プログラミングの勉強を始めたいけど、色んな本がありすぎてどれを選んでいいかわからない。
そんなあなたのために、知識レベルごとに分類して、おすすめのプログラミング学習本を紹介します。
- 知識に応じて、全く経験がない人向け、プログラミングの考え方、具体的なプログラミング学習用と3つに分類して紹介。
- 全く知識がない人向け書籍として、教養レベルのプログラミング書籍を紹介
- プログラミングの考え方の書籍として、実際にプログラムを触る前の前提知識を学べる書籍を紹介
- プログラミングへの第一歩が踏み出せる本として、PythonやJavaScriptなど具体的な言語によるプログラミング入門書籍を紹介
目次
初心者・入門におすすめのプログラミング学習本
プログラミングを独学で始めたいけど、何から始めたらいいかわからないと思われる方は多いのではないでしょうか。
プログラム言語は種類も多く、選びにくいイメージもあると思います。
まずは、言語を選ぶ前に知っておくと良い知識があります。
本記事では、プログラムが動く理由やプログラムとは何かといった解説のある書籍、さらに第一歩を踏み出せるような書籍を選びました。
これからプログラミングを始める方のご参考になれば幸いです。
プログラミングを独学で始めようと考えていても、何から始めたらいいかわからない場合がほとんどかと思います。
この記事では、「プログラミングとは」がわからない初心者が、独学でプログラミングを始めるまでに参考になる書籍を紹介します。
プログラミングをやったことがない人にとって、本の選び方は難しいものです。
書店の売り場には多数の本が並べられているので、それも選択を難しくしています。
よって、本記事では以下のような分類分けをしてみました。順に読み進めていけばスムーズに理解できます。
◼︎プログラミングとは何か?がわかる本
プログラミング経験が全くない方が、そもそもプログラミングとは何をすることなのかを理解するために読む本です。
特定の開発言語やフレームワークに依存していない本なので、どちらかというとプログラミングを教養レベルで理解する本です。
◼︎プログラミングの考え方がわかる本
プログラミングとは何かが分かった人が、次のステップに進むための本です。プログラムのストーリーやロジックをアルゴリズムといいます。ここでは、アルゴリズムや実際に組み始める前の考え方を中心に解説した本です。
◼︎プログラミングへの第一歩が踏み出せる本
基本を理解した人が、いよいよ実際に第一歩を踏み出すために読む本です。また、もう一歩進めて、最近はやりのPythonにも触れています。
プログラミング学習を効率よく進めてエンジニアになりたいという方は、最初からエンジニア転職特化型スクールに通うのもおすすめです。
ポテパンキャンプのような転職成功実績が豊富なスクールを選ぶといいでしょう。
プログラミングとは何か?がわかる本
まずはプログラミング経験が全くない方向けの本をご紹介します。
プログラムはなぜ動くのか ~知っておきたいプログラミングの基礎知識~
最新版の第2版が2007年と、出版年は古くなりますが、多くのプログラミング初学者に愛されている書籍です。
まず第一の特徴として、本書ではコンピューターの基礎からの解説がある点が挙げられます。
CPU、メモリー、プログラムの動作環境といった情報技術の基礎を学ぶことで、プログラムが動くためにまずコンピューターは何をしているのかを理解することができます。
例えば、個人でコードを書く場合はあまり気にならないテーマもありますが、大規模システム開発のプロジェクトの場合では大量のデータを処理するためプログラムのメモリの使い方を気にしておく必要があります。
プログラミングができるようになる本ではないのですが、プログラミングをする上で知っていて損はない基礎知識が網羅されている内容です。
こんな人におすすめ
プログラム、ソフトウェア、ハードウェアのつながりの理解が曖昧な人。情報処理試験の対策をしたい人。
おうちで学べるプログラミングのきほん
プログラミングを学んだことのない初心者が、プログラムが動く仕組みを理解できる書籍です。
自宅のPCを動かしながら確認して学習を進めるスタイルのため、字面を読んだだけではわからないことも理解がしやすくなっています。
この本を読んだだけで、ある特定の言語が使えて動くプログラムが書けるというわけではありませんが、プログラミグの入り口として読んでおくといいでしょう。
また、巻末にはバグの要因や対象法、新たなプログラミング言語を学ぶ際の注意点等もあり、ある程度書けるようになってきた後でも役に立つ情報が記載されています。
プログラミングを始めた後でも長く使える内容です。
こんな人におすすめ
OS、言語、オブジェクト指向を広く浅く知りたい人
マンガでざっくり学ぶプログラミング
「営業なのにプログラミングが必要なの?」どこのオフィスでも聞こえてきそうなフレーズですよね。
そんなところから始まる、マンガベースの読みやすい書籍です。
プログラミングは理系のもの、かつ子供にはまだ早い、そんな感じで考えてしまいがちです。
ところが本書ではそんな先入観をクリアしてくれます。
主人公の村口福は入社3年目の営業マン。先輩の井川詠花は、彼が徹夜でやり遂げた仕事をプログラミングにより一瞬で終わらせるところから話が始まります。
