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GitHubは2018年6月4日、Microsoftにより買収されることが発表され、マイクロソフト傘下のサービスとなりました。

本記事では、Microsoft買収以降のGitHubサービスの動きを確認しながらユーザーが便利に利用出来るようになった機能についてご紹介していきます。

MicrosoftによるGitHub買収の概要


2018年6月4日MicrosoftがGitHubを75億ドルで買収することが発表され、2018年末までに全額を株式交換で支払う計画であるとの報告がありました。

実際に2018年10月に買収は完了し、GitHubはMicrosoft傘下のサービスとして提供されています。

Microsoftの狙い

Microsoftが正式に公言している情報ではありませんが、オープンソースの世界で力をつけたいMicrosoftとしては買収時点でユーザー数2,600万人にも及ぶGitHubを取り込むことは非常に有益であったことが動機として挙げられます。

また、Microsoftは「Microsoft Azure」というクラウドプラットフォームを提供しており、GitHubサービスと連携させることによりオープンソースのアプリケーション開発者を効率的に取り込む狙いがあったと考えられます。

買収以降のユーザー数増加

MicrosoftがGitHubを買収した2018年以降、GitHubのユーザー数はたった1年間で800万人増加したとの報告があがっています。

買収前には既存ユーザーがGitHubから離れてしまうんではとの懸念もありましたが、結果的にはユーザー数が一気に増加する流れとなりました。

Microsoft買収以降のGitHubサービスの変化


Microsoft買収以降、GitHubのサービスにも様々な変化が見られるようになりました。

無料ユーザーへのprivateリポジトリ開放

Microsoft買収以前のGitHubでは、privateリポジトリを利用するには有料アカウントに登録しておく必要がありました。

しかし2020年4月にGitHubの主要機能全てを無料アカウントのユーザーも含めて利用可能にすると発表されました。

これによりprivateリポジトリを実質制限なしで無料で利用することが可能となり、商用利用においても無料で運用出来るようになっています。

機能強化

GitHub買収の1年後には、Microsoftから主に「セキュリティ機能の強化」「エンタープライズ向け機能の強化」「コミュニティ向け機能の強化」についてのアップデート情報も公開されました。

セキュリティ機能

セキュリティには「ディペンデンシー・インサイト」という機能が追加されました。

GitHubにアップロードされたコードをスキャンして依存関係をチェックし、脆弱性やライセンスの依存関係を可視化する機能で、レポートの作成まで出来るようになっています。

エンタープライズ機能

エンタープライズ向けとしては、複数の組織間で開発を行う際に有用な「エンタープライズアカウント」の追加と企業内の開発者のみが閲覧可能な「インターナルリポジトリ」の機能が追加されました。

自社内だけでなく、他社との共同開発をよりスムーズに進めるための機能が追加された形です。

コミュニティ機能

コミュニティ向けの機能としては、「GitHub Sponsors」機能が追加されています。

オープンソースのコントリビューターに対してスポンサーが資金援助するための機能で、コミュニティの活性化を促進しています。

GitHubとMicrosoft Azureの連携


MicrosoftがGitHubを買収した目論見として、Azureとの連携を深めることにより、自社のクラウドサービスでより多くのオープンソースソフトウェアや開発者が活発に活動してもらうことが挙げられます。

アカウント連携

GitHubアカウントをお持ちの方であれば、Azureへも同一アカウント情報を元にシームレスでアクセス出来るようになります。

Microsoftの買収により便利になった機能の1つで、自身のGitHubリポジトリからAzureへのデプロイを簡素化出来る要因ともなっています。

ポテパンダの一言メモ

Azureは12ヶ月の無料で使える使用版を提供していますので、GitHubのアカウントをお持ちでAzureを利用したことがなかった方はこの機会にぜひ利用してみてください。

ワークフローの自動化

GitHubのリポジトリからAzureへのワークフローの作成が、Microsoft配下になり非常に手軽になりました。

ビルドからテスト・パッケージ化からリリース、AzureへのデプロイまでGitHub Actions for Azureを利用することでスムーズに実行することが出来るようになっています。

GitHub Actions for AzureではAzure Kubernetes ServiceやAzure App Service、Azure SQL Database、Azure Functionsといった各種サービスへのデプロイがネイティブでサポートされるようになりました。

Azure Boardsとの連携

GitHubリポジトリとAzure Boardsの連携も可能になったことにより、複雑なプロジェクトでもチームの生産性を向上させることが期待出来るようになりました。

Azure Boardsに掲載されるタスクとGitHubでのpull requestをリンクさせることで、作業計画と状況把握がより手軽に行えるようになっています。

Azureポリシーの管理

Azureポリシー機能とGitHubを連携させることで、ポリシーの定義や割り当てをコードとして管理することが出来るようになります。

またポリシー定義を更新するライフサイクルを制御し、コンプライアンス結果の検証を自動化することも可能となります。

VisualStudioの活用

Microsoftといえば、統合開発環境であるVisualStudioを提供しており、GitHub拡張機能を利用することでGitを使い始めるまでの時間を短縮し生産性を向上させることが出来ます。

Visual Studio経由でリポジトリの作成や発行、pull requestの管理、コードレビューなど一連の開発作業がより便利に利用出来るようになりました。

もちろんクラウドサービスであるAzureとの相性も良いため、開発者の生産性が大幅に向上することが期待出来ます。

Azure ADとの連携

セキュリティ面においても、Azure Active Directoryの同期機能により強化されています。

安全なワークプレイスIDを提供することで、管理時間の短縮、監査性の向上、セキュリティの強化が期待でき、アプリケーションの開発作業に集中出来る環境を整えることが可能です。

さいごに: MicrosoftによるGitHub買収はユーザーへのメリットも多い


本記事では、MicrosoftがGitHub買収に関する概要から実際に買収後のサービス内容の変化についてご紹介してきました。

実際に買収が実施される前後は、従来通りGitHubのサービスを利用出来るのか不安視する声も少なからずあがっていましたが、結果としてよりユーザーにとって使いやすいGitHubのサービスが提供されているのではないでしょうか。

GitHubはもちろん、Microsoft AzureやVisual Studioも無料の範囲内でも十分に使い勝手の良い機能が提供されていますので、まだ触れたことのないサービスがある方は積極的にチャレンジしてみましょう。

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