将来の選択肢としてITエンジニアが視野に入っているという方が増えて来ています。
今回の記事では、ITエンジニアとは何かについて解説をしていきつつ、ITエンジニアの詳しい分類について分かりやすく説明していきましょう。
- ITエンジニアとは、情報を活用する技術者のこと
- ITエンジニアには、プログラマーやインフラエンジニアなど取り扱う情報によって分類されている
- 一般的にITエンジニアをシステムエンジニア(SE)と呼ぶこともある
ITエンジニアとは何か
ITエンジニアとは、情報技術を活用するエンジニアのことです。エンジニアと略されることもありますが、一般的にエンジニアという言葉は「技術者」の意味にあたり、適切な呼称としてはITエンジニアとされています。
またITエンジニアと言っても、一言で括ることは大変難しく、数多くの内訳が存在しています。次の見出しでITエンジニアの種類について詳しく見ていきましょう。
ITエンジニアの種類とは
こちらでご紹介するITエンジニアの種類は以下の通りとなります。
- システムエンジニア
- プログラマー
- マークアップエンジニア
- フロントエンドエンジニア
- サーバーサイドエンジニア
- インフラエンジニア
- データベースエンジニア
他にもエンジニアには様々な役割があります。自分に合ったエンジニアの種類を探してみましょう。
システムエンジニア
システムエンジニアは、業界内では「SE」と略されることが多く、そのような略称を目にしたことがあるという方も多いはず。システムエンジニアに対しても厳密な定義を行うことは難しいのですが、開発の場においてはシステムの設計や指示を行う役割であることが多いのが現状です。
プログラマ
プログラマもシステムエンジニアと同じく、非常に広範な定義を持つ言葉となっています。一方で、歴史的な変遷を追うと1990年代からはシステムエンジニアの設計に従い、ソースコードを記述する役割として区分されることが増えています。
マークアップエンジニア
マークアップエンジニアとは、静的なウェブサイトを作成する役割のエンジニアです。
静的なウェブサイトとは何ですか?
例外もありますが、簡単に言うとHTML・CSS・JavaScriptを使用して作られる常に同じ情報を表示するウェブサイトのことです。
主に使用する言語はHTML・CSS・JavaScriptで、ウェブサイトのデザインから担当をすることもあれば、すでに出来上がっているデザインをもとに、それをウェブ上に再現していくという場合もあります。
近年では、JavaScriptを用いて動的なウェブサイトを作成することもできるため、一概に「HTML・CSS・JavaScriptを使っているから静的なウェブサイト」ということはできないという点に注意しましょう。
フロントエンドエンジニア
フロントエンドエンジニアとは、UI(ユーザーインターフェース)の作成する役割のエンジニアです。
UIとは何ですか?
ウェブサイトにアクセスしたユーザーが触れることのできる部分を「ユーザーインターフェース」と言います。
主に使用する言語はHTML・CSS・JavaScriptです。このように記述するとマークアップエンジニアと混同してしまう人が多いでしょう。多くの現場では「フロントエンドエンジニアは、マークアップエンジニアの上位職である」と捉えられることが多いようです。
また、フロントエンドエンジニアの場合には、サーバーサイド言語であるPHPなどを扱うことが求められることもあるとのことなので、この辺りがマークアップエンジニアとの差異であると考えて良いでしょう。
サーバーサイドエンジニア
先ほどサーバーサイド言語という言葉も出ましたが、サーバーサイドエンジニアとは、サーバー側の処理を担当する役割のエンジニアのことです。
フロントエンドエンジニアはUI側を担当していましたが、サーバーサイドエンジニアは、ユーザーの目に見えない部分を担当します。
例えば、Twitterでコメントを入力して投稿するまではUIで行いますが、実際にデータベースに反映されるところは目で見ることができないサーバーサイドの役割になります。
わたし達が普段使用している多くのウェブサイトが、目に見えないサーバーサイドの働きによって成り立っています。
主に使用する言語はPHP,Ruby,Python,Perlなど。また、前述の通りJavaScriptでもReactなどのライブラリを使用すれば、サーバーサイドの処理を記述することができます。
インフラエンジニア
インフラエンジニアとは、ITにおけるインフラストラクチャー構築を担当するエンジニアです。
ITにおけるインフラストラクチャーとは、ネットワークやOS、セキュリティなどといった、インターネットを使用する上でベースとなるもののこと。インフラエンジニアが構築するインフラがあるおかげで、その他のエンジニアが業務を行うことができると言っても過言ではありません。
データベースエンジニア
データベースエンジニアとは、データを保存するためのデータベースを構築する役割のエンジニアです。近年では、動的なウェブサイトをはじめ、データベースの存在が前提として構築されるものがほとんどです。
そんな中で、いかにデータベースからデータを取り出せるか。再利用可能な形でデータを収納できるかなどの基準として、データベースエンジニアがデータベースの構築や運用を行います。
まとめ
今回の記事では、ITエンジニアとは何かについて解説をしていきつつ、ITエンジニアの詳しい分類について分かりやすく説明していきました。
ITエンジニアと一括りに言っても、種類によって学ぶべき事柄が大きく異なるということが分かりました。まずは「ITエンジニアとなって何がしたいのか」を決め、その後に、目指すべきITエンジニアを定めると効率的にアプローチできるはずです。
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ここまで読んでお分かりいただけた通り、システムエンジニアやプログラマという役割は、非常に広範な意味を持っており、一言で表すことは難しいのです。そのため「システムエンジニアを目指そう!」と考えるよりは、以下に紹介するエンジニアを目標にした方が、明確にやるべきことが見つかりやすいでしょう。