小学校や中学校でプログラミング教育が義務化されたのに伴い、子供をプログラミング教室で学ばせる方が増えています。プログラミングに関心のある方にとっては、どんなことを学べるか、気になる方もいるでしょう。
とはいえ多くの親にとってもプログラミングは新しい習い事です。何を基準に選べば良いか解らない、という方が多いのではないでしょうか。今回は自分にとっても子供にとってもピッタリなプログラミング教室の選び方について紹介します。
- プログラミング教室では、小学校でも使われているツールを使い、プログラミング的思考を教える教室です。
- プログラミング教室で学べることは、ITリテラシー、論理的思考、問題解決能力、創造力などで、大学入試やエンジニアとしての就職にも役に立つことも。
- プログラミング教室を選ぶポイントは、対象年齢、月謝の金額、スケジュールで、子供に合っているかも重要。
プログラミング教室とは
プログラミング教室とは、プログラミングを学べる教室のことです。ピアノを学べる教室がピアノ教室、英会話を学べる教室が英会話教室と呼ばれるように、講師の先生がプログラミングを教えてくれる教室です。
プログラミングと言えば、専門学校や大学、またはプログラミングスクールで大人が学ぶスキルだと思っている方も多いでしょう。プログラミング教室で教えているのは、そのような大人が学ぶプログラミング言語ではありません。
プログラミング教室では、小学校でも使っているような、ブロックを組み合わせるプログラミングツールなどを使い、小学生から中学生向けのカリキュラムでプログラミング的思考を教えるのが特徴です。
Webエンジニアに転職したい方におすすめのスクールはこちら
プログラミング教室で学べること
子供達が教室に通っていたからと言って、それを仕事にするとは限りません。ピアノ教室に習った子が大きくなったら、全員がピアニストとして働ける訳ではありません。プログラミング教室も同じです。
とはいえ習い事には様々なメリットがあります。次からプログラミング教室で学ぶことで得られるメリットについて紹介します。
プログラミングを学ぶメリット
大人がプログラミングを学ぶ理由としてよく聞くのは、プログラマーとして転職するためです。しかし、小学生がプログラミングを学ぶメリットは大人と同じではありません。将来役に立つ能力を身に付けられる点がメリットです。
そして小学生がプログラミング教室に通うメリットとは次のとおりです。
- 今後の社会で必要とされるITリテラシーが身に付く。
- 論理的思考や問題解決能力、創造力といった能力を育成できる。
- 大学入試やエンジニアとしての就職に役に立つ。
次からそれらのメリットについて詳しく紹介します。
ITリテラシーが身に付く
今の小学生の多くがスマホやタブレットを使ったことがありますが、正しい使い方を知らないケースがよくあります。それは親や学校の先生が、そのようなIT機器に詳しいとは限らないのが理由です。
その点、プログラミング教室では学習にパソコンやタブレットと利用するため、それらのIT機器の操作に詳しい先生から正しい使い方を学べます。
さらにスマホやタブレットを使いこなすにはクラウドを使いこなせなければなりません。プログラミング教室では、ITに詳しい先生から指導を受けてITリテラシーが身に付く点がメリットです。
論理的思考や問題解決能力、創造力が身に付く
プログラミングの難しい点は、命令を組み合わせて意図したようにコンピュータ動かす点です。これはテキストで作るプログラムとブロックを組み合わせるプログラムとで差はありません。そして、これを実現するには、論理的思考や問題解決能力、創造力が必要です。
そしてプログラミング教室でプログラミングのやり方を学ぶことで、こういった能力を育成できます。特に小学生向けのカリキュラムでは、独自のゲームを作って遊べるなど、楽しみながら学べる点が特徴です。
さらにプログラミングに詳しい先生がいるプログラミング教室なら、子供達のアイデアをうまくゲームに組み込んでくれるなど、子供達の能力をうまく引き出しながら成長させてくれる点も見逃せません。
大学入試やエンジニアとしての就職に役に立つ
小学生のうちにプログラミングが好きになれば、将来、エンジニアとして活躍してくれるかもしれません。そのような小学生を増やしてくれるのも、プログラミング教室のメリットです。
また高校で習う科目に情報が加わり、それを大学入試の科目として選べるようになりました。プログラミングが得意になれば、それだけ大学入試で良い点数が取れるかもしれません。
