AWSの学習を始める方の中には、せっかくなら資格を取得してスキルを証明したいと考える方も多いのではないでしょうか。
本記事では、AWS認定資格情報について概要から難易度、資格取得のメリットまで解説していきます。
AWS認定資格一覧
2021年7月時点でAWS認定資格として、11の資格がAWS公式より提供されています。
まずはAWS認定資格11種類について確認しておきましょう。
- Cloud Practitioner
- Solutions Architect Associate
- Solutions Architect Professional
- SysOps Administrator Associate
- Developer Associate
- DevOps Engineer Professional
- Advanced Network Specialty
- Data Analytics Specialty
- Database Specialty
- Machine Learning Specialty
- Security Specialty
基礎コース
「6ヶ月の基礎的なAWSクラウドと業界知識」を認定するための試験として基礎コースが提供されています。
基礎コースは「Cloud Practitioner」のみが対象となります。
アソシエイト
「1年間のAWSクラウドを使用した問題解決と解決策の実施における経験」を認定するための試験がアソシエイトのカテゴリーです。
アソシエイトカテゴリーには「Solutions Architect Associate」「Sysops Administrator Associate」「Developer Associate」の3つが該当します。
プロフェッショナル
「2年間のAWSクラウドを使用したソリューションの設計、運用、およびトラブルシューティングに関する包括的な経験」を認定するための試験がプロフェッショナルのカテゴリーです。
プロフェッショナルカテゴリーには「Solutions Architect Professional」「DevOps Engineer Professional」の2つが該当します。
専門知識
「試験ガイドで指定された専門知識分野に関する技術的なAWSクラウドでの経験」を認定するための試験が専門知識のカテゴリーです。
専門知識のカテゴリーには「Advanced Network Specialty」「Data Analytics Specialty」「Database Specialty」「Machine Learning Specialty」「Security Specialty」の5つが該当します。
AWS認定資格の試験概要
それぞれのAWS認定資格の試験概要と難易度についてご紹介していきます。
Cloud Practitioner
基礎コースに該当する唯一の資格で、AWS認定資格の中では最も簡単な資格となります。
AWS クラウドの知識とスキルを身につけ、全体的な理解を効果的に説明出来るスキルが要求されます。
Solutions Architect Associate
AWS における分散システムの可用性、コスト効率、高耐障害性およびスケーラビリティの設計に関する 1 年以上の実務経験を持つソリューションアーキテクト担当者を対象とした資格です。
- 問題数: 65
- 時間: 130分
- 料金: 15,000円(税別)/模擬試験: 2,000円(税別)
SysOps Administrator Associate
AWS でのデプロイ、管理、運用に関して少なくとも 1 年以上の経験を持つ、システム運用を担当するシステムアドミニストレーターを対象とした資格です。
- 問題数: 65
- 時間: 130分
- 料金: 15,000円(税別)/模擬試験: 2,000円(税別)
Developer Associate
AWS ベースのアプリケーションの開発や保守における 1 年以上の実務経験がある開発担当者を対象とした資格です。
Solutions Architect Professional
AWS におけるシステムの管理および運用に関する 2 年以上の実務経験を持つソリューションアーキテクト担当者を対象とした資格です。
- 問題数: 75
- 時間: 180分
- 料金: 30,000円(税別)/模擬試験: 4,000円(税別)
Advanced Network Specialty
複雑なネットワークタスクに携わる個人を対象とした資格です。
Data Analytics Specialty
AWS データレイクおよび分析サービスの専門知識を有していることを証明するための資格です。
- 問題数: 65
- 時間: 180分
- 料金: 30,000円(税別)/模擬試験: 4,000円(税別)
Database Specialty
AWSのデータベースサービスを幅広くカバーした専門知識を有していることを証明するための資格です。
Machine Learning Specialty
開発あるいはデータサイエンスの業務を行っている方を対象とした資格で、ビジネス上の問題に対する機械学習ソリューションを設計、実装、デプロイ、維持する受験者の能力を証明するための資格です。
- 問題数: 65
- 時間: 180分
- 料金: 30,000円(税別)/模擬試験: 4,000円(税別)
Security Specialty
最低2年間のAWSのワークロードの保護に関する実務経験を持つセキュリティ担当者を対象とした資格です。
AWS認定資格を取得するメリット
AWS認定資格を取得するメリットとして以下の理由が挙げられます。
AWS知識の証明
AWS公式の認定資格なので、就職・転職などでのスキル・知識の証明として申し分ありません。
AWSでは資格を取得すると、デジタルバッジと呼ばれる証明書を入手することが出来るので、ポートフォリオやSNSに掲載することでWeb上でも証明可能です。
正しい知識を身につけられる
AWSは提供サービスも多く、なにから学習すれば良いのか分からない人も多いようです。
AWSのサービスを実際に利用しながらの学習も良いのですが、独学では遠回りな学習法になってしまう可能性も少なくありません。
AWS認定資格の学習から始めることで、正しい知識を体系的に学ぶことが出来るため、これから学習を始めようと考えている方にもおすすめです。
最新の情報が学習出来る
AWS認定資格は有効期限が3年と定められており、常に資格の内容が更新されていきます。
AWS認定資格の学習を継続して行うことで、最新の情報へ自分の知識もアップデート出来ることに繋がります。
さいごに: AWS認定資格の取得にチャレンジしてみよう
本記事では、AWS認定資格について、試験概要から取得のメリットまでご紹介してきました。
今回ご紹介したAWS認定資格は公式から提供されているため、AWS関連の資格としては真っ先に検討したい資格です。
これからAWSの学習を始めようと考えている方もご自身の知識を試してみたい方も、ぜひAWS認定資格の取得にチャレンジしてみてください。