〜筆者紹介〜
株式会社ポテパン代表取締役社長 宮崎大地
ポテパンではエンジニアキャリア領域で複数サービスを展開。
今でも毎月100名以上のエンジニアカウンセリングを担当し、合計3000名以上のキャリア支援を行なってきました。
また1200社以上のエンジニア採用のサポートもしてきており、自身もエンジニアとしてサービス開発を行なっております。
今回はエンジニア採用の難しい理由からその解決策までまとめてみましたので、
少しでもエンジニア採用につまづいている企業様のためになると幸いです。
エンジニア採用も通常の採用と同じで候補者集めと候補者の選考が非常に大事になります。
下記にまとめていきますのでぜひご覧くださいませ。
- 良い人を採用するには多くの候補者に会う必要がある。そのため人材紹介会社、業務委託専門の人材紹介会社、求人サイトへの掲載の活用を。
- 多くの候補者の中から良い人材を選ぶのが大事です。スキルチェックはもちろん、「会社と共に事業を作っていけるかどうか」のか確認も
- よい人材が見つかったら会社の代表が直接口説いて、他に行かないようにクロージングすることも重要。
エンジニア採用の最新動向について
少し前までは求人サイトに載せるくらいしか手段がなかったのですが、現在では多くの選択肢が出てきております。
次々と便利なサービスがでているのでコスパのいいものを使っていきたいですね。
エンジニア採用における最近の動向として注目したいのは下記になります。
エンジニア志望者が増加
職種としてエンジニアの人気が急増しました。
リモートでも働きやすく、収入も高く、手に職がつくエンジニアは幅広い年齢に人気の職種となっております。
コロナの影響もありリモートに注目が集まっているので、今後も志望者は増えるのではと思います。
そこで問題なのは、未経験者の応募が非常に増えているという点です。
求人サイトやHPなど応募できるページがあればどんどん応募がきます。
対象でない候補者が多く集まることで選考の手間がかかってしまうので、スクリーニングしてくれる人材紹介サービスなどが有効です。
業務委託採用が活発に
正社員の雇用リスクが高い点から、業務委託採用が増加しています。
業務委託採用は、基本的には期間での契約となり、新規サービスの開発だけとか、受託したプロジェクトのみ、などスポットでの採用が可能で、非常にフレキシブルなリソース確保ができるのでIT企業に重宝されています。
またエンジニアもフリーランスを希望する方も増加しており、今後も業務委託採用は増える傾向かと思います。
正社員に比べ流動性があるため採用がしやすいメリットもございます。
正社員と業務委託を同時に募集すると、候補者が増え採用効率が上がるのでお勧めです。
まずは専門の人材紹介会社に話を聞いてみることをお勧めします。
〜候補者を集める編〜
良い人を採用するにはまずは多くの候補者に会うことをおすすめします。
代表的な候補者集めの方法は大体下記になります。
1.人材紹介会社の利用
まず候補にあがるのは人材紹介会社の利用です。
人材紹介会社のメリットとしては下記になります。
・まずはプロの知見を聞いてから採用を始められる
・採用するまで費用がかからない
・自社に合った人材を絞って紹介してくれる
採用の知識がなかったり、無駄な面談の機会が少なくなったりと、時間やコスト面でもおすすめです。
エンジニアDBが多く具体的なお勧めサービスは下記になります。
「ポテパンキャリア」
「ギークリー」
2.業務委託の利用
雇用リスクの高い正社員に比べ、期間で契約する業務委託採用も多く利用されています。
フリーランスや外部の人材に業務を依頼する契約となります。
スキルの高い人材が多く、期間での契約となるため、経営状況に応じたフレキシブルなリソース確保が可能です。
業務委託専門の人材紹介会社があるのでそちらを利用しましょう。
採用するまで費用のかからない成果報酬がほとんどですので、人材紹介会社と合わせて依頼すると効率的です。
おすすめの業務委託人材紹介サービスは下記になります。
「クラウドテック」
3.求人サイトへの掲載
求人サイトへの掲載は無料で掲載できる求人サイトが出てきたりとコストが比較的安く抑えられる方法です。
人気な求人サイトでは求職者も多くいるため候補者を集めることが可能です。
最近は費用が高いのに候補者のクオリティーが低いサイトもあるので、人気なサイトにのみ掲載を検討するというのがおすすめです。
スカウト機能があると、良いと思う人材に直接アピールができるので良い人材を採用できる可能性があります。
具体的なおすすめ人気求人サイトは下記になります。
「Wantedly」
「Green」
「indeed」
〜候補者を見極める編〜
候補者が多く集まってくると良い人材を選考することが大事となります。
会社に合わない人材を採用して後悔しないようしっかりと見極めましょう。
見極める要素として最も重要なのは下記になります。
1.スキルチェック
ポジション別に会社の開発スピードやクオリティーについていけそうかどうかをチェックします。
実務経験があるから採用というのは危険で、自社のリードエンジニアにしっかりとスキルチェックしてもらうことが重要です。
もしまだリードエンジニアがいない場合は、まずは1人信用できる強いエンジニアを採用するのがおすすめです。
また自社で実践的なプログラミングテストを実施する企業も増えてきました。
プログラミングテストやホワイトボードテスト、ペアプロなどのスキルチェックがありますので、是非試してみてください。
2.会社と共に事業を作っていけるかどうか
スキルは良くても社風にあわないと他のメンバーに影響が出たりとマイナスになってしまうケースがあります。
会社のメンバーになるわけですから、事業への共感や、会社と共に事業を作っていくというスタンスかどうか見極める必要があります。
会社への志望動機や、これまでの経歴と実績が判断基準になるかと思います。
何度か質問や面談などを通して「会社と共に事業を作っていけるかどうか」念入りに確認しましょう。
〜クロージング編〜
良い候補が見つかったら来てもらえるよう代表が口説くと効果的です。
会社の未来を語り、なぜ入って欲しいと思ったか、どのように活躍してほしいのか、説明して来てもらえるようお願いしましょう。代表がそれをすることで、本当にきて欲しいんだなと実感し力になりたいと思ってもらえます。
最近ではオファー面談と言って内定と条件面を見せてから役員と納得いくまで話す面談もあります。
入社後のことも考えて腹を割って話すというのも効果的かもしれません。
いずれにせよしっかりと選考して良い候補者がいたら、他に行かないようクロージングするという意識が重要になります。
まとめ
以上のことを実施すれば効率の良いエンジニア採用が実際にできるかと思います。
焦ってエンジニアを入れるのではなくしっかりと選考して強い開発チームを目指しましょう。
エンジニア採用でお困りでしたら是非ポテパンまでご相談くださいませ。