どこででも耳にしそうな話から、次第に順次・選択・繰り返しといったアルゴリズムの基本、Scratch、JavaScriptへと話が続きます。
決して難しい話ではないし、マンガなのでとても読みやすいです。最初の一冊としては十分でしょう。
こんな人におすすめ
活字が苦手な人、理系ではない人
プログラミングの考え方がわかる本
続いて、プログラミングとは何かが分かった人が、次のステップに進むための本
改訂3版 これからはじめるプログラミング基礎の基礎
本書の内容は、プログラミング未経験の入門者が「プログラミングとは」を理解するために書かれています。
対象読者は、プログラミング未経験の方や教わったけれどよく理解できず躓いたという方で、プログラミングの基礎の基礎について記述されている最初に読むべき入門書になっています。
プログラミングに必要な事項を物の例えで表現しているのが特徴です。
本書は2001年に出版された初版から何度もの改定を経て、2018/11/2に改訂3版が出版されました。
初版から定評のある書籍のため、多くのプログラム入門者から愛され、根強い人気を誇っている良書の「最新アップデート版」といった感じでしょうか。
最新の改訂版では、初版から説明のために使われていた「例え」の部分が、近年の読者にもわかりやすいような例えに見直されています。
プログラミングの環境や言語についても、流行り廃りは生じますが、そういった部分も十分に検討し、修正された内容となっています。
古くから愛される良書を、コツコツとアップデートしてきたものの最新版と言っていいでしょう。
こんな人におすすめ
原理原則だけではむずかしいので例え話で理解したい人、理系ではない人
プログラミング入門講座――基本と思考法と重要事項がきちんと学べる授業
これから小学校教育で必修化されるプログラミングや、中高年も100歳時代を生き抜くためにプログラミングは必須のスキルとなってきます。
本書は、プログラミングとは、を知るための入り口に最適な書籍です。
本書は、プログラミングの必要性と学ぶ方法教えてくれる書籍です。
プログラミングを始めるにあたっておすすめな無料サイトの紹介から始まり、今やプログラミング界をときめくプログラマやエンジニアの独学での学習のエピソードといった話も盛り込まれています。
「プログラミングとは何か」「プログラミング学習の始め方」などといった、入門者が最初に躓きやすい疑問を解決してくれる内容になっています。
ノンプログラマーでも、本書を読み終えるころには、独学で進めるための基礎知識が備わっている状態になります。
こんな人におすすめ
ガチガチなプログラミング書籍が苦手な人、読み物的要素を好む人
Scratchで学ぶ プログラミングとアルゴリズムの基本
Scratchは、子どもの教育現場でもよく使われている「ビジュアルプログラミング」の無料ソフトウェアです。
「ビジュアルプログラミングソフト」とは、テキストでコーディングしていくのではなく、命令や分岐、繰り返し等のブロックを積んでいくことで視覚的にプログラムを組むことができるソフトウェアです。
プログラミング未経験者がプログラミングを初めて体験するとっかかりとして最適なソフトウェアです。
本書では、Scratchでプログラムを作りながらプログラミングの仕組みを理解することができます。
ほとんどのプログラミング言語に共通するプログラミングの「ポイント」がわかりやすく体系だってかかわれています。
本書でプログラミングを体験しておくと、実際の言語を学ぶ時の理解も早くなるでしょう。
こんな人におすすめ
いきなりプログラミングは敷居が高いので、まずは遊びでやってみたい人
プログラミングへの第一歩が踏み出せる本
最後に、基本を理解した方がいよいよ実際に第一歩を踏み出すために読む本をご紹介します。
退屈なことはPythonにやらせよう ―ノンプログラマーにもできる自動化処理プログラミング
ノンプログラマーが、日々の業務や生活で発生する一括処理等の自動化できそうな処理をPythonという言語で実装するための本です。
プログラムを学び始めるのに言語にこだわらないのであれば、Pythonという言語をお勧めします。
Pythonという言語は、文法の決まりごとが少なくがシンプルに記述でき、ライブラリ(汎用的な機能をひとまとめにしたもの)が豊富です。
そのため、他の言語では難しい処理を記述しなければならない場合も、簡単な記述で部品を組み合わせていくことで、複雑な処理を実現することができます。
本書は前半、後半に分かれています。
Pythonの文法の基本を前半で学び、後半では各テーマの自動化のネタに対してどう実装していったらいいか分かるように書かれています。
業務や生活でPC操作を自動化したい場合等、簡単なプログラムを書きたい時初めてのプログラムを書き上げることができるようになる本です。
前半部分を読んで基礎を身に着けたうえで、後半の自動化のテーマによって興味のある部分だけ読んでも簡単なプログラムが作れるようになるでしょう。
こんな人におすすめ
プログラミングの基礎だけでなく、最近はやりのPythonを触ってみたい人
ゲームを作りながら楽しく学べるHTML5+CSS+JavaScriptプログラミング
「サンプルプログラム」と聞くと、どのようなイメージを持ちますか?
