本記事では、これからプログラミングの勉強をしようとしている方にアドバイスをお送りします。
- プログラミング言語によって難易度が大きく変わるため、勉強を始める前に、就職などの目的からプログラミング言語を決める
- プログラミングは、フレームワークと呼ばれる機能セットを使いこなすことで、効率よくバグを抑えて開発が可能
- 独学での学習が不安な場合は、オンラインスクールにて効率的に学ぶことを検討する
プログラミングを始める前に
プログラミングを始める3ステップ
最初に、プログラミングの勉強を始めるまでの3ステップについて考えてみます。どんな人でも、どんな言語でもだいたい同じになるでしょう。
- 学ぶ目的を決める
- 言語を決める
- 学び方を決める
この3ステップを経ないと、プログラミングとは何かをよく分からないままにちょっとだけかじって、あまりに理解できずにやめてしまうという残念な結果になります。
何事も最初が肝心!少し立ち止まって考えてみましょう。
学ぶ目的を決める
なぜプログラミングを学ぶのか?代表的な理由
皆さんは、なぜプログラミングを勉強しようと思ったのですか?ぜひ一度整理してみてください。実はこれ、とても大事なことなのです。言語やフレームワーク、学び方まで変わってきます。
参考のために、他の人はどんな理由でプログラミングの勉強を始めたのか見てみましょう。
1. 就職や転職が目的
2. ゲームを作りたい
3. 自分でビジネスをしたい
4. 何となく知りたいだけ
ただし、今はまだふわっとした思いで大丈夫です。
言語やフレームワークとは何かについては、あとで解説します。
言語を決める
プログラムには「言語」がある
言葉に日本語や英語があるように、プログラムにもちがいがあります。これを言語といいます。さらに、言語によってできることが変わるので、先ほど決めた「目的」が大事になります。
主要な言語と特徴をまとめてみました。ぜひみなさんの「お気に入りの言語」を見つけてください。
Java
プログラミング言語の王道です。
歴史が長い言語なのでユーザ数がとても多く、求人数や案件数も多く申し分ありません。転職や就職を目指す人におすすめします。
ただ、環境設定が困難なのと、Web画面を作るには一工夫必要です。よってプログラミングをちょっとやってみたいだけ、という方には不向きです。
HTML/CSS/JavaScript
作ったものをすぐにブラウザ上で確認できるので、とても楽しいです!
HTMLとCSSで見た目を作り込み、JavaScriptで動きをつける、という流れになります。初心者が取り組みやすい言語で、かつ初心者向けの情報が多いのも魅力です。
ブラウザとメモ帳さえあれば始められるので、ちょっとやってみたい、という方にはおすすめです。
PHP / Ruby
Webサービスを開発するのに適した言語です。
HTML/CSS/JavaScriptを一通り学習して、さらに応用的にPHPやRubyを取り組むのがよいでしょう。
スタートアップ企業が使っていることが多いので、転職にも有利です。また自分でWebサービスを開発する場合にも最適でしょう。オンラインプログライングスクールでも採用されることの多い言語です。
Python
AIや機械学習に興味がありますか?それならもうこれ一択!
Pythonは特にAIや機械学習、ビッグデータ分析が得意な言語です。これからどんどん需要が伸びてくるので、今のうちに手をつけるのも良いでしょう。
VBA(Visual Basic for Applications)
意外と見落としがちなこの言語、実は最初からExcelやWordに備わっているってご存知ですか?
大量のシートを一括して自動で処理したり、データからビジネスフォームを作ったり・・・そうです!ビジネス的にとても使える言語なのです。
本当にちょっとプログラミングに触れたいだけ、環境設定もイヤ、習得したあとすぐに仕事に使いたい、そんな方にピッタリです。
言語には「フレームワーク」がある
言語とは何かが分かったところでもう一歩いきましょう。言語ごとにフレームワークというものが存在します。
勉強する前はあまり意識する必要はありませんが、概念だけでも知っておいて欲しいところです。
一般的に、開発言語だけでできることは限界があります。例えばJavaを学んだからといっていきなりホームページが作れるわけではありません。
よって最初からある程度のセットが用意されているものがあります。それがフレームワークです。
例えばJavaでいうと、Java言語だけでホームページを表示するシステムを作ろうと思えばできます。しかしすべて独自で作るので相当長い道のりになりますし、普通はやりません。よって通常JavaでWebシステムを作るときは、必要な部品をある程度備えたフレームワーク「Spring」というものを使います。
Java以外、言語とフレームワークのペアを上げてみましょう。
・Java: Spring / Play
・PHP : Laravel / Cake PHP
・Ruby: Ruby on Rails
・Python: Django
プログラミングの勉強を進めていく中で、フレームワークというのは必ず出てきます。今のうちにどんなものなのか、イメージしておきましょう。
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学び方を決める
いよいよ最後、学び方です。これが終わればプログラミングの勉強をスタートできます!
その前に、もう一度プログラミングの勉強をする理由を思い出しましょう。代表的なものは以下でしたね?
1. 就職や転職が目的
2. ゲームを作りたい
3. 自分でビジネスをしたい
4. 何となく知りたいだけ
これは言い換えれば「プログラミングの勉強を終えたあと、最終的にどうなっていたいのですか?」となります。この命題に対する回答が、学び方を決めるのです。
独学でプログラミングを勉強する
独学、というのも書籍やネットで座学という昔ながらの方法だけでなく、最近はいろいろと方法が充実しています。
書籍やインターネットで学習する
昔ながらの方法です。書籍を購入し、インターネットで得た情報と合わせて自分で勉強する方法です。
安価で、かつ完全に自分の都合で進められるのがメリットです。しかし、この方法は完全未経験の方にはおすすめしません。
現役プログラマが専門の言語以外を学ぶときなど、すでに予備知識があるなら問題ありません。しかし未経験の方がこの方法で勉強すると、まちがった解釈をしていても、誰も指摘してくれません。
またプログラムを声に出す機会がないために「”」(ダブルクウォーテーション)や「;」(セミコロン)といったプログラミングで欠かせない記号の呼び方も分からないままです。
ほかの方法である程度の基礎力をつけたあとなら、プログラミングを独力で学ぶというのはアリでしょう。
プログラミング勉強のためのWebサービスを利用する
近年、とても充実してきた学習方法です。
プログラミングの勉強を目的としたWebサービスを利用します。動画形式の講義を見たり、ブラウザでソースコードを打ち込んで正解かどうか確認したり、というものです。
月額1,000円〜2,000円前後のサービスが多く、比較的安価です。また自分の都合でスケジュールを決められるのも魅力です。
オンラインスクールを利用する
オンラインスクールでは、SkypeやGoogleハングアウトを使って、オンラインにて講義を行います。
固定の講師が支援する、または都度講師が変わるなど、こちらもさまざまな形があります。
忘れてはならないのは、最近の傾向としてオンラインスクールは転職・就職支援までやってくれるところが増えています。
未経験でいきなりITの仕事を探すのはなかなか無理があります。よって、プログラミングの勉強を初めから支援してくれて、転職・就職支援までサポートしてくれるスクールなら安心ですよね!
【関連記事】
▶プログラミングを独学で学ぶなら、初心者にも効率よく学べる方法とは?
まとめ
プログラミングの勉強を開始する前に、何のために勉強するか、どのプログラミング言語を勉強するか、独学で学ぶかスクールで勉強仲間や質問できる環境を作って学ぶかを決めましょう。
初心者のうちから、C++言語などの難易度の高い言語に挑戦すると挫折する可能性が高いです。フレームワークが充実していて、数行である程度の機能が記述できるような言語PHPやRuby、Pythonなどは比較的学びやすいです。
独学でのプログラムの勉強に不安があるというあなたは、<a href=”https://camp.potepan.com/”>ポテパンキャンプ</a>のようなオンラインスクールを利用して効率的に学ぶことを検討しましょう。
プログラムを作ることをプログラミングといいます。またプログラムをより明確に表現したものをソースコード(単にコードともいう)といいます。