「プログラミング」という単語、一度は耳にしたことがあるでしょう。
では、その意味はなんでしょうか?普段は耳にしない、実際に使うことがない人も多いプログラミングですが、現代のプログラミングは様々なところに利用されていて、あなたの生活に密接に役立つものとなっています。
スマホやテレビ、冷蔵庫などの私たちが普段使う家電から、企業間での取引や業務を効率化するツールまで、昨今はあらゆるものがプログラミングによって作られたITツールの上で成り立っており、今後さらに 5Gや AI(人口知能)などの発展により、さらにIT化が進むでしょう。
今回は、プログラミングの意味とプログラミングでできること、基礎知識やおすすめの勉強法などをご紹介します。
- プログラムはコンピュータに実行させる作業手順の指示を記した文章
- WEBアプリで使われるHTML・CSSは比較的簡単に学習できる
- データ分析など業務支援にはPythonやR言語がよく用いられる
- 初心者はまずコードを書いて動かしてみる所から始めてみよう!
プログラミングとは
プログラミングとは「コンピュータプログラムを作成することにより、人間の意図した処理を行うようコンピュータに指示を与える行為」と定義されています。
コンピュータは人間と異なり指示通りに動作します。コンピュータに実行させたい動作をコンピュータが理解できる言語でプログラムを作り、作業を指示することをプログラミングといいます。
プログラムとは、コンピュータに実行させる作業手順の指示を記した文章です。料理を作る時のレシピや仕事をこなす上でのマニュアルとイメージしてください。未経験からのエンジニア転職に強いスクールはこちら
プログラミングでできること
スマートフォンアプリはHTMLやCSSなどのプログラミング言語で作れます。他のプログラミング言語で作られたアプリより速度は遅くなりますが、iPhoneなどのiOSとAndroidに対応したアプリを同時に作れるので開発コストを抑えられます。
WebアプリはHTMLやCSSなどのプログラミング言語で作れます。学習コストが低いので、初心者でも簡単に作ることができます。Facebook・Wikipedia・GoogleもWebアプリです。
組み込み系ソフトウェアは主にC言語のプログラミング言語で作れます。このソフトウェアは電子レンジなどの家電製品を動作させるのに必要なもので、ロボットの普及が広まるにつれて需要が高くなっています。
業務支援システムはRやPythonなどのプログラミング言語で作れます。データ解析や会社業務の効率化のための業務支援システムとして多くの企業で利用されています。プログラミングにより自動化して業務効率を上げる企業戦略が現代では基本となりつつあります。
プログラミングを学ぶメリット
政府の成長戦略として、2020年から日本の小学生がプログラミングを義務教育として学ぶことが決定しています。プログラミングを必要とする業種は人手不足が深刻なので、需要が高い現代ではスキルを身につけることで就職に有利になります。
プログラミングの構造や思考方法を知ることで論理的思考能力が身につき、プログラミングとは関係のない職業でも役立ちます。また、パソコンさえあれば作業ができるので場所に選びません。
未経験からのエンジニア転職に強いスクールはこちら
プログラミング言語とは
言語とは何か?
コンピュータが理解できる言語を機械言語と言います。しかし、機械言語は人間が理解できるものではありません。人間が理解できて機械言語に変換したものをプログラミング言語と言います。
主要な言語
今では比較的マイナーなプログラミング言語も含めると200種類以上もの言語があると言われています。その言語の中でも主要な言語は「C」・「Java」・「JavaScript」です。
Cは一般的にC言語と呼ばれており、コンピュータのOSやシステムの組み込みなどに使われている汎用性の高い言語です。現存する機械言語の中では最速の処理速度を誇りますが、扱う難易度が最も高いです。
Javaは業務システムやアプリケーションに使われている言語です。処理速度はC言語に劣りますが、OSを選ばないので現在では最も使われています。
JavaScriptはJavaと同じものに見えますがJavaとは異なる言語です。Webサイトを作る際に文字や写真の動作を自由に組み込むことができます。Web開発において初心者から経験者まで幅広く利用されています。
プログラミングの基礎知識
HTML
HTMLはHyper Text Multimedia Languageの略で、Webページのベースを作るためのプログラミングです。文章の各部分がどのような役割を持っているのかを示し、文章の構造を定義する高機能なテキストファイルです。
CSS
CSSはCascarding Style Sheetsの略で、HTMLと組み合わせてWebページの全体的なスタイルを作るためのプログラミングです。HTMLが文章の構造を定義するのに対し、CSSはWebページ全体の雰囲気や印象を変えます。フォーマットやレイアウト、文章のフォントや色や大きさ、背景の画像などを制御します。
未経験からのエンジニア転職に強いスクールはこちら
おすすめのプログラミング勉強法
まずