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Java関連の資格で、最初に目指す人も多いのが「Java Silver」と呼ばれる資格です。

本記事では、これから「Java Silver」の資格取得を目指す方向けに、必要な情報をまとめてご紹介していきます。

Java資格の最難関資格である Java Goldを取得する前提条件でもある Java Silverは、Javaの基本的な知識を証明する資格です。試験対策の参考書なども多く出版されており、効率よく学習すれば一発合格も目指せるでしょう。

この記事の結論
  • Java Silver資格はJavaの基本的な知識を証明する資格
  • Java Goldを受験するにはJava Silverが必要
  • 企業によっては資格手当が支給されることも
  • 参考書、過去問題で対策すれば一発合格もできる

Java Silverとは?


Java Silverと呼ばれる資格は正式名称を「Oracle Certified Java Programmer, Silver SE 〇〇」資格と呼びます。

Oracle Certified Java Programmerには「Bronze」「Gold」の資格も提供されており、Silverは真ん中のレベルです。

「SE 〇〇」の部分には、試験の中心となるJavaのバージョンが設定され、記事執筆時点(2021年2月)の最新バージョンは「SE 11」です。

ポテパンダの一言メモ

以降、特段の表記がない限り最新バージョンの「Java Silver SE11」の情報をご紹介していきます。

試験概要

Java Silver SE11の試験概要は下記の通りです。

試験名は「Java SE 11 Programmer I (1Z0-815-JPN) 」です。

試験概要
  • 前提資格: なし
  • 出題形式: 選択問題
  • 試験時間: 180分
  • 出題数: 80問
  • 合格ライン: 63%
  • 受験料: 32,340円(税込)

参考: Java SE 11 Programmer I (1Z0-815-JPN)
2019年6月27日に日本語版がリリースされています。

申し込み

試験の申し込み概要は下記となります。

試験申し込み概要
  • 試験種別
    • 監督付き試験(ピアソンVUE社テストセンターまたはオンライン)での受験
    • 監督なし試験(オンライン)での受験
  • お申込み先
  • お支払い
    • 試験予約時に、ピアソンVUE社へ直接お支払い
    • オラクルユニバーシティが発行する「受験チケット」でのお支払い

参考: 試験のお申込みと受験(Oracle)

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Java Silverの出題範囲


Java Silverで出題される問題の範囲についても確認しておきましょう。

概要

Java Silver SE11認定資格は、「Javaアプリケーション開発に必要とされる基本的なプログラミング知識を有し、上級者の指導のもとで開発作業を行うことができる開発初心者向け資格」と定義されています。

「日常的なプログラミング・スキルだけでなく、さまざまなプロジェクトで発生する状況への対応能力も評価することを目的」とした試験です。

出題範囲

Java Silver SE11の試験内容チェックリストには、出題範囲を下記のように定義しています。

Java Silver SE11 出題範囲
  • Javaテクノロジと開発環境についての理解
  • 簡単なJavaプログラムの作成
  • Javaの基本データ型と文字列の操作
  • 演算子と制御構造
  • 配列の操作
  • クラスの宣言とインスタンスの使用
  • メソッドの作成と使用
  • カプセル化の適用
  • 継承による実装の再利用
  • インタフェースによる抽象化
  • 例外処理
  • モジュール・システム

参考: Java SE 11 Programmer I (1Z0-815-JPN) 試験

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Java Bronze/Goldとの違いは?


