AWS S3の料金はどのくらい?料金から見積もり方法まで詳しく解説!
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  • 2018.10.03

    AWS S3の料金はどのくらい?料金から見積もり方法まで詳しく解説!

    Amazon S3は「Amazon Simple Storage Service」の略で、インターネット用のストレージサービスです。
    S3の料金体系は、課金対象がストレージの容量だけでなく、リクエスト数やデータ転送量も課金対象のため、分かりにくいと思われる事が多いようです。公式サイトの説明ではなかなか分かりづらいですが、用途に応じたストレージを選択し、単価を当てはめることで理解しやすくなります。今回は、S3の料金計算の方法をわかりやすく解説します。

    Amazon S3の料金


    Amazon S3の料金は、使用した分だけ支払う料金体系ですが、使用量を量るための指標が複数あるため分かりにくいと言われています。どの指標においても価格はリージョンごとに多少前後します。以降で出てくる単価表では、2018年09月現在のアジアパシフィック(東京)リージョンの単価を示します。

    ストレージ容量

    ファイルを保存した容量に対してかかる料金を指します。下の表はストレージの東京リージョンの単価です。

    S3 標準ストレージ
    最初の 50 TB/月 0.025USD/GB
    次の 450 TB/月 0.024USD/GB
    500 TB /月を超える分 0.023USD/GB
    S3 標準 – 低頻度アクセス (S3 標準 – IA) ストレージ
    すべてのストレージ 0.019USD/GB
    S3 1 ゾーン – 低頻度アクセス (S3 1 ゾーン – IA) ストレージ
    すべてのストレージ 0.0152USD/GB
    Amazon Glacier ストレージ
    すべてのストレージ 0.005USD/GB

    「標準ストレージ」では、保存する容量が多くなると単価が安くなっいていくように設定されています。

    「低頻度アクセスストレージ」(以降「IA」とします)は、頻繁にアクセスしない(Infrequent Access)ファイルを保存する用途に適しています。標準ストレージより安価な理由としては、標準ストレージよりリクエスト時の料金が割高になることが挙げられます。この料金の詳細については後述します。また、最低保存期間は30日間となっており、1度アップロードしたファイルを削除したり他のストレージにライフサイクル移行させた場合でも30日間分の料金がかかります。

    IAのうち「1ゾーンIA」では、地理的な冗長性をもたず、リージョン内でも一つのアベイラビリティゾーンのみにデータを保存するため、標準IAに比べて20%安価に設定されています。

    「Glacierストレージ」は最も低価格ですが、アーカイブや長期保存が必要なファイル向きのストレージです。最低保存期間は90日ですので、3ヶ月以上の長期保存が不要な場合は割高になります。

    「低冗長化ストレージ」という冗長化レベルが低く安価な設定のオプションがありますが、現時点では標準ストレージの方がなぜかお得な価格設定となっていますので、お勧めはしません。

    データ転送

    S3からのデータ送信およびS3のデータ受信するデータ転送に対してかかる料金を指します。「送信」はクライアントから見るとダウンロード、「受信」はクライアントから見るとアップロードになります。

    受信の方(S3へのデータアップロード)は何回でも無料です。インターネットへの送信(ダウンロード)と、別のAWSリージョンまたはCloudFrontへの送信で料金設定が異なります。グローバルなシステムや大掛かりなシステムでなければ、同一リージョンで運用することがほとんどです。ここでは東京リージョンでのインターネットへの送信の単価を示します。

    Amazon S3 からインターネットへのデータ転送(アウト)
    1 GB まで/月 0.00USD/GB
    次の 9.999 TB/月 0.114USD/GB
    次の 40 TB/月 0.089USD/GB
    次の 100 TB/月 0.086USD/GB
    150 TB 超/月 0.084USD/GB

     

