プログラミング初心者からスキルアップしたい方におすすめの本10冊を紹介

プログラミングを学んだもののエンジニアとしてはまだまだ初心者だと思えている方を対象にした、ベテランエンジニアからの有益な助言を集めた本が幾つもあります。ぜひ、そのような本を活用してスキルアップしてください。

とはいえ、そのような本の多くは高価な専門書で近所の本屋では見かけません。インターネットを使って探さないと入手できない本ばかりです。どんなに良い本でも誰かに勧めてもらわないと知らずに過ごしてしまいます。

そこで今回はプログラミング初心者からスキルアップしたい方におすすめの本を紹介します。

プログラミング初心者が本で学ぶメリット

インターネットを検索すると知りたいことのほとんどが見つかる今の時代に、本で学ぶのは時代遅れでは、と感じられる方もいるでしょう。しかし、インターネットで公開されている情報は、全て正しいとは限りません。

その点、本に書かれた内容、とくに多くのエンジニアが読んでいる名著と呼ばれる本に書かれていることは信頼できます。そして本で学ぶメリットはそれだけではありません。まずは、プログラミング初心者が本で学ぶメリットについて紹介します。

本が信頼できる理由

インターネット上には多くのエンジニアがブログ等で情報発信しています。そしてその中には、世界中で使われるプログラミング言語を開発したエンジニアや、フレームワークを開発したエンジニアも含まれており、そういった方の書いた記事は初心者にとって学びになる内容です。

しかし、そのような記事ばかりではありません。プログラミングを学習しはじめた方が書いた記事やプログラムコードも見つかります。そのような記事やプログラムコードは、必ずしも参考にはなりません。

その点、本、特に技術を解説した専門書は特別です。まず著者はIT業界で実績のあるエンジニアが担当しています。さらに、その内容は編集者によって厳しくチェックされており、サンプルとして掲載されるプログラムコードも別のエンジニアがチェックした信頼できる内容です。

初心者は名著を選ぼう

プログラミングに関する専門書のような本の値段は安くはありません。さらに内容が難しく、読むのに時間がかかります。このように本を読んで学ぶのとは、コストも時間もかかることです。どうせ買うのなら、読んで役に立つ本を購入しましょう。

本の選び方ですが、初心者の方は、まず名著と呼ばれる本を選んでください。多くのエンジニアが良いと評価している名著は、多くのエンジニアが読んで影響を受けた本です。きっとあなたが読んでも、良い影響を受けるでしょう。

翻訳された専門書も読める

残念ながら名著と呼ばれる本の多くが英語で書かれています。しかし、それを翻訳した本もあるので、日本語で読むことも可能です。

なお今使われているプログラミング言語の多くは、アメリカ在住等の英語を使えるプログラマーに支持されて発展してきました。そのようなプログラマーの中には、積極的に講演したり雑誌に技術を解説する記事を執筆されている方もいます。そのような方が書いた英語の本が名著として評価されてきました。

しかし、英語の原書をそのまま読める日本人のプログラマーは多くありません。とはいえ、そのような名著の多くがエンジニアの監修の基、翻訳され本として出版されています。そして、そのような翻訳された名著は、多くの日本のプログラマーにも支持されているので、ぜひ、読んでみてください。
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プログラミング初心者におすすめの本10選

プログラミングはできるものの、自分はまだまだ初心者でスキルアップが必要だと考えている方にとって、ベテランプログラマーが何を考えてながらプログラムを作っているかが参考になります。

直接そのような方から話が聞ければ、おおいに影響を受けるかもしれません。しかし、そのような機会は多くなく、アメリカ在住の方から英語の話を聞いても理解できるとは限りません。その点、有名なプログラマーの書いた本を読むことで、その方の考え方を知ることが可能です。

次からプログラミング初心者におすすめの本を紹介します。

プログラムはなぜ動くのか

この本は、プログラムがコンピュータのCPUでどのように動作しているかを解説しています。なおプログラミングとは、コンピュータを動かすための命令を書くことです。対象となるコンピュータとは何か、またどのように動作しているかを知らなければなりません。

この本では、コンピュータのCPUなどのハードウェアとその命令となるソフトウェアの役割を丁寧に解説しています。ハードウェアのことを良く知らないという初心者の方は、ぜひ、この本で学んでください。

Webを支える技術 ―― HTTP，URI，HTML，そしてREST

Webエンジニアになるためにはプログラミングスキル以外に、Webを支える技術を扱うスキルが必要です。この本はそのような技術、すなわちHTTP、URI、HTML、RESTについて詳しく解説しています。

今使われている多くのシステムを作成する際、Webを支える技術を知らないとプログラミングできないくらい、密接にかかわりあっている技術です。プログラミング初心者の方は、ぜひ、この本でWebを支える技術を学んでください。