OracleのJava関連資格「Bronze」「Gold」との違いについても簡単に確認しておきましょう。

Bronze

Java Bronzeは、Silverよりも難易度の低い資格として提供されており、「Java 言語を使用したオブジェクト指向プログラミングの基本的な知識を有すること」を評価する目的で提供されている言語未経験者向けの入門資格です。

Bronzeの資格を持っていなくてもSilverの資格には挑戦でき、出題範囲が被る部分も多いことから、いきなりSilverへ挑戦する人が多いのも事実です。

Gold

Java Goldは「設計者の意図を正しく理解して独力で機能実装が行える中上級者向け資格」と定義されています。

「Javaアプリケーション開発に必要とされる汎用的なプログラミング知識を有し、設計者の意図を正しく理解して独力で機能実装が行える」能力を評価することを目的として提供されており、Java資格の中でも最高難易度の試験の1つに挙げられます。

Java Goldの受験資格には、Silver資格取得者であることが条件となっているため、まずは本記事でご紹介しているJava Silverに合格することが先決です。

Java Silverを取得するメリット


Java Silverの資格を取得することのメリットとしては「スキルの証明」と「網羅的に知識を得られる」ことが挙げられます。

もちろん加えて、Java Goldへの受験資格が得られることもメリットです。

就職・転職時のスキル証明

就職・転職時の面接で、自分のスキルを効率的にアピールすることはなかなか難しいですが、Java Silverの資格を保持していれば簡単に一定以上のスキルを持っていることが証明出来ます。

Java Bronzeでは評価されない企業も多いですが、Silver以上を持っていれば多くの企業で有効な資格として判断してもらうことが出来ます。

企業によっては資格手当を出していたりもするので、年収アップに繋がるかも知れません。

業界標準の知識を網羅

資格取得の過程で得た知識は、実務でも役立つ知識です。

特にJava Silverの資格では、業界標準の知識を網羅的に出題しているため、ビジネスを含めたシステム開発全体の理解に繋がります。

独学で学習しているとどうしても知識が偏りがちになってしまうため、資格対策の過程で不足していた知識を補うことも可能となるでしょう。
ポテパンキャンプ」では無料カウンセリングを実施しており、転職時に必要な準備や、スキルマップの育て方などについてアドバイスをしています。初めての転職で不安な方はをご利用ください。

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Java Silver資格取得に向けた学習法


Java Silver取得に向けた王道の学習方法に関しても合わせてご紹介しておきます。

参考書による知識の網羅

Java Silverでは「紫本」と呼ばれる「オラクル認定資格教科書 Javaプログラマ Silver SE11(試験番号1Z0-815」を参考書として利用するのが王道です。

試験範囲の解説が網羅されており、最低1回以上は読了しておきたい1冊です。

次にご紹介する「黒本」と合わせて、Java Silverの試験対策に必須アイテムと言えます。

問題集による徹底対策

試験対策には、どれだけ問題集を解けるかが重要ですが、Java Silverでは「黒本」と呼ばれる「徹底攻略Java SE 11 Silver問題集[1Z0-815]対応」を利用するのが一般的です。

本番の試験内容に限りなく近い形で多くの問題が掲載されており、試験対策として不可欠のアイテムと言えます。

この黒本の正答率をどれだけ挙げられるかが、試験合格への分かれ道です。

不明な知識は個別で補う

上述した書籍の解説で、理解できない点も少なからず出てくるかと思います。

不明点に関しては、Webサイトや他の書籍を活用して個別に知識を補いましょう。

参考書をいくつも購入する方もいらっしゃいますが、ある程度参考書は絞り込んだ上で、足りない知識だけを補っていくほうが効率的です。

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まとめ: Java Silverの資格を取得してスキルを証明しよう


本記事では、Java Silverの資格情報に関して、試験に必要な情報を網羅的にご紹介してきました。

Java Silverは入門資格であると同時に、企業からもある程度認められることの多い資格ですので、これから就職・転職を検討している方にも有効な資格と言えます。

Javaは人気プログラミング言語ランキングでも常に1位2位を争う人気プログラミング言語です。スマホアプリ開発、Webアプリ、組み込み開発など、さまざまシーンで Javaは活躍しており、Java Silverは、そんな Javaのスキルを証明する有用な資格です。

今回ご紹介した基本情報を把握した上で、資格取得にチャレンジしてみてください。

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