Wordpressサイトを構築する際、ほとんどの場合はレンタルサーバーを利用することになります。今日ではレンタルサーバーも多種多様存在し、「どれを選んだらいいの?」と特に初心者の方は困ってしまいますよね。
この記事では「そもそもなぜWordpressサイトを作るのにサーバーが必要なのか?」「Wordpressサイトを作るのにオススメのレンタルサーバー」「レンタルサーバーを選ぶときのポイント」について解説していきます。
WordPressにサーバーが必要な理由
Wordpressサイトを作成するためには、必ずデータを格納するサーバーが必要になります。なぜなら、Wordpressサイトを構築するにはデータベースが必要だからです。
Wordpressで構築したWebサイトは、通常の静的なWebサイトと異なりデータベース、テーマ(テンプレートファイル)、プラグイン、そしてWordpress本体が独立して機能している動的なウェブサイトです。
ユーザーのリクエストによって、様々なデータを呼び出し、それにテーマの情報を組み合わせてページを生成します。よって、そのデータを格納しておくデータベースが必要となり、データベースを格納しておくサーバーも必要となるのです。
サーバーは専門知識のない人にとって馴染みのないものですが、WordpressはメジャーなCMSであるため、多くのレンタルサーバーで簡単インストール機能やクイックインストール機能が用意されており、サポート体制が整っています。なので、初心者でも簡単にサーバーにWordpressがインストールできるようになっています。
おすすめWordPress向けレンタルサーバー7選
エックスサーバー
レンタルサーバーの中で最もメジャーな存在なのがエックスサーバーです。料金は少し高めですが高速・多機能・高安定性を誇り、多くのユーザーが利用しています。期間限定でキャンペーンを開催していることが多く、その時に契約するとお得です。
サポート体制が充実しており、Wordpressの簡単インストール機能もあります。また、10日間無料でお試しすることも可能です。
料金目安:月額¥900~
ロリポップ
こちらも多くのユーザーが利用しているレンタルサーバーの老舗です。サイト全体がポップなデザインになっており、ITに詳しくない方や女性の方にも手軽に利用してもらいやすい工夫が随所に見られます。200万サイト以上の多くのユーザが利用しています。
料金プランは非常に安価なものから用意されており、用途に合わせて選択できます。10日間無料でお試しすることもできます。
料金目安:月額¥250~
お名前.com
「1円から始められるレンタルサーバー」がキャッチコピーのレンタルサーバーです。Wordpressを始めるのであれば¥900の共用サーバープランを選択することになるでしょう。
月額利用料は最初の最大2ヶ月間が無料となります。また、容量が200GBと非常に大容量なのも安心ですね。
料金目安:月額¥900~
さくらサーバー
さくらインターネットが運営しているレンタルサーバーです。プランが細かく設定されており、用途に合わせて選択が可能です。
管理画面がシンプルで扱いやすく、サイトをhttps化する際などのマニュアルも充実しています。2週間お試しで利用することができます。
料金目安:月額¥515~
CPI
KDDIグループ運営のレンタルサーバーです。24時間365日サポート体制を敷いていることを売りとしています。料金設定は高めであり、ビジネス利用を主な対象としており、サポート・セキュリティ機能が充実しています。
10日間お試しで利用することができます。
料金目安:月額¥3800~
GMO Z.com
自動セットアップ機能がついており、契約と同時にデータベースとWordpressがセットアップされます。インストール作業そのものが不要なのでとても便利ですね。
また、14日間無料でお試しで利用することもできます。
料金目安:月額¥400~
Wpxレンタルサーバー
Wordpressに最適化したレンタルサーバーです。処理速度が高速であり、Wordpress簡単インストール機能・無料独自SSLなど、サイト運営には嬉しい機能がつけられています。
料金目安:初期費用¥5000~ 月額費用¥1000~
レンタルサーバーの選び方・ポイント
レンタルサーバーにはこの記事で紹介したもの以外にも多数存在しており、そのサービスも多種多様。正直どれを選ぶにも決め手がなくて困ってしまうでしょう。
そこで、一旦「自分の運営するサイトの目的は何なのか?」ということを考えてみましょう。それによって契約前にチェックすべきポイントも変わってくるでしょう。
ここでは、Wordpressサイトを構築する上でチェックしておくべき項目をまとめてみましたので、ぜひ参考にしてみて下さい。
同時にいくつのサイトが運営可能か見ておく
通常、1つのWordpressサイトにつき1つのデータベース(MySQL)が必要となります。1つのサイトだけでサーバーの全容量を使うことはあまりないので、複数サイトを運営したいときは同じサーバーに複数のデータベースを構築していくことになります。
レンタルサーバーのプランには、データベース(MySQL)の利用可能数が決められていることがほとんどなので、同時にいくつサイトが運営できるのか契約前にみておくと良いでしょう。
処理速度を見ておく
冒頭でも紹介した通り、Wordpressサイトはサーバー(データベース)と連携して動く仕組みになっています。
よって、サーバーのスペックが低く処理速度が遅ければサイトの画像描画速度やレスポンスも悪くなってしまいます。商用サイトであれば離脱を防ぐためにサイトが滑らかに動くことは必須要件です。
契約する前にサーバーの処理速度はWordpressサイトを運営していく上で満足のいくものかどうかチェックしておきましょう。
容量は足りているのか
大抵のサイト運営であれば、容量はそれほど気にすることはないでしょう。しかし、商用サイトやキャンペーンサイトなどで多くのアクセスが見込まれる場合などはサーバーがダウンしないように容量を多めに見積もっておく必要があります。
容量の目安は10GBぐらいでしょうか。16GBの容量があるサーバーであれば、よほどのことがない限りはダウンすることはないので安心です。
簡単インストール機能があるのか見ておく
初心者の方にとっては重要な項目です。レンタルサーバーにWordpressの「簡単インストール機能」や「クイックインストール機能」があれば、ほぼ数クリックの操作で契約したサーバーにWordpressを導入することができます。
サーバーの専門知識がない、スピーディーにWordpressサイトを構築したいという方は、契約するレンタルサーバーに簡単インストール機能があるかどうか必ず確認しておきましょう。
管理画面が自分にとって扱いやすいか
レンタルサーバーを契約すると、ほとんどの場合サーバー管理画面に入れるようになります。この管理画面はレンタルサーバー会社によって様々なので、自分が扱いやすい管理画面かどうかみておきましょう。
ロリポップなどでは契約前に無料で10日間お試しでサーバーを利用できるので、その際に管理画面を操作してみると良いでしょう。
サポート体制はあるのか
こちらも初心者の方にとっては重要な項目です。「サイトに入れなくなった」「ログインできなくなった」など万が一サイトに何かあった場合、サポートに頼れるかどうかは確認しておきたい項目です。
専門知識があり、問題が起きても自分で解決できる方には不要ですが、そうでない方は念のため確認しておきましょう。
まとめ
Wordpressサイトを構築するのにサーバーは必要不可欠なもの。
長く使うのであれば、より良いものを使いたいですよね。
ぜひここで紹介したレンタルサーバーとレンタルサーバー選びのポイントを参考にしてもらって、自分好みのWebサイトを作り上げましょう。