「Minecraft(マインクラフト)」というゲームを知っていますか?
マインクラフトは2009年に発売されてから日本だけではなく世界中で大人気になっているものづくりを中心としたゲームで、You Tube動画でも人気です。
またマインクラフトはプログラミング学習の教材としても使用されているゲームです。
楽しく遊べるゲームでありながら、論理的思考力が鍛えられ、プログラミング学習もできるマインクラフトとは、いったいどんなゲームなのでしょうか?
こちらの記事ではマインクラフトとはどんなゲームなのか、またマインクラフトで学べるプログラミング言語などについて詳しく紹介します。
- マインクラフトはプログラミング学習の教材でも使用される人気のサンドボックスゲーム
- 様々な種類のブロックを使い分けて、自由に建物を作れるゲームである
- パソコン版ではMOD(拡張データ)を利用してプログラミング学習ができる
- マインクラフトを通じて学べる「Lua言語」は、シンブルかつ高速なプログラミング言語
- Minecraftを学べるプログラミング教室やYou Tube動画も沢山ある
目次
マインクラフトとは?
「Minecraft(マインクラフト)」は通称Notchことマルクス・アレクセイ・パーション氏と彼の会社が開発したサンドボックスゲームです。
サンドボックスとは英語で「砂場」のことであり、サンドボックスゲームとはゲームを進めるための課題や冒険などがなく、ゲームをする人が自分でゲーム内の目的や目標を決めて遊ぶゲームです。
そしてマインクラフトはゲーム内のブロックを自分で自由に組み立て、ゲームの中で好きに家など建物を建てることができます。そして自分でつくる建物には仕掛けもつくることができ、子供の想像力を育むことができるゲームです。
またマインクラフトではプログラミングを学習することもできます。パソコン版であるマインクラフトには「コンピュータークラフト」という「MOD(拡張データ)」があります。
このコンピュータークラフトをゲームの中で利用することでプログラミング学習ができるのです。コードを書くことでゲームの中の様々なものを動かすことができるため、プログラミングの面白さをマインクラフトで知ることができます。
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なぜ子供はマインクラフトに夢中になるのか
プログラミング学習ができるゲームやマインクラフトと同じサンドボックスゲームは現在たくさん発売されています。しかしなぜマインクラフトがこんなに人気なのでしょうか。
まずマインクラフトはただ建物を建てるだけのゲームではありません。マインクラフトの中で利用するブロックにはそれぞれ属性があり、様々な種類のブロックを使い分けて建物をつくることができます。
つまりゲームの中でつくることができる世界の幅が広く、子供の想像力を最大限に生かすことができるゲームなのです。
またマインクラフトでは「レッドストーン回路」という簡単な電子工作をすることもできます。ドアなど動作を目的としたブロックとスイッチを組み合わせることによって、建物以外の仕掛けをつくることができるのです。
そしてYouTubeにはマインクラフトの実況動画がたくさんあります。これらの動画を見て始める人も多く、こういった様々な情報源があることが、マインクラフトが子供だけではなく大人にも人気がある理由です。
マインクラフトで学べる言語と「Lua言語」とは
マインクラフトはゲームを通してプログラミングを学ぶことができます。そして学ぶことができるプログラミング言語は「Lua言語」になります。
Lua言語とはスクリプト言語といわれる種類のプログラミング言語になります。スクリプト言語はコンパイラ型言語といわれるC言語やJavaといったプログラミング言語よりもコードを書いて実行するまでが簡単です。
Lua言語はゲーム開発者の中で人気の高いプログラミング言語です。ゲーム内のイベントスクリプトなどに利用することが多く、ゲーム業界での利用が多い言語です。
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Lua言語の特徴
マインクラフトで学べるプログラミング言語、Lua言語にはどんな特徴があるのでしょうか。特徴を詳しく紹介します。
まずLua言語の特徴として挙げられるのがアプリケーションなど、他の製作物への組み込みのしやすさです。ゲームの中のエンジンやソフトウェアの機能拡張など、基本的に他のプロダクトに組み込むことがしやすい言語です。
またLua言語はオープンソースとして公開されています。オープンソースとして公開されいてる言語は個人がWebアプリなど製作物をつくる時に自由に使うことができるため、様々なものに組み込むことができるのです。
そしてLua言語は動作が高速という特徴もあります。プログラミング言語の性能を測定する「Computer Language Benchmarks Game」によると、Lua言語の動作スピードはプログラミング言語の中でも5位に入る動作スピードの速さです。
またLua言語は比較的初心者にも学びやすいプログラミング言語です。
マインクラフトで学べるプログラミング教室紹介
つづいてマインクラフトを教材として使用しているプログラミング教室を2つ紹介します。
Life is Tech!
