IT業界は技術の移り変わりが激しい業界ということで、スキルアップを常に求められるという意見を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
今回は、スキルアップに興味を持つエンジニアに、現場で求められるスキルとその習得方法についてご紹介します。
- エンジニアは常にスキルアップが求められる
- トレンドのプログラミング言語をキャッチアップしよう
- コミュニケーション力を磨くこともエンジニアのスキルアップに繋がる
- 仕事で技術を身につけられる環境に身を置くことは効果的
- 自宅学習も積極的に挑戦すべき
エンジニアのスキルアップの重要性
エンジニアを続けていくためには、自分が日頃使っているスキルに対する興味を失ってはいけません。IT業界は常に進化しており、次々に新しい技術が使われています。そのような新しい技術に無関心でいると、いつのまにか時代遅れの技術しか知らない、使えないエンジニアになってしまいます。
エンジニアとして長く活躍し続けるためには、今世の中で使われている技術を知らなければなりません。また、そういった技術の中から、仕事で使えそうな技術を選び出し、それを使いこなすためにスキルアップしていく姿勢が必要です。
とはいえ、常に忙しいエンジニアがスキルアップしていくのは大変なことです。負担にならないやりかたで、スキルアップを目指しましょう。
スキルアップするために「どんな技術を学習すれば良いのか分からない」といった方は、「ポテパンキャンプ」での無料カウンセリングで相談してみてください。
今学ぶべきスキルとは
IT業界で使われる技術は多岐に渡っています。そして、そのような技術を使いこなすエンジニアは、それぞれが多様なスキルを持っています。そのため、一概に、今これを学べば大丈夫、というスキルは特定できません。しかし、どの時代でも、学ぶべきスキルには特徴があります。次から、ITエンジニアならスキルアップの対象と考えていきたいスキルについてご紹介します。
トレンドなプログラミング言語とは
IT業界で働くエンジニアの多くは、何らかの形でシステム開発に関わっているのではないでしょうか。そして、そういった開発対象のシステムは、用途に合ったプログラミング言語によって作られています。
時代毎に流行のプログラミング言語は違いますが、流行っているのに理由があり、開発手法によって、また、開発環境や本番環境による制限など、いろいろな条件を満たした言語が使われます。
つまり、プログラミング言語は、その時代に使われるIT技術を反映していると言えます。そのため、今、多くのシステム開発に選ばれているプログラミング言語とは、今必要とされる技術を反映している言語と言えるでしょう。
このように、今のトレンドなプログラミング言語のスキルアップとは、今のIT技術で必要とされる技術を学ぶことです。そのため、ITエンジニアなら、今トレンドなプログラミング言語とそれが使われるシステムのスキルアップに関心を持ちましょう。
イケてる開発環境
プログラミング言語の仕様だけを知っていたとしても、これを使いこなせなければスキルを身に付けたとは言えません。例えば、プログラミングするには、そのプログラミング言語に適した開発環境を使わなければなりません。慣れてるからと言って、ひと昔前の環境を使っていたのでは、余計に時間がかかってしまいます。その言語に合った、使い易い開発環境を使いこなせるようにスキルアップを目指しましょう。
なお、一般的に、作業者とエンジニアの違いは、道具の使い方に見られます。作業者は短時間に同じことをするために道具を使いますが、エンジニアは課題を解決するために道具を使います。
ITエンジニアにとって、システムを開発することは、使う人たちの課題を解決することです。そのため、課題に合わせて最適なものを選ぶのは当然のことです。課題の解決に適した新しい技術があるのなら、それを使いこなせるエンジニアになれるようにスキルアップを目指してください。
いつの時代でもヒューマンスキルが重要
エンジニアだからといって、誰とも交渉しなくても良い、ということはありません。むしろ優秀なエンジニアほど、いろいろな人と話す機会が多く、コミュニケーション能力も優れています。
特にITエンジニアが扱うソフトウェアは目に見えないため、チームで開発する場合は、自分のイメージを正確に仲間に伝えることが大事です。そのためには、会話を通して自分の考えを相手に理解してもらい、同時に相手の考えていることを理解するためのコミュニケーション能力が欠かせません。
エンジニアが、コミュニケーション能力をスキルアップするコツは、相手にとってわかりやすい言葉を選んで話すことです。よく技術に精通したエンジニアは、その分野の専門用語を多用してしまいます。しかし、その言葉は、聞いている人全員が理解しているとは限りません。打ち合わせに集まったメンバーのスキルに合わせて、理解しやすい言葉を選ぶなど、相手に解り易い言葉を意識して話すように心がけましょう。
