フリーランスのプログラマーといえば、高い報酬がもらえて、自宅で仕事をやれれば自分も自由になる、という印象です。このようにフリーランスには、たくさんのメリットがあります。しかし、フリーランスとして働き始めるためには、仕事を探さないといけません。
そこでフリーランスのプログラマーに興味を持っている方に、そのメリットと仕事の始め方についてご紹介します。
- フリーランスプログラマーのメリットはやりたい仕事を選べる、働く時間・場所が自由、仕事の内容を契約で決められる
- フリーランスプログラマーなら年収をアップできる可能性が高い
- フリーランスプログラマーになるには、仕事を継続してやれるようにエージェントに登録する。フリーランスプログラマに求められるスキルを身に付けることも大事
- フリーランスプログラマーになったら仕事を切らさないことと、スキルアップを欠かさないように
- フリーランスプログラマーは将来性の高い職種ですが、年齢を重ねてもやれるように最新のIT技術をキャッチアップしよう
目次
フリーランスプログラマーのメリット
最近プログラマーの転職先の候補として、フリーランスが注目されています。月の報酬が60万円から90万円という仕事がたくさんあり、中には週3日勤務するだけで、会社勤めのプログラマーの月収より多い報酬をもらえる方もいます。
次から、このように注目を集めるフリーランスのプログラマーのメリットについて解説します。
やりたい仕事を選べる
フリーランスのメリットとして最初に挙げられるのは、自分で仕事を選べる点です。近年エンジニア不足が深刻であり、特に能力の高いフリーランス向けの案件はたくさんあります。そのため、スキルさえあれば自分のやりたい仕事を選んでやることが可能です。
ただし、フリーランスとして長く続けるためには、新しいスキルの習得が欠かせません。これまで経験したのと同じ仕事ならこれまで習得したスキルが使えます。しかしそのスキルだけでいつまでも稼げる訳ではありません。新しいスキルを習得し、受けられる仕事を増やしましょう。
働く時間・場所が自由
フリーランスのメリットとして、働く時間と場所が自由という点も見逃せません。ただしフリーランスプログラマーの働き方はクライアントの企業に常駐するのが一般的です。完全リモートが可能な案件も増えているので、自由に働きたいという方は、そのような案件を探しましょう。
仕事の内容を契約で決められる
フリーランスのメリットとして仕事の内容を契約で決められる点も挙げられます。会社員として働いていると上司からの業務命令で直接仕事に関係ない雑務も担当します。そのため雑務が忙しく学ぶ時間が取れない、という不満を持つ方もいます。
しかしフリーランスプログラマーは担当する仕事の内容を契約で決められているので、それ以外の雑務を断ることが可能です。
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年収UPの可能性も
外国に比べると日本のプログラマーの給料は、かなり低いのが現実です。これは、日本特有の多重請負の影響や、終身雇用制などが原因で、プログラマーの努力では解決できません。そして外国のプログラマーと同じスキルを持っているのに給料は半分ほど、というケースもあります。
しかし、今は、ITエンジニアが不足しており、フリーランスプログラマーが注目されています。スキルさえ身に付ければ、会社員時代の倍の年収も夢ではありません。
もし、プログラマーとしてスキルに見合った給料をもらえていない、と感じたら、ぜひ、フリーランスのエージェントに相談してみてください。フリーランスになることで年収アップを実現した方がたくさんいます。
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フリーランスプログラマーになるには
フリーランスプログラマーになるのは簡単です。会社を辞めて自分で営業して得た仕事をやればいい訳です。しかし、経験のないフリーランスと契約してくれる会社と出会えるとは限りません。しっかり準備してから挑戦しましょう。
次からフリーランスプログラマーになるには、どんなことをやればいいかについて紹介します。
エージェントに登録する
以前は、フリーランスのプログラマーになると仕事探しに苦労しました。そのため、それまで勤めていた会社などから仕事をもらったり、知り合いから仕事を回してもらえないと続けられませんでした。
しかし、今はフリーランスのプログラマーを対象としたエージェントが利用できます。エージェントは、仕事を紹介してくれるだけではありません。仕事を発注する会社とあなたの間に入って、報酬や条件などの交渉をやってくれたり、社会保険などの手続きを代行してくれます。
もし、これからフリーランスになろうと考えているのなら、経験の少ないフリーランス向けの案件を紹介してくれて、サポートも充実しているエージェントへの登録をおすすめします。このサイトを運営しているポテパンが運営しているポテパンフリーランスもそのようなエージェントの1つです。
フリーランスプログラマーに必要な能力・スキルを学ぶ
フリーランスのプログラマーになるためには、高度なプログラムスキルが必要とは限りません。初心者程度のスキルしか持っていない場合は苦労しますが、プロとして働いた経験のある方なら十分働けます。
ただし、フリーランスとして続けていくためには、いろいろな職場で他のエンジニアと協力して仕事ができるように、コミュニケーションスキルやヒューマンスキルが欠かせません。会社員時代からこのようなスキルの習得にも心がけてください。
なお、プログラマーとしてのスキルが足りないと感じている方は、プログラミングスクールで学び直してはいかがでしょうか。このサイトを運営しているポテパンが運営しているポテパンキャンプはそのような方もサポートします。
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フリーランスプログラマーは実際何歳くらいまで働けるの?
