エンジニアにとって頭の痛い作業、それが「お絵描き」です。
エンジニアがスケッチブックに絵の具と筆で絵を描くわけではなく、ここでは提案書や企画書、設計書、作業手順書などの作図を意味します。何が困るのかというと、アイコンです。クリップアートともいいます。これが貧弱だと、絵に込められたメッセージが素晴らしくとも、なんだか見すぼらしい感じがします。
AWSについてはそんな心配は必要ありません!AWSシンプルアイコンを活用しましょう。
本記事では、AWSシンプルアイコンをご紹介します。
AWS シンプルアイコンとは
AWSでは、サービスごとにアイコンを決めています。例えばEC2はこのアイコン、S3はこのアイコン、といった具合です。そのおかげで、私たちユーザーは、AWSの構成を図にするときは決められたアイコンを使えば良いというわけです。
その決められたアイコンが、私たちユーザーのために提供されています。そのアイコン集がAWSシンプルアイコンなのです。
ファイルの種類もさまざまで、以下の種類があります。
ラインナップ
AWSシンプルアイコンは、以下のラインナップがあります。
3つ目はEPS/SVG用とはなっていますが、実際にはPNG形式のファイルも格納されています。
SVG形式やPNG形式といった、いわゆる「一般的な」ファイル形式で用意されているので、実質どんなツールでも使えますね!
Office製品用
Office製品をお使いの方は、PowerPoint用が適しています。名前からPowerPoint専用と思ってしまいますが決してそうではなく、単に白紙のPowerPointスライドに、アイコンがたくさん貼り付けてあると思ってください。勘の良い方はお気づきかと思いますが、ここからコピーしてExcelやWordに貼り付けることもできます。
ちょっと見てみましょう。
本当に白紙スライドにアイコンを貼り付けているだけであること、お分かりいただけたでしょうか?
新サービスが開始されても追従する(はず)
PowerPoint版のシンプルアイコンの表紙に、以下のようなことが書いてあります。「AWSシンプルアイコンの最新版をご確認ください。最新版はこちらです。」
どうも新しいサービスが始まると、シンプルアイコンに追加されるようです。
AWSシンプルアイコンのダウンロード方法
ダウンロードするには、こちらをご覧ください。
基本的にどれもZipファイルです。自分のPCにダウンロードして、解凍すればOKです。
意外に多いメーカー謹製アイコン
実は自社製品のアイコンを用意しているメーカーは、AWSの他にもあるのです。例えばAWSの対抗馬、Microsoft Azureも負けてはいません。こちらでアイコンを公開しています。
現在のクラウドの3強はAWSとMicrosoft Azure、そしてGoogle Cloud Platformです。というわけで、残りはGoogleですが、Googleもやはりこちらでアイコン集を提供しています。
ネットワーク機器のメーカーであるCiscoもこちらでアイコンを公開しています。
メーカー製アイコンはご紹介したもの以外にも限らず多数あります。メーカーからすれば販促ツールの一環なのでしょうか。おかげでその製品を使う私たちエンジニアは作図するときに活用できるというわけです。
まとめ
本記事では、AWSのシンプルアイコンと、その他の会社のアイコンを解説しました。
ご紹介した以外に、自社製品のアイコンを持つ会社は多数あります。どこかの製品を使う企画書を書く場合、ぜひその会社特有のアイコンセットがないかを検索してみてください。