AWSでKubernetesを使うにはAmazon EKS EC2とFageteノードでクラスタ構成が可能

AWSのKubernetesを使ったサービス（Amazon EKS）についてまとめています。

AWSでKubernetesを使うには、Amazon KCSを利用

AWSのAmazon EKSは、AWS上やオンプレミスでKubernetesを実行できるマネージドKubernetesサービス。AWSにはコンテナアプリを実行するサービスとして、Amazon ECSがありますが、コンテナを実行するクラスター環境（Kubernetes）の制御をおこないたいというユーザには、Amazon EKSは最適です。

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Amazon EKSの使い方

関連）Amazon EKS（AWS でマネージド Kubernetes を実行）

Amazon EKSでは、AWSマネジメントコンソールからのクラスタ作成も可能ですが一部のリソースを手動作成する必要があります。

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ここでは、kubernetesのコマンドラインツールkubectlとEKSクラスターを操作するeksctlを使った操作方法について紹介します。kubectlとeksctlのインストール方法については、以下を参考にしてください。

関連）Installing kubectl – Amazon EKS

関連）The eksctl command line utility – Amazon EKS

ここでは、以下の3ステップについて紹介します。

• ステップ1：AmazonEKSクラスターとノードを作成する
• ステップ2：リソースを表示する
• ステップ3：クラスターとノードを削除する

「ステップ1：AmazonEKSクラスターとノードを作成する」… eksctlコマンドを使ってクラスター（my-cluster）を作成します。EC2ノードもしくはfargateノードでクラスターを構成することができますが、ここではEC2ノードでの構成を紹介します。

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以下のコマンドで、SSHアクセスのためのキーペアを作成します。

aws ec2 create-key-pair --region us-west-2 --key-name myKeyPair

作成したキーペアを指定して、クラスター（my-cluster）をリージョンus-west-2に作成します。

eksctl create cluster \
--name my-cluster \
--region us-west-2 \
--with-oidc \
--ssh-access \
--ssh-public-key your-key

クラスターとノードが作成されると、出力の最後に以下のような行が表示されます。

...
[✓] EKS cluster "my-cluster" in "us-west-2" region is ready

「ステップ2：リソースを表示する」 … 作成したリソース（クラスタを構成するノード情報）を表示します。

kubectlコマンドで、クラスターノード情報を表示します。

kubectl get nodes -o wide

NAME STATUS ROLES AGE VERSION INTERNAL-IP EXTERNAL-IP OS-IMAGE KERNEL-VERSION CONTAINER-RUNTIME
ip-192-168-12-49us-west-2.compute.internal Ready  6m7s v1.18.9-eks-d1db3c 192.168.12.49 52.35.116.65 Amazon Linux 2 4.14.209-160.335.amzn2.x86_64 docker://19.3.6
ip-192-168-72-129.us-west-2.compute.internal Ready  6m4s v1.18.9-eks-d1db3c 192.168.72.129 44.242.140.21 Amazon Linux 2 4.14.209-160.335.amzn2.x86_64 docker://19.3.6

kubectlコマンドで、クラスターで実行されているワークロードを表示します。

kubectl get pods --all-namespaces -o wide

NAMESPACE NAME READY STATUS RESTARTS AGE IP NODE NOMINATED NODE READINESS GATES
kube-system aws-node-6ctpm 1/1 Running 0 7m43s 192.168.72.129 ip-192-168-72-129.us-west-2.compute.internal  
kube-system aws-node-cbntg 1/1 Running 0 7m46s 192.168.12.49 ip-192-168-12-49.us-west-2.compute.internal  
kube-system coredns-559b5db75d-26t47 1/1 Running 0 14m 192.168.78.81 ip-192-168-72-129.us-west-2.compute.internal  
kube-system coredns-559b5db75d-9rvnk 1/1 Running 0 14m 192.168.29.248 ip-192-168-12-49.us-west-2.compute.internal  
kube-system kube-proxy-l8pbd 1/1 Running 0 7m46s 192.168.12.49 ip-192-168-12-49.us-west-2.compute.internal  
kube-system kube-proxy-zh85h 1/1 Running 0 7m43s 192.168.72.129 ip-192-168-72-129.us-west-2.compute.internal

「ステップ3：クラスターとノードを削除する」 … 作成したクラスターとノードを、eksctlコマンドで削除します。

eksctl delete cluster --name my-cluster --region us-west-2

関連）Amazon EKS入門– eksctl – Amazon EKS

Amazon EKSの料金

関連）AWS Pricing Calculator

Amazon EKSでは、クラスターの数１つにつき、1時間あたり0.1ドルがかかります。

1 Clusters x 0.10 USD per hour x 730 hours per month = 73.00 USD
EKS 総コスト (毎月): 73.00 USD

クラスター数が1の場合、365日x24時間を12で割った平均730を掛けて、毎月73ドルのコストがかかることになります。

見積もりツールにて、料金の概算が可能です。

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AWSのKubernetesのまとめ

ポテパンダの一言メモ

• AWSでKubernetesを利用するには、Amazon EKSを利用する
• Amazon EKSは、AWS上またはオンプレミスで利用可能。AWSマネジメントコンソールまたはコマンドラインから制御可能
• Amazon  EKSは、クラスター1つにつき、1時間あたり0.1ドルのコストがかかる