フリーランスのプログラマーに定年はありません。そして、フリーランスのプログラマーとして、50代でも活躍されている方もおられます。しかし、年齢が条件でフリーランスの仕事を断れるケースもあるので注意してください。
フリーランスでも常駐の仕事では、発注企業の管理者が30代というケースもあります。その場合、業務を依頼するプログラマーに、自分より年長者が入るのを嫌う傾向があります。そのため、20代や30代のフリーランスプログラマーの案件はたくさんありますが、40代や50代でも受けられる案件は多くありません。
また、20代や30代なら新しいスキル習得ができますが、年齢を重ねると新しいスキルが習得できなくなります。以前から使われているプログラム言語の仕事しかできない方は、選べる仕事が多くありません。
とはいえ、プログラムが好きで学び続けられる方であれば、年齢を重ねてもフリーランスのプログラマーとして続けていくことは十分可能です。
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フリーランスプログラマーの平均年収・給料
フリーランスのプログラマーの年収は、フルタイムでやっている方がいれば、副業としてやっている方もいるので個人差が大きく、一概には示せません。
目安としては、月20万円台の給料で働いている平均的な20代のプログラマーがフリーランスになった場合、月額報酬60万円の仕事を十分にこなせるのが実情です。
ただし、エージェントを利用した場合は、手数料が引かれたり、社会保障費を自分で負担しなければならないなど、会社員時代の給料とフリーランスの報酬を直接比較できません。しかし、スキルに見合った報酬の仕事を順調に受けられれば、フリーランスになることで年収アップが可能です。
さらに、会社員のプログラマーでは、自分がやりたい仕事ができるとは限りません。それに対してフリーランスになれば、仕事をある程度選べるので、スキルアップしてより報酬の高い仕事にも挑戦できます。そのため、努力しだいで年収アップがやりやすいのがフリーランスプログラマーのメリットの一つです。
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年収UPを目指すコツ・ポイント
フリーランスになれば、年収は受ける仕事の報酬によって決まります。安い報酬の仕事ばかり受けていれば年収は上がりませんが、高い報酬の仕事を受ければそれだけ高くなります。次から、高い報酬の仕事を受けるためのコツを紹介します。
仕事を切らさないこと
フリーランスになると、会社員時代と違って毎月給料を払ってもらえる訳ではありません。基本的には自分で働いた分が報酬としてもらえます。まずは、仕事が途切れないようにしましょう。
そのため、複数のエージェントに登録したり、以前仕事をした会社などの知り合いのつてを利用して、仕事の情報を集めまてください。そして、契約が切れたら、すぐに次の仕事にかかれるように準備しておきましょう。
スキルを付けて単価をUP
フリーランスのプログラマーが高い報酬を得るためには、単価の高い仕事を受注しなければなりません。そして単価の高い仕事とは、できる人が少ない、高スキルが求められる仕事です。そのため、誰でもできる仕事ではありません。そして、そういった仕事を受けられるようになるに、新しいスキルを習得していきましょう。
もし、新しい仕事を探す際には、自分にとってスキルアップできる仕事を受けられるように心がけてください。フリーランスのプログラマーとしてやっていくためには、新しいスキルの習得が欠かせません。そして、スキルの習得に最も有効な方法は、実際の仕事で使ってみることです。また、自分のスキルを陳腐化させないためにも、新しい技術のキャッチアップを心がけてください。
営業・案件獲得の効率化
今、フリーランスプログラマーが仕事を探すなら、エージェントを利用するのが効率的です。特に多くの案件を抱えている大手のエージェントを利用すれば、仕事が終了してもすぐに次の仕事が見つかります。
ただし、エージェントを利用すると手数料がかかります。また、一つのエージェントだけでは、タイミングよく次の仕事が見つからないことも。そのため、複数のエージェントを使い分けることをおすすめします。
また、フリーランスを長くやっていくつもりなら、今受けている会社との良好なコミュニケーションを心がけてください。あなたの評価が高ければ、次の仕事を紹介してもらえる可能性が高くなります。
フリーランスのプログラマーをやっていると、営業をやっている時間はありません。そのため、エージェントや過去に仕事をやった会社のツテを利用しましょう。
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フリーランスプログラマーの将来性
以前は、プログラマーの35才定年説と言われたように、年齢とともにプログラマーから違う職種に移る方がほとんどでした。しかし、外国では40才を超えた高いスキルのプログラマーが活躍しています。このように、やりかた次第でプログラマーとして長く勤めることが可能です。
フリーランスは、自分の好きなプログラミングを仕事として長く続けられるキャリアの1つです。新しいスキルの習得を自分の責任としてやるなど、たいへんなこともありますが、やりがいのある仕事として挑戦されてはいかがでしょうか。
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まとめ
これまで紹介したようにフリーランスプログラマーには多くのメリットがあります。そしてエージェントを利用すれば、会社員からフリーランスになるハードルはそれほど高くありません。
とはいえフリーランスとして働くためには、プログラマーとしてのスキルはもちろん、コミュニケーションスキルなどのヒューマンスキルも必要です。フリーランスになるのは簡単ですが、働き続けるには様々な努力を必要とします。フリーランスプログラマーになったら、そのメリットを活かせるようにしっかり準備して挑戦してください。