プログラミング学習を進めていくうちに、自分の実力を試してみたい、そう思ったことはありませんか?そんな人におすすめしたいのがプログラミングコンテストに参加することです。
最近ではプログラミング学習の必要性が高まっていることから、様々なプログラミングコンテストが開催されており、初心者でも参加可能なコンテストもあり自宅で気軽に参加できます。
インターネットやツールの進化により、今では誰でも簡単にプログラムを作れるようになりましたが、少ないコードで効率よくプログラミングができる人は多くはなく、こうしたコンテストで優秀な成績を残した人は貴重な人材として企業からも優遇されるでしょう。
こちらの記事ではプログラミングコンテストの概要、参加をおすすめしたいプログラミングコンテストなどについて詳しく紹介します。
- 各分野で問題を解くスピードを競うのがプログラミングコンテスト
- AIのプログラム同士をゲームで競わせるようなコンテストもある
- 参加することで自分のレベルを図ることができ、他の人の解決法も学べる
- 初心者参加OKのコンテストから、AIプログラミングやデータマイニングを競う高度な大会もある
プログラミングコンテストとは
プログラミングコンテストとは一体どのようなことを競う大会なのか、詳しく紹介します。プログラミングコンテストは、簡単に言うと「プログラミングで行うスポーツ」です。コンテストが開始されたと同時に問題が出題されます。そして制限時間内にできるだけ多くの問題を解くプログラムを作成します。
作成したプログラムはコンピューターが自動でテストを始め、問題を解けたかどうか正誤判定をします。そして問題を解けた順に順位は更新されていきます。プログラミングコンテストの時はオンライン上で常に順位が変動します。またネットを通じて世界中の人と対戦ができるのも大きな魅力です。
またプログラミングコンテストにも、以下のようにいくつか種類があります。
・アルゴリズム
・セキュリティ
・ショートコーディング
・人口知能(AI)
・作品を提出するコンテスト
「アルゴリズム」のコンテストは出された問題の要求を満たすことができるプログラムを組むスピードを競うコンテストです。このコンテストの特徴はみんなが同じプログラムを解くため、他の人の記述方法や解答を見ることができます。
「セキュリティ」のコンテストはソフトウェア・ネットワーク上でのハッキングやバグ探しを競うコンテストです。また「ショートコーディング」のコンテストはより少ない文字数(バイト数)で機能を実装することを争うプログラミングコンテストです。
「人口知能(AI)」のコンテストはゲームなど、機械の人口知能(AI)をつくるコンテストです。AIのプログラム同士をゲームなどで競わせます。「作品を提出するコンテスト」は決められたテーマに沿ってプログラミングで作品をつくり、クオリティや独創性を競います。
様々なコンテストがあるので、気になる人はどんなプログラミングコンテストがあるのか調べてみてくださいね。
分からない事を何でも質問できる転職に強いプログラミングスクールはこちら
プログラミングコンテストに参加するメリット3つ
つづいてプログラミングコンテストに参加するメリット3つを詳しく紹介します。
コンテストに参加することよって自分のレベルが分かる
独学でプログラミング学習を行なっている人などは特にそうですが、プログラミングスクールなどに通わない限り、自分のレベルを周りの人と比較する機会がありません。
初心者にとってプログラミングコンテストはレベルが高く感じ、参加することを躊躇ってしまうかもしれません。しかしコンテストの上位に入る、優秀な人達のレベルを知ることによって、自分の技術を向上させるきっかけにもなります。自分のレベルを他者と比較することによってプログラミングのレベルはまた向上します。プログラミングコンテストが良い目標を設定する機会になります。
同じ問題を解くことで他の人の解決方法を参照できる
プログラマー、エンジニアとして働いていたり、プログラミング学習を行っていたりすると、参考書の練習問題などで指定の問題を解決するためのプログラムを組むことがあります。
そして問題を解く形でプログラムを組む時、基本的に解決方法は自分1人で探します。なのでプログラミングテストに参加することは他の人の解決方法が見られる絶好の機会となります。