たいていの人は、黒い画面にポツンと数値なり文字が表示されるようなものを想像されるのではないでしょうか。
本書はそれらとは全く違います。
前半でHTML、CSS、JavaScriptの学習を済ませたあと、学んだことを駆使してゲームを作ります。
もちろん単に遊びのゲームを作らせるだけが本書の目的ではありません。
HTMLの章ではDOMやイベント、JavaScriptの章では制御構文などなど、最低限の知識は網羅されています。
楽しみながら勉強したい!そんな人にピッタリです。
こんな人におすすめ
遊びながらプログラミングを学びたい人
ゲームを作りながら楽しく学べるPythonプログラミング
先ほどご紹介した本と何だか似ている?と思われたでしょう。
それものはず、先ほどのゲームを今度はPythonで焼き直したのが本書です。
著者はもちろん同じです。プログラミングの学習でとても有効なのは「一度学んだ言語を離れる」ことです。
学んだことを客観的に見ることができるからです。よって、上記の本を終えた方は、ぜひ本書に挑戦してみることをおすすめします。
題材もPythonなので、可能性は無限大です。
こんな人におすすめ
遊びながらプログラミングを学びたい人
スラスラ読める Pythonふりがなプログラミング
プログラミングって、読むのがむずかしいですね。
書いてあるコードを目で見て分かりますが、読めない分それが実感として伝わってきません。
本書の変わったところは、なんとコードにふりがなが振ってあります。
ふりがなといってもforをフォーと振ってあるわけではなく「answer = 10」を「answer に10 を 入れよ」といった感じです。
手を動かしつつ口も動かすことにより理解が深まる珍しい1冊です。
ちなみに監修した株式会社ビープラウドとは、ブラウザベースでPythonが学べるサービス「PyQ」を運営している会社です。
こんな人におすすめ
英語が苦手な人、サンプルプログラムを動かしてはみたけど、しっくりこない人
プログラミングとは何か?がわかる本
- プログラムはなぜ動くのか ~知っておきたいプログラミングの基礎知識~
- おうちで学べるプログラミングのきほん
- マンガでざっくり学ぶプログラミング
プログラミングの考え方がわかる本
- 改訂3版 これからはじめるプログラミング基礎の基礎
- プログラミング入門講座――基本と思考法と重要事項がきちんと学べる授業
- Scratchで学ぶ プログラミングとアルゴリズムの基本
プログラミングへの第一歩が踏み出せる本
- 退屈なことはPythonにやらせよう ―ノンプログラマーにもできる自動化処理プログラミング
- ゲームを作りながら楽しく学べるHTML5+CSS+JavaScriptプログラミング
- ゲームを作りながら楽しく学べるPythonプログラミング
- スラスラ読める Pythonふりがなプログラミング
転職サポート付きスクールはポテパンキャンプがおすすめ
ポテパンキャンプでは未経験からエンジニア転職をしたい方向けに作られた分かりやすいカリキュラムや動画解説、現役エンジニアからのレビュー、手厚い転職サポートなどがあります。
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このチャンネルではその他にも、ポテパンキャンプ卒業生で年収1,000万を超えるエンジニアへのインタビューや、転職活動に有利なポートフォリオの作り方なども解説しているので、気になる動画があるかチェックしてみてください。
まとめ
この記事では、「プログラミングとは」がわからない初心者の方が、独学でプログラミングを始めるまでに参考になる書籍を集めてご紹介しました。
プログラムが動く仕組みの理解から、プログラミングに共通する文法や考え方を解説するものなどがあります。
ますは、言語を選ぶ前に知っておくべき、プログラミングとは何か、言語とは何かといった基礎的な知識があります。
本記事では、プログラムが動く理由やプログラムとは何かといった解説のある書籍を紹介してきました。「退屈なことはPythonにやらせよう」は、はじめたい言語はわからないけど、問題意識をもってとにかくプログラミングを始めたい人のための書籍です。
実現したい事を探しながらプログラミングを学習してみてはいかがでしょうか。