このようにプログラミング教室でプログラミングを学ぶことで、将来、大学入試や就職などに役に立つと予想されます。これもプログラミング教室のメリットの1つです。
Webエンジニアに転職したい方におすすめのスクールはこちら
プログラミング教室の選び方
プログラミング教室のメリットが解ったとしても、そこで子供が学んでくれないと無駄になります。子供に合ったプログラミング教室を選びましょう。
プログラミング教室を選ぶ際のポイントは次の4つです。
- 対象年齢(年齢に合ったカリキュラムが用意されているか)
- 月謝の金額(高価な教材を使っていると月謝が高いケースもある)
- スケジュール(送迎が必要かを含めて検討を)
- 子供に合っているか(無料の学習体験を利用して子供の反応をチェック)
次からこの4つについて解説します。
対象年齢で選ぶ
プログラミング教室では、大人が学ぶようなプログラミング言語を学ぶのではなく、プログラミング的思考を学べます。そのため、教室によっては、対象年齢を小学生から中学生までと、かなり幅広く設定していることもあります。
しかし小学1年生と中学生が同じカリキュラムという訳ではいきません。年齢の発達具合に合ったカリキュラムを設定している教室が良い教室です。
はじめる時期で最も多いのは、小学3年生です。小学3年生はローマ字を習うので、パソコンのキーボードを使えるようになる年齢と考えると納得できます。そして、小学校の高学年向けや、中学生向けなど年齢に合ったカリキュラムが用意されている教室を探しましょう。
なお、最近は未就学児向けのスクールもあります。こういった教室ではタブレットでも使えるプログラミング的思考が学べるアプリや知育遊具を使うことで、楽しみながら学べる工夫がされています。
月謝の金額で選ぶ
習い事で気になるのは月謝の金額でしょう。プログラミング教室でも気になるところです。平均的な月謝は1万円から1.5万円程度ですが、教室によっては高いとこともあります。
例えば、ロボットを使ったプログラミングを教えてくれる教室では、子供が使う教材を購入しなければなりません。中には教材に5万円近くかかることあります。また、エンジニアが指導してくれる教室は、指導の質が高いものの月謝が高い、といったこともあるでしょう。
他の条件も検討し、負担できる月謝の金額内で利用できる教室を探してください。
スケジュールで選ぶ
プログラミング教室は、週1回のペースで開催していることが多いようです。また、平日なら学校の授業が終わってから通える教室が多いでしょう。車で送迎が必要な場合は、その時間を確保できるように、スケジュールも検討してください。
なお、最近は土日に開講しているプログラミング教室も多いようです。平日働いているので時間が取れない場合は、土日に利用できる教室を探してみてください。
子供に合っているか
選んだプログラミング教室が子供に合っているかも重要です。プログラミング教室えは無料体験授業の機会を用意しているので、それを利用して子供の様子をしっかりチェックしてください。
プログラミング教室は大きく分けると、講師と1対1で学べるスタイルと、講師の指導によりグループで協力しながらカリキュラムをすすめるスタイルに分けられます。実際に授業を体験してみて、子供に合うスタイルの教室を選びましょう。
Webエンジニアに転職したい方におすすめ
のスクールはこちら
親子プログラミング教室で体験させる
親がプログラミングを習わせたいと思っていても、子供はそうではないこともあります。各地で親子プログラミング教室が開催されているので、このイベントで子供に体験させてはいかがでしょうか。
また、親子でプログラミングを楽しんでいるサークルもあるので、親子プログラミング教室などの機会にサークルの活動内容をチェックしてみてください。
Webエンジニアに転職したい方におすすめのスクールはこちら
まとめ
今回紹介したようにプログラミング教室には子供にとって多くのメリットがあります。通わせようと考えているなら、子供に合っており、無理なく通える教室を選びましょう。
そして、もしあなたがITに詳しく家でその話をしているのであれば、子供も興味を持っているはずです。ぜひ、子供に合ったプログラミング教室で、子供の関心を引き出してあげてください。
なお、このサイトを運営しているポテパンでは、Webエンジニアとして働きたい大人の方向けのプログラミングスクール、ポテパンキャンプを運営しています。今なら能力さえあれば40才でもWebエンジニアとして転職可能です。興味のある方はこちらもチェックしてみてください。