プログラミングテストは参考書やインターネット上で公開されているもの以外の、同じプログラミング仲間が開発した解決方法を見られる貴重な機会です。コンテストで上位を狙うだけではなく、他の参加者の解決法を勉強する目的で参加するのもおすすめです。
プログラミング仲間・ライバルができる
プログラミングコンテストは世界中からプログラミングが好きな。コーディング能力に自信のある人間が集まります。なのでコンテストは絶好のプログラミング仲間、ライバルを作る場でもあります。
プログラミングコンテストをきっかけに連絡先を交換したり、勉強会を開催したりすることでプログラミング仲間の輪が広がります。また直接接する機会がなかったとしても、レベルの高いプログラマーのライバルができます。
プログラミングで自分の好きな作品をマイペースにつくる作業もとても大切ですが、時には人と競争してコーディング能力を高めることも大切です。プログラミングコンテストは良きライバル、良き仲間と巡り会える場なのです。
分からない事を何でも質問できる転職に強いプログラミングスクールはこちら
おすすめプログラミングコンテスト4つ
つづいて参加することをおすすめしたいプログラミングコンテストを○つ紹介します。
AtCoder
「AtCoder(Atcoder Beginner Contest)」は初心者向けのプログラミングコンテストです。まだ学習中の段階である初心者の人も安心して参加することができるコンテストです。約一週間に一回の頻度でコンテストはオンライン上で開催されます。どんな問題が出るのか参加する前に知りたい人はHPを確認しましょう。練習問題や過去問題を確認することができます。
CODE VS(コード・バーサス)
「CODE VS」は社会人も参加することができる人口知能(AI)のプログラミングコンテストです。開催期間は一ヶ月と長く、年に一度開催されています。CODE VSは本戦になるとニコニコ生放送などで放送されます。人口知能(AI)に興味がある人にはおすすめのコンテストです。
Kaggle
「Kaggle」はデータマイニングを競うプログラミングコンテストです。データマイニングとは統計学やパターン認識、人口知能などのデータ解析などの技法を大量のデータに適用し知識を取り出す技術です。コンテストではこのデータマイニングの精度の高さを競います。
そしてこちらのコンテストの特徴は主に企業が解いてほしい問題を提供している点です。なので賞金は他のコンテストと比較して高額であることが多いですKaggleの1つのコンテストの開催期間は長く、数ヶ月単位です。しかしデータマイニングのレベルアップを目指している人にはおすすめのコンテストです。
アプリ甲子園
「アプリ甲子園」は2011年から始まった、中学生と高校生を対象としたスマートフォンアプリ開発コンテストです。優勝した時に貰えるのは賞金ではなく、iMacやMacBookといった商品です。
このコンテストではアプリの独創性、デザインなどを審査する「企画力審査」と、実際に実装した時の完成度、技術力を審査する「実装力審査」があります。有名企業との連携も多いコンテストなので、プログラマー、エンジニアを目指している学生にはぜひとも挑戦してほしいコンテストです。ぜひ自分が学習している内容に合ったプログラミングコンテストを探し、気軽に参加してみてくださいね。
分からない事を何でも質問できる転職に強いプログラミングスクールはこちら
まとめ
プログラミングの学習を始めたばかりがプログラミングコンテストと聞くとハードルが高く感じると思います。しかし最近では初心者向けのコンテストも多く、開催頻度も高いのでオンライン上でいつでも参加することができます。プログラミングを独学で勉強している人は他のプログラミング仲間の解決法を知ることができる良い機会です。ぜひ一度は挑戦してみてください。
コンテストに参加するには、ある程度のプログラミングスキルが必要になります。完全未経験からプログラミングを初めて、コンテストに参加したり、IT企業への転職を将来を目指すなら「ポテパンキャンプ」がオススメです。最短5ヶ月で現場で活躍できるエンジニアとしてのスキルが身につくカリュキュラムが揃っています。