MacのパソコンでiOSアプリを開発することができる開発統合環境(IDE)が「Xcode」です。そしてこちらのXcodeは2017年9月にSwift4にも対応しているXcode 9の正式版がリリースされました。
こちらの記事ではXcode 9のダウンロード・インストール方法、そして新機能について詳しく紹介します。
Xcode 9のダウンロード・インストール方法
はじめにXcode 9のダウンロード・インストール方法を詳しく紹介します。
Xcodeのダウンロード・インストール方法
まずXcodeを利用するにはMacのパソコンが必要になります。またAppleのアカウントも事前に登録しておく必要があります。アカウントを登録していない時は新規登録しましょう。
そしてMacのパソコンから「Mac App Storeプレビュー」のページに行き、そのページからMac App Storeに移動しXcodeをダウンロードします。
Xcodeをダウンロードすると、Macのアプリケーションの欄にXcodeが出てくるようになります。そちらをクリックすればXcodeが起動し、最初の画面が表示されます。
そしてXcodeは新バージョンだけではなく前のバージョンもダウンロード・インストールすることができます。こちらのページからダウンロードしましょう。
Xcodeのプロジェクト作成方法
Xcodeを起動すると、プロジェクトの作成ページが表示されます。プロジェクト作成する場合は「Create a new Xcode project」を選択してください。
そしてProductname(これから開発するアプリ名)、Organization Name(自分の名前)など必要な情報を入力すると、コードを記述する画面に移動します。
Xcode 9の新機能
つづいてXcode 9にアップデートされたことで追加された新機能を3つ詳しく紹介します。
動作がスピーディになった
Xcode 9になったことによって様々な機能の動作のスピードが速くなりました。コードを記述するコードエディタ
の動作も速くなり、開発の作業効率も上がりました。
またファイルオープンは3倍、特定の行に飛ぶ機能は50倍スピーディになりました。また検索機能であるOpen Quicklyやプロジェクトの検索のスピードも速くなっています。
GitHubとの連携がスムーズに
Xcode 9にアップデートされたことでGitHubとの連携もスムーズにできるようになりました。
GitHubとはソフトウェア開発プロジェクトを共有できるサービスです。作成したプロジェクト、記述したコードなどはGitHubで管理することができます。
GitHubにあげられているXcodeで開けるコードは、ダウンロードすれば直接Xcodeで開くことができます。またXcodeで記述したコードも「View on GitHub」を選べばGitHubで開けることができます。
ワイヤレス転送なしで画面確認が可能に
Xcode 9の前のバージョンの場合、Xcode内で作成したプロジェクトをiPhoneやiPadなどの実機の画面で確認したい場合、その都度パソコンと実機をケーブルで繋ぐ必要がありました。
しかしXcode 9であれば毎回実機とパソコンをケーブルで繋げる必要がなく、すぐに実機で画面を確認できます。
まとめ
バージョンが上がっていくにつれ、XcodeはよりiOSアプリの開発がしやすく、作業効率も上がるよう改善されています。また開発途中の時の実機での確認もすぐにできるようになりました。
こちらの記事を参考にして最新バージョンのXcode 9をパソコンにダウンロード・インストールしてみてはいかがでしょうか。