スキルアップ方法
エンジニアは、一度技術を習得したら、その技術だけで一生仕事を続けられるとは限りません。むしろ、時代に合わせて、新しい技術を習得していかなければなりません。特に進化の早いITの技術を扱うITエンジニアは、常にスキルアップを意識していないと、時代に取り残されてしまいます。
そこで次から、ITエンジニアがやるべきスキルアップの方法について紹介します。
仕事で使う
エンジニアがスキルアップするのに最も良い方法は、仕事で新しい技術を使うことです。実際に使ってみると、それまで使っていた技術と新しい技術の違いが理解でき、新しい技術の良さが実感できます。
しかし、良いことばかりではありません。新しい技術には、理解しにくいことがあり、課題を解決するのにかなり時間がかかることがよくあります。また、他にも様々なリスクを抱えている可能性もあることから、短い期間で高い品質が望まれるプロジェクトには適用できません。
そのため、新しい技術を使う場合は、解らない点を指導してくれるメンターが身近にいるなど、リスクを回避する手段を用意することが望まれます。そのため、未経験の新技術にチャレンジできる機会は多くありません。とはいえ、スキルアップに効果的な方法なので、チャンスを作って、ぜひ、挑戦してください。
自宅で学習する
ITエンジニアの中には、仕事以外でもIT技術に関心を持ち、自宅で学習してスキルアップしている方もたくさんいます。中には、本業をやりつつ、余暇を使って学んだスキルを活かして副業を始めたり、中には自宅で学んだ技術でフリーランスとして独立する人もいます。
なお、インターネット上には、プログラミング教育サイトが幾つもあり、それらを利用することで好きな時間に学べます。また、有料のサービスを使えば、チャットなどのリモート機能を使い、解らない点をメンターに質問することも可能です。
そして、そういったサイトでは、面倒な開発環境の設定も不要で、Webブラウザでプログラム開発ができる環境を準備しているサイトもあり、自宅で開発環境を構築する煩わしさもありません。このように、思いついた時に学習を始められるサイトが幾つもあるので、関心のある方は、ぜひ、挑戦してみてください。
その他
しかし、仕事では新しい技術が使えない、また、自宅での学習はモチベーションを維持できずに続かない、といった方もおられるでしょう。そういった方が新しいスキルを学ぶなら、プログラミングスクールはいかがでしょうか。費用はかかりますが、習う技術に詳しいエンジニアが近くいるのですぐに質問でき、さらに仲間といっしょに新しいスキルを学べるのでモチベーションも保てます。
また、IT資格の取得を支援している会社がたくさんあります。スキルアップのきっかけとして、IT資格に挑戦するのも方法の一つです。目標があるとモチベーションが維持でき、さらに、資格が取得できれば報酬がアップする可能性も。さらに、転職時にも評価されます。
スキルアップするために必要な心がけ
よくエンジニアなんだからスキルアップするのは当然だ、といった意見もよく聞きますが、スキルアップすることが義務だ、みたいに考えてしまうと負担になってうまくいきません。
スキルアップしてイケてるエンジニアになるためには、新しいことに興味を持つ習慣をつけましょう。学生時代など、若いうちは見るものが何でも新鮮で、いろいろなことに興味も持てます。しかし、人は、年齢や生活習慣などで興味をもてなくなっていきます。そのため、スキルアップしていけるエンジニアになるためには、今の状況に安住しない工夫が必要です。
なお、スキルアップする最善の方法は、今やっている仕事よりも、ちょっとだけ難しい仕事にチャレンジし続けることです。そのためには、今の自分に何がやれて、何ができないかを、常に意識していきましょう。
ITエンジニアは、今のスキルに満足してしまっては、時代に取り残されてしまいます。今よりちょっと難しい仕事をするために、何のスキルが必要か、周りをよく見て仕事をする姿勢が大事です。
エンジニアとしてスキルアップするために「何をすれば良いのか分からない」といった方は、「ポテパンキャンプ」での無料カウンセリングで相談してみてください。
まとめ: スキルアップを目指そう!
人手不足の続くIT業界で働くITエンジニアの中には、忙しくてスキルアップしている時間など、取れない、という方もおられるでしょう。しかし、技術の進歩の早いIT業界では、新しい技術が次々に開発され、それによって働く環境も大きく変わってきています。
そういった中で長くエンジニアとして活躍し、やりがいのある仕事を続けていくためには、スキルアップが欠かせません。イケてるITエンジニアでいるために、今のスキルに満足しないで、スキルアップを目指しましょう。