000万円を目指すことも可能かもしれません。
シェアソフトを開発する
シェアソフトとは、以下のような定義があるソフトです。
一部を無料で楽しめるソフトだが、すべてを使うためには代金を支払ってもらう。
少し話は逸れてしまいますが、同じような手法をやっているのが歌手です。「ミュージックビデオを1番だけ公開しておき、すべて聴きたくなったら実際にCDを買ってご覧ください」といった感じです。こちらの方がイメージがしやすいのではないでしょうか。
このシェアソフトを作れるようになると、開発ソフトの販売促進につながるので収入にも反映されます。ぜひ、シェアソフトを作れるまでプログラミング言語の知識を網羅してみましょう。
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まとめ
いかがでしたか?
今回の記事で、プログラマーの年収が低い理由と年収を上げるための方法をご紹介してきました。この記事を読み終わった頃には、あなた自身がどうすれば年収を上げることができるのか、計画を立てられているかと思います。
一口にプログラマーと言っても、扱えるプログラミング言語の多さや、熟練度によって給料に差がつきます。また、若手で多くの年収を得たいなら、フリーランスや実績やスキルが給料に直結しやすいスタートアップに就職するのも一つの方法でしょう。
プログラマーで年収1,000万円になるために、戦略的に行動していきましょう。