オブジェクト指向でなぜつくるのか

この本は「オブジェクト指向とは何か」をわかりやすく解説しているソフトウェア開発の入門書です。今使われているプログラミング言語の多くでオブジェクト指向が使われているので、プログラマーとして働くならオブジェクト指向を理解していなければなりません。そのためこの本はオブジェクト指向の理解に苦労しているプログラミング初心者におすすめです。

リーダブルコード

この本は、どうすれば相手にも伝わる、わかりやすいコードを書けるのかを、例を使って解説しています。なお、この本はプログラマーにとっての定番とも言われている名著です。先輩の机で見たことがある、という方がいるかもしれません。

プログラミングにおいて、誰でも読みやすいコードを書けるようになるには、どうすればわかりやすくなるかを知らなければなりません。初心者の方は、ぜひ、この本を読んでわかりやすいコードとはどのようなコードなのかを理解してください。

珠玉のプログラミング 本質を見抜いたアルゴリズムとデータ構造

この本はプログラミングで課題を解決するために、著者を含むプログラマーがどのようなアルゴリズムを考えて、どのようにプログラムを作ったかについて紹介しています。

プログラミングにおいて課題をどうやって解くか検討する際、様々なアルゴリズムを活用します。しかしアルゴリズムを知らないとプログラミングに活用できず、冗長だったり読み難いプログラムになってしまいます。エレガンスなプログラムを書けるようになるにはアルゴリズムを学ばびましょう。

こちらはスキルアップを目指す初心者のプログラマーの方に読んでほしい本です。

Code Complete 完全なプログラミングを目指して

この本ではどうすれば品質の高いプログラムを書けるようになるかについて上下巻1200ページに渡って解説しています。

プログラミング初心者だけでなくソフトウェア開発に関わる全てのエンジニアに読んでほしい本です。この本の書評には、コードの品質がかなり変わったと実感している、といった意見が多くみられます。ページ数が多く価格の高い本ですが、ぜひ読んで品質の高いプログラムの書き方を学んでください。

プリンシプル オブ プログラミング3年目までに身につけたい一生役立つ101の原理原則

この本は品質の高いプログラミングを作るために必要な原理原則を詳しく解説しています。ある程度コードを書けるようになったものの、もっと良いコードを書けるようになりたい、と思う方におすすめです。

なお内容はわかりやすいものの、概念のような文章が多くサンプルコードはありません。そのためこの本を読んでコードをイメージできる程度のプログラミングスキルを持つ方向けの本です。

若手ITエンジニア 最強の指南書

プログラミングスキルに限らず、ITエンジニアに必要な知識とスキルを紹介した本です。ITエンジニアとして働くなら、プログラミングスキルだけでは不十分で、ヒューマンスキルやマネジメントスキルなど、社会人として働くためのスキルも求められます。

この本はそのような若手ITエンジニアが社会人としてはたらくうえで、身に付けておきたい知識やスキルを紹介しています。

基礎から学ぶ チーム開発の成功法則

この本は、チーム開発とはどのようなことか、また、どうすればチーム開発がうまくいくかを解説した本です。

エンジニアとして働く場合、1人だけで開発するということは稀で、大抵はチームで開発します。そのため、プロとして働くためにはプログラミングスキルだけでなく、チーム開発に参加してスキルを発揮できなければなりません。

さらに初心者のエンジニアからキャリアアップを考えているのなら、チームを管理するスキルは必須のスキルです。ぜひ、この本でチーム開発を管理するスキルを学んでください。

達人プログラマー 職人から名匠への道

この本は、アメリカで発行されたプログラマー向けの名著と言われる「The Pragmatic Programmer」の翻訳版です。そしてプログラミング初心者を対象に、良いプログラマーを目指すとはどういうことか、またコーディングの指針などの内容が書かれています。そのため初心者はもちろん、ベテランの方が読んでも参考になることが書いてある本です。

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中古の本も探してみよう

今回紹介した本の中には、発行日がかなり古い本も含まれています。さらに新刊が手に入らない本があるかもしれません。その場合は、ぜひ、中古の本も探してみてください。

ITに関する専門書を選ぶ際、新しい内容が書かれている新刊を選ぶのがポイントです。とはいえ、プログラミングに関する専門書は1980年代から発行されており、今でも参考になる内容の本が何冊もあります。初心者の方は、機会があればそのような長く読み継がれる名著も読んでみてください。
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まとめ

これからスキルアップしていきたいプログラミング初心者におすすめの本を10冊紹介してきました。いずれも多くのプログラマーから指示されている名著と呼ばれる本です。

IT企業の仕事を長く続けていると、様々なプログラムコードを見る機会があります。
エンジニアとして働くなら、他の人が見ても読み易いコードを書けるようになりましょう。そして、見やすいコードの書き方の背景となる考え方を今回紹介した本を読んで学んでください。

また、プログラミングについてもっと詳しく学びたいと考えている方は、ポテパンキャンプの利用を検討されてはいかがでしょうか。
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