プログラミングでプログラムを組む時に、コマンドを入力して操作するアプリケーション、つまりコマンドラインツールが必要になる時があります。そしてMacのパソコンでコマンドラインツールを利用する方法としてCommand Line Toolsをインストールする方法があります。
こちらの記事ではXcode command line toolsのインストール方法、またXcodeなしでインストールする方法について詳しく紹介します。
Command Line Toolsとは
はじめにCommand Line Toolsについて詳しく紹介します。
Command Line ToolsはMacで利用できるコマンドラインツールです。そしてコマンドラインツールとは、コマンドを入力して操作するアプリケーション、CUI(キャラクターユーザーインターフェース)のことです。
またCUIとは違いマウスなどで操作する通常のアプリケーションのことをGUI(グラフィカルユーザーインターフェース)といいます。
インストール方法
つづいてCommand Line Toolsのインストール方法について詳しく解説します。
Command Line Toolsのインストール方法
まずはXcodeを起動します。そして画面左上にある「Xcode」のメニューから「Preferences…」という項目を選択します。
そして「General」という項目から「Downloads」を選択します。次に出てきた「Downloads」という画面から「Components」という項目をクリックします。すると「Command Line Tools」という言葉が表示されるので、文字の横にある「Install」をクリックしましょう。
Command Line Toolsをインストールする時にはAppleデベロッパーとしてログインする必要があるため、アカウントとパスワードを確認しておきましょう。
バージョンが6.1以降であれば自動的に入っています
ダウンロードしたXcodeのバージョンが6.1以降の場合、Command Line Toolsは自動的にインストールされます。Command Line ToolsがダウンロードされているかどうかはXcode内で確認できます。
確認するにはまず「Xcode」のメニューから「Preferences…」を選択します。そして次に出てきた「General」のウィンドウで「Locations」をクリックします。そして「Locations」のウィンドウに表示されている「Command Line Tools」の横にXcodeのバージョンが表示されていれば、Command Line Toolsがインストールされています。
上記の場所にXcodeのバージョンが表示されていればCommand Line Toolsをインストールする必要はありません。
XcodeなしでCommand Line Toolsをインストールする方法
つづいてXcodeをMacのパソコンにダウンロードしないで、Command Line Toolsを導入する方法を詳しく紹介します。
iOSアプリを開発しない人の場合、MacにXcodeを導入する必要はありません。またXcodeは他のアプリケーションと比較して容量が大きいため、MacBook Airなどを利用しているとパソコンすべての動作が悪くなってしまいます。
XcodeなしでCommand Line Toolsをインストールするには、まずこちらのAppleのディベロッパーに接続します。ここで登録しているApple IDとパスワードの入力が必要になるので、事前に調べておきましょう。
Apple IDでログインしたあとは、画面左上にある検索キーワードが入れられる欄に「Command Line Tools」と入力してください。すると様々なバージョンのCommand Line Toolsが表示されるので、所有しているMacのバージョンに合ったCommand Line Toolsをインストールしてください。
Command Line Toolsのファイルがインストールできたらダンボールに黄色の箱が入っている画面が表示されるため、そちらをダブルクリックします。するとCommand Line Toolsのソフトウェアをインストールする手続きの画面がでてくるので、指示に従ってインストールします。
こちらの手順でXcodeなしでCommand Line Toolsをインストールすることができます。
まとめ
最新のXcodeのバージョンの場合、最初からCommand Line Toolsが導入されていることがほとんどです。またXcodeをMacにインストールしていなくても、Command Line Toolsをインストールすることは可能です。
ぜひこちらの記事を参考にして、Command Line Toolsを導入してみてはいかがでしょうか。