    リクエスト数

    リクエスト数に対してかかる料金を指します。
    下記は標準ストレージにおける東京リージョンのリクエスト単価です。

    S3 Select によって返されたデータ 0.0008USD/GB
    S3 Select によってスキャンされたデータ 0.00225USD/GB
    PUT、COPY、POST、または LIST リクエスト リクエスト 1,000 件あたり 0.0047USD
    GET、SELECT および他のすべてのリクエスト リクエスト 1,000 件あたり 0.00037USD
    標準 – 低頻度アクセスまたは 1 ゾーン – 低頻度アクセスへのライフサイクル移行リクエスト リクエスト 1,000 件あたり 0.01USD

     

    S3 Select、PUT、POST、GET、SELECT等のリクエストの種類ごとに異なる料金が設定されています。DELETEは無料です。AWSユーザ以外には馴染みがない「S3 Select」という種類は、S3に置いたファイルにSQLを投げてデータを抽出する、S3のリクエスト機能です。

    下記はIAストレージにおけるリクエストの単価です。現時点での東京リージョンでは、標準IAも1ゾーンIAも単価はほぼ変わりません。

    データ取り出し 0.01USD/GB
    S3 Select によって返されたデータ 0.01USD/GB
    S3 Select によってスキャンされたデータ 0.00225USD/GB
    PUT、COPY、POST の各リクエスト リクエスト 1,000 件あたり 0.01USD
    GET、SELECT および他のすべてのリクエスト リクエスト 1,000 件あたり 0.001USD

    標準ストレージの場合はデータ取り出しに料金はかかりませんが、IAストレージでは「データ取り出し」の項目があり、データを取り出すたびに料金が加算されます。また、標準ストレージに比べて各種リクエストの単価も高めに設定されています。取り出しの頻度との容量の兼ね合いで、標準かIAかを選択するようにしましょう。

    無料利用枠ではどこまで使えるのか

    AWSに新規で登録すると、アカウント作成から12ヶ月の間はAWS無料枠が利用できます。ここで注意したいのは、無料枠といっても12ヶ月間使い放題なのではなく、1ヶ月ごとに使用できる量に制限があることです。1ヶ月ごとに制限を越えると超過分が従量課金されます。

    S3の無料枠は標準ストレージのみの仕様に限られており、IAやGlacierの利用は無料枠の対象ではありません。1ヶ月無料となる使用量は、ストレージ容量が5GBまで、GETリクエストは2万件、PUTリクエストは2千件まで、データ送信は15GBまでになります。他のリクエストについては課金の対象になります。
    また、12ヶ月の有効期限が切れたときは、標準の料金が課金されます。

    簡易見積り方法


    S3の見積をするには、まずご自分の環境でストレージの保存量とデータ転送量、リクエスト数を想定しておく必要があります。
    ご自分の環境で見積を出す場合は、AWS公式の見積ツール「Amazon Web Services Simple Monthly Calculator」を使います。
    http://calculator.s3.amazonaws.com/index.html?lng=ja_JP

    S3の料金の見積もりは左のメニューの上から2番目のAmazon S3を選択します。リージョンの選択で、リージョンの比較をすることが出来ます。標準なのかIA(複数または1ゾーン)なのかGlacierなのか、どの種類のストレージを使用するか決めて、事前に想定した値を入れていきます。

    だいたいざっくりでいいからかかる料金を知りたい場合には、その名も「ざっくりAWS」というツールがありますのでそちらを使いましょう。公式よりも少ない入力項目で、グラフ付きの見積もりを出すことが出来ます。
    https://aws.noplan.cc/ec2/

    まとめ

    Amazon S3の料金は、ストレージの容量、データ転送量、リクエスト数を尺度として使用量を支払う料金体系です。どのストレージを選択するかによってそれぞれの単価も異なりますので、用途に合ったストレージを選んだら、該当するストレージの単価で計算するようにしましょう。

    実際の見積を出す場合は公式のツールで、ざっくりの料金を計算する場合は「ざっくりAWS」というツールを使うことで見積もりができますので、見積を出す段階によって使い分けてください。以上、Amazon S3の料金についての解説でした。


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