「Life is Tech!」は中学生、高校生向けに開催されているプログラミングキャンプ・スクールです。そして開催されているキャンプの一つに「MINECRAFTプログラミングコース」があります。
MINECRAFTプログラミングコースではゲーム内で利用できる開発ツールの基本的な使い方を学び、オリジナルブロックの作成などを行います。ゲームの中のオリジナル効果をつくることもできます。
Tech Kids School
「Tech Kids School」はIT企業サイザーエージェントが運営している子供向けプログラミングスクールです。授業の進行形式としては先生が教えて生徒がそれを聞くのではなく、生徒がそれぞれ自分で学習をしていくスタイルです。
そしてTech Kids Schoolでは定期的にプログラミング体験ワークショップを開いており、その体験学習の教材としてマインクラフトが使用されています。
体験ワークショップは2日間という短期間なので、初めてプログラミングに触れるお子さんも気軽に学習を始めることができます。
マインクラフトを教材としているプログラミング教室に通い、プログラミング学習もはじめて見てはいかがでしょうか。
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マインクラフトについて学べる参考書・本の紹介
最後にマインクラフトについて学ぶことができる本を2冊紹介します。
親子で楽しく学ぶ!マインクラフトプログラミング
「親子で楽しく学ぶ!マインクラフトプログラミング」は親子でマインクラフトを通してプログラミングの体験ができる本です。対象読者は小学校一年生から六年生までのお子さんとその保護者の人になります。
こちらの本ではマインクラフトとは何か、また「くり返し」の処理の方法、さらにプログラミングを使ってクエストに挑戦する方法が書かれています。親子でマインクラフトを楽しみたいご家族におすすめの一冊です。
はじめようMinecraft
「はじめようMinecraft」はタイトルの通り、はじめてマインクラフトを始める人のためにマインクラフトの基本、そして建物の建て方などが解説されている一冊です。
こちらの本では基本的なキー操作の方法からレッドストーン回路まで広範囲にわたって解説されています。複数のプレイヤーによるマルチプレイの方法なども紹介されているので、お子さんだけではなく家族でマインクラフトを楽しむことができます。
マインクラフトは自由度の高いゲームなので、参考書とインターネットでの情報収集を組み合わせてゲームを進めることをおすすめします。
小学校でもプログラミング教育が必修化したように、これからは非エンジニアの大人の方でもプログラミングについて触れておく必要があるでしょう。もし、本格的なプロダクトを作りながら学ぶなら「ポテパンキャンプ」がオススメです。
まとめ
マインクラフトはゲームの中で建物をつくったり、仕掛けをつくったりしながらプログラミングも学ぶことができます。お子さんはゲームをして想像力を育てながら、プログラミングの仕組みも学ぶことができます。
自宅にWi-Fi環境があれば、複数台のスマホ・タブレットから同じゲームの世界を旅することができ、親子で建物を建造したりして楽しむことも可能です。
ゲームでありながらプログラミングも学べるマインクラフトは、親子で楽しむゲーム教材としてオススメです。是非、こちらの記事を参考にして、お子さんにマインクラフトを通してプログラミングを教えてくださいね。