AWSのレーニングについてまとめています。
AWSのトレーニングは自習コースとクラスルーム(集合研修)コースあり
AWSの公式トレーニングは、AWS Skill Builderに自習用のオンライン学習コース、aws.trainingにクラスルームコース(複数の受講者が集まる研修)があります。クラスルームコースには、自宅にいながら参加できるオンライン研修(バーチャルロケーション)設定のコースもあります。
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AWSの公式以外のトレーニングコース
公式のトレーニングコースは、日本語対応がやや弱い点がデメリットです。ここでは、AWSパートナーの日本の会社法人が日本人向けにおこなっているAWSのトレーニング・研修を紹介します。
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こちらは、classmethod(クラスメソッド)によるAWSトレーニング。classmethodはAWS最上位コンサルティングパートナーに認定されています。
受講できるクラスは以下の5つ。
- Cloud Practitioner Essentials ~AWS 基礎1日コース~
- AWS Practical Startup Workshop ~AWS 構築演習1日コース~
- Architecting on AWS ~AWS 設計構築3日コース~
- AWS Security Essentials 〜セキュリティ基礎1日コース〜
- Security Engineering on AWS 〜セキュリティ設計構築3日コース〜
1クラス15人で、毎月1回開催されています。
例えば、Cloud Practitioner Essentialsは、クラウドプラクティショナー向けの基礎レベルのAWSトレーニングコース。AWSクラウドを概要を理解したい方が対象です。クラウドの概念、AWSのサービス、セキュリティ、アーキテクチャ、料金、サポートについて学べます。受講対象者は以下の想定となっています。
- 販売担当者
- 法務担当者
- マーケティング担当者
- ビジネスアナリスト
- プロジェクトマネージャー
- 最高経営責任者
- その他の IT 関連の専門
受講時間は1日(7時間)で、価格は税込み77,000円です。メンバーズプレミアムサービス加入の場合は割引があります。
こちらは、TRAINOCATE(トレノケート)によるアマゾンウェブサービス(AWS)認定トレーニング。講師のスキルが高いのが特徴で、AWSのテクニカルスキル&ティーチングスキルチェックに合格した「AWS Authorized Instructor Champion」に認定された講師、複数の資格を所有した講師が研修を行います。最近では、研修はすべてオンラインLiveになっています。
関連)アマゾン ウェブ サービス(AWS)認定トレーニング | IT研修のトレノケート
例えば、AWS Authorized Instructor Championに合格したある講師の所有資格は、以下の通り。
- AWS認定インストラクター(AAI)
- AWS認定ソリューションアーキテクト – プロフェッショナル
- AWS認定DevOpsエンジニア – プロフェッショナル
- AWS認定データアナリティクス -專門知識
- AWS認定セキュリティ -専門知識
- AWS認定Alexaスキルビルダー -專門知識
- AWS認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト
- AWS認定SysOpsアドミニストレーター – アソシエイト
- AWS認定デベロッパー – アソシエイト
- AWS認定クラウドプラクティショナー
- kintone認定 カスタマイズスペシャリスト
受講コースには、AWS入門用とAWS認定(アソシエイトレベル)対応コースが用意されています。入門コースは以下の4つ。
- AWS Cloud Practitioner Essentials
- AWS Cloud Practitioner Essentials (バウチャ付)
- AWS Cloud Practitioner Essentials (バウチャ2枚付)[模擬試験用・試験用]
- AWS Practical Startup Workshop
いずれも1日で終了する研修で、AWSのコアなサービスの概要を学びます。価格は77,000円~91,850円。
AWS認定(アソシエイトレベル)対応コースは、役割ごとに最適なトレーニングが用意されています。アーキテクト、開発、システムオペレーターの3種があり、認定試験受験用のバウチャの有無、模擬試験にも対応したバウチャ2枚のコースがあります。
- Architecting on AWS (バウチャなし)
- Architecting on AWS (バウチャ付)
- Architecting on AWS (バウチャ2枚付)[模擬試験用・試験用]
- Developing on AWS (バウチャなし)
- Developing on AWS (バウチャ付)
- Developing on AWS (バウチャ2枚付)[模擬試験用・試験用]
- Systems Operations on AWS (バウチャなし)
- Systems Operations on AWS (バウチャ付)
- Systems Operations on AWS (バウチャ2枚付)[模擬試験用・試験用]
研修期間は3日で、価格は231,000円~248,820円。
例えば、アーキテクト向けのArchitecting on AWSの学習内容は以下の通り。演習やディスカッションが含まれていて、学習したスキルを実際に試す機会があります。
- AWSの主要な知識
- 最も単純なアーキテクチャ
- コンピューティングレイヤーを追加する
- データベースレイヤーを追加する
- AWSでのネットワーク(パート1)
- AWSでのネットワーク(パート2)
- AWS Identity and Access Management
- 伸縮性、高可用性、モニタリング
- オートメーション
- キャッシュ
- 疎結合アーキテクチャの構築
- マイクロサービスとサーバーレスアーキテクチャ
- RTO/RPOとバックアップ/復旧の設定
以下は、AWS認定トレーニングパートナー(ATP)となっているCTCのAWSの入門、設計、運用のスキルアップ研修。資格取得にも対応しています。コースは以下の6つで、従来の集合研修のほか、ネットで参加できるLiveオンラインにも対応しています。
関連)AWSのコース一覧|CTC教育サービス 研修/トレーニング
- AWS Cloud Practitioner Essentials (1日)
- AWS Practical Startup Workshop(1日)
- AWS Security Essentials(1日)
- Architecting on AWS(3日)
- Advanced Architecting on AWS(3日)
- Systems Operations on AWS(3日)
一人のトレノケート株式会社
価格は1日コースが77,000円、3日コースが231,000円(税込)となっています。
AWSのトレーニングのまとめ
- AWSの公式トレーニングはスキルビルダーとクラスルームコースがあるが、日本語対応がやや弱い
- AWSパートナーの日本法人が提供するトレーニングは、日本語対応が安心
- AWSパートナーのトレーニング費用は1日7万円~。ウェブで受講できるオンラインLiveに対応しているコースもあり