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Azure SQL databaseサービスについてまとめています。

Azure SQL databaseは、マイクロソフトのSQL Serverをベースにしたクラウドデータベースサービス。SQL Server 2008をベースにクラウド用に適合するようカスタマイズされています。SQL Serverと中身は全く同じです。Azureの仮想マシン上でSQL Serverを動作させることもできます。

料金や使い方、無料試用方法はこちらの記事を参考にして下さい。

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SQL Azureのポータルから、SQL Serverとデータベースを作成・削除する手順

Azure SQL databaseサービスのメリット

SQL Databaseのメリットは、管理の容易さです。ひとことで言うと、管理コストの削減が可能です。

サーバとしての管理が不要

SQL Serverでサーバを構築した場合はサーバとしての管理・メンテナンスをしなければなりません。SQL Databaseは、データベースサービスのみ管理すれば良いのです。ユーザは、データベースにデータを格納したあと、可用性を高めるための自動フェイルオーバーやデータの3重化などが自動管理となり、管理者を置く必要がありません。

バックアップは自動で取得され、データのリストアも期間内であれば簡単に戻せます。

データベースサイズをベースにした料金プラン

また、課金プランでも、一般の仮想サーバだと使用時間をベースにした課金体系となっていることがほとんどですが、SQL databaseの場合は、月額基本料+データサイズをベースにした課金体系となっています。

具体的には、Basic、Standard、Premiumというプランがあり、割り当てる仮想サーバのスペックやバックアップを保持する期間などが変わってきます。サービス立ち上げ初期など、データ量が少ない時期にはコストを抑えられるというメリットがあります。

セキュリティ技術者がいなくても、高度な保護技術が提供される

Azure SQL databseは、暗号化、IPファイアウォールで仮想ネットワーク内で保護されています。

データへのアクセス権限は、認証と承認のフェーズ設定がされています。また、高度な技術を持つ管理者がいなくても、自動的に脅威を検出・保護するAzure Monitorログと、Event HubsでのSQL監査をおこない、潜在的な脅威や疑わしい使用、セキュリティ違反を特定することが可能です。

SQL インジェクション、潜在的なデータ侵入、ブルートフォース攻撃などの疑わしいアクティビティに自動でアラートをあげます。

運用コストの低減 パッチ当てなどの運用作業が不要

修正プログラム(パッチプログラム)の適用やバックアップの作成、データベースのパフォーマンスチューニングなどが組み込み済みで、運用管理者に負担をかけることなく運用が可能。障害時に自動的にフェイルオーバーしてダウンタイムを最小限にすることで、稼働率99.99%以上を保証。※SLAはプランによって異なります。

スケーラビリティの確保 処理負荷に応じて簡単にスケールアップできる

Azure SQL Databaseを使うメリットの一つが、処理負荷に対して自在にスケールアップ出来る機能。パフォーマンスに応じて、簡単に処理パワー増減可能です。24時間止められないビジネスクリティカルレベルでは、サイズの大きいデータコピー処理中には、読み取り専用クエリを併行して処理できるようデータベースの無料のレプリカが提供されます。

SQL databaseの導入実績

KOMATSU 工場基盤をAzureクラウドベースにし、データベースをPaaSの形にすることでスケーラビリティを確保

2019年3月時点で、KOMATSUの工場基盤KOM-MICSに接続可能な工作機械は約2,000台、溶接ロボットは約700台。しかも、年間100~200台のペースで増え続けています。

オンプレミスでは対応不可能な規模をクラウド化し、さらにデータベースをPaaSの形のAzure SQL Databaseにすることでスケーラビリティの確保が可能になりました。タイやインドネシアなどの海外接続拠点や協力会社など接続対象は急速な勢いで増えていますが、十分対応可能だと言います。

クラウド化することで、災害時の対応も強化されました。

重要なデータを格納するデータベースに対して、セキュリティの専門家が不足していたKOMATSUでは、Azure SQL Databaseを選択することでセキュリティ面をカバーしています。その結果、工場基盤のクラウド化も短期間で完了しています。

イオン ペット株式会社  小規模なデータウェアハウス基盤に店舗レベルで分析ができるレポーティングシステムを構築

以前は、国内外180以上の店舗で、損益分析をする際には、各店舗の担当者が数日かけてレポートの分析・作成作業をおこなっていました。結果として、タイムリーに情報を把握・提供できないため、利益を上げられるタイミングに対応が間に合わないことが多々あったそうです。

かといって、大掛かりなBI環境や大規模なデータ分析環境を展開しようとしても、コストとメリットがわかりづらく、社内を説得するのが難しかったんですね。

180店舗が使うコストを考えると、一点集中型にしたほうがランニングコストが安くつくという考えでした。クラウドの導入によって、クラウド上に小規模なデータベースと小規模なデータ分析環境を多数展開するという逆転の発想が可能になったんですね。

Azure SQL databaseは、180店舗がそれぞれ必要なデータを、コストを抑えて、管理やセキュリティ面でも自動運用に近い形で格納しておけるソリューションとして導入されました。

本部から各店舗まで、効果が実感しやすかったのが成功のポイントでしょう。イメージとしては、分析用のデータとエクセルが入ったパソコンを配るイメージでクラウドを利用したことになります。

倉敷市 データ・ドリブン・シティを実現するスケーラビリティのあるデータベース基盤

倉敷市は、巨大な水島コンビナートを有する日本でも有数の工業都市。倉敷市ではデータ・ドリブン・シティという理念をかかげ、情報化によるデータの有効活用を推進しています。

IoTやセンシング技術により街中からデータを集め、分析し、意味のあるデータへと変換したあと、市民と職員によって街づくりに役立てるというサイクルを回しているというのです。

行動に即つながる情報とは、具体的にどのようなものなのでしょうか?

倉敷市が注目している情報の一つが「人の流れ」です。IoT機器、センサー、ネットワークカメラ、そして観光客向けの音声応答型AIサービスTabit(タビット)などから観光地への人の流れを収集し、分析することで花火や祭りといったイベントに効果的な施策が可能というわけです。

また、集まったデータを自らが前処理、分析、プログラミングで可視化する過程をOJTすることでデータ技術者を育成するなどIT教育という面でも活かそうとしています。

プライバシーなどセンシティブなデータの取り扱いに必要なセキュリティや、無数の情報源から発信される情報を扱うスケーラビリティの面で、クラウド上で使えるデータベースサービスAzure databaseが採用されています。

まとめ

ポテパンダの一言メモ
  • Azure SQL databaseサービスは、マイクロソフトのSQL Serverをクラウドに適合するようカスタマイズしたもの。
  • 運用・管理が自動化され、運用コストの削減が期待できる。
  • セキュリティ、スケーラビリティが確保されている。また、サイズに応じた料金プランで小さな規模から始めることが可能。

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