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かねてから度々話題になっていた「小学校でのプログラミング教育の必修化」がついに2020年、実施されることになりました。そこでここでは必修化に至るまでの経緯や目的、実際の学習内容や海外でのプログラミング教育事情についてご紹介します。

この記事の結論
  • プログラミング的思考を身につけることが、小学校でのプログラミング教育の目的。
  • 理科、算数、図画工作などの既存授業にプログラミング教育が組み合わされることが予想される。
  • ヨーロッパ、アメリカ、アジアなど海外では、すでにプログラミング教育が導入されている。

プログラミング教育の現状

2008年に公示された学習指導要領では、プログラミングに関する指導状況について以下のようになっています。

小学校:なし

中学校:「技術・家庭」の授業の中でプログラムによる計測や制御方法の授業を行っているが、その授業時間は3年間で10時間未満程度

高校:「情報」「情報科学」の授業の中でコンピュータやネットワーク、情報処理に関する基礎を学ぶが、選択制のため履修率は全体の2割程度

ただし、2013年に株式会社サイバーエージェントが「株式会社CA Tech Kids」を設立し、小学生向けのプログラミング教育事業の展開を始めたのをきっかけとして、小学生~高校生を対象としたプログラミングスクールが続々設立され始め、プログラミングの若年化は進んでいるといえるでしょう。

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小学校でプログラミングが必修化した背景

小学校でプログラミングが必修化した理由としては、以下のようなものがあります。

第4次産業革命下での競争力を持つこと

IoT、ビッグデータ、AI、ロボットセンサーなど、今は新たな技術によって産業が大幅に改革されている第4次産業革命まっただ中です。日本の若者がそんな時代を生き抜くためにはITに対する高い理解と応用力が必要不可欠です。

人口減少による問題を解決するため

超高齢化、人口減少によって起こることが予想される様々な問題も、IT技術の活用によって解決が可能になります。日本は世界の中で最初にこの社会問題に直面しますが、逆にこの問題を解決することができればその技術や方式が全世界に向けた大きなビジネスチャンスとなります。

このように、少子高齢化という社会問題を抱えながら第4次産業革命の世界を日本国民、そして日本が生き抜くためには、高いIT技術を身に付けることが必要なのです。

小学校でプログラミング教育が必修化した目的

小学校でプログラミングを学ぶ目的を、コーディング力をつけることと考える人が多いようです。そうなると、将来的にプログラマーやIT関連の職に就く人以外にとっては不要な教育だと思われます。しかしプログラミング教育必修化の目的はコーディング力を身に着けることではなく、「プログラミング的思考」を身に着けることです。

「プログラミング的思考」とはなんでしょうか?
今までにプログラミングをした経験のある人であればイメージしやすいかもしれません。プログラミングとは、単純な命令や制御を組み合わせて目的とする処理を実行させるプログラムを作成することです。さらに、様々な方法の中からより実行時間が早く、リソース効率の良い方法を見つけ出す作業も必要になります。このように、自分が意図する動作を実現するためにどのような動作を、どのように組み合わせる必要があるのか、そしてどのように改善することができるのかを考えることが「プログラミング的思考」です。プログラミング的思考を訓練することは論理的思考力を訓練することでもあり、それはどのような職に就くのかに関わらず普遍的に求められる能力です。

特に今後よりコンピュータやAIの技術が発展していく中で、それらの技術がプログラミングによって実現されており、さらにプログラミングを通じてより自在にそれらの技術を応用することができることを知ることが時代の要請となります。そうした社会に求められる能力を伸ばすことがプログラミング教育必修化の目的なのです。

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どんな授業になることが想定されるか

プログラミングが必修化されるといっても、新たにプログラミングの教科が設立されるわけではありません。理科、算数、音楽、図画工作といった従来の授業の中でプログラミング技術を用いつつ、それぞれの教科の本質となるものを学びます。例えば、以下のような授業が考えられています。(引用元「小学校段階におけるプログラミング教育の在り方について(議論の取りまとめ)」)

理科

普段利用している電気製品がプログラムによって動作していることを、実際にプログラミングをして製品を動かしてみながら学ぶ

算数

普段頭の中やひっ算で行っているような計算をプログラミングによって行ったり、プログラミングによって図を作成することでプログラミング的な思考力を身に付ける

音楽

長さや高さの異なる音をプログラミングによって組み合わせながら音楽を作ることで、先を見通して構成する能力を身に付けるとともに、音を音楽として構成することとプログラミング的思考の関係への気づきを得る

図画工作

プログラミングによって図や工作物を動かしてみることによって、新しい発想や構想を生み出したり、別の視点からの良さに気付くことを学ぶ

プログラミング教育の小学校必修化の問題点・課題

2020年にプログラミング教育を必修化するに当たっては、様々な課題も残されています。

教員の問題

プログラミングを必修化するに当たっては、まず指導人材を確保する必要があります。しかし、指導方法や授業の進め方に関するノウハウもほとんどない中でプログラミング的思考を教えることのできる人材を確保するのは困難です。研修制度の設立も検討されてはいるものの、現時点ですでに教員の労働時間はかなり深刻になっており、その状況でさらに研修に参加する時間を確保するのは非常に難しい問題といえるでしょう。

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環境を整えるための予算の問題

教育用のPCやネットワーク環境の整備、授業に用いる様々な機材などプログラミング教育を必修化するにはICT環境の整備が必須です。当然それには大きな予算が必要となります。

海外のプログラミング教育事情

日本では2020年に小学校でのプログラミング教育が必修化されるのに対し、海外のプログラミング教育事情はどうなっているのでしょうか?

ヨーロッパ

エストニア、ドイツ、フィンランド、イタリア、ハンガリー、ロシアでは既に小学校の授業の中にプログラミング教育が取り入れられています。エストニア、ドイツでは学校や教師によって授業の有無が異なりますが、その他の国では日本の小学校にあたる初等教育でコンピュータの授業が導入されています。また日本とは異なり、独立した教科として実施されています。

アジア

韓国、シンガポール、インド、イスラエルにてプログラミング教育が行われています。小学校では、シンガポールの一部の先進校で独立科目として導入されています。また優秀なIT技術者を数多く輩出しているインドでは、数学の授業の項目としてコンピュータサイエンスがあります。さらにイスラエルでは1970年代からすでに高等学校にてプログラミング教育が実施されています。

アメリカ・アフリカ

南アメリカ、アメリカ、カナダ、アルゼンチンでプログラミング教育が行われています。小学校から必修化している国はありませんが、アメリカでは初等教育の一部で実施されています。

まとめ

小学校でのプログラミング教育の必修化は、ITエンジニアを早期育成することが目的ではなくより汎用的な「プログラミング的思考力」を身に付けることが目的です。一部の諸外国ではすでに取り入れられているプログラミング教育、日本で軌道に乗るまでには指導者や学習環境整備にかかるコストなど様々な課題をクリアしていく必要がありますが、この制度の導入が数年後、数十年後に大きな成果を生み出すことに期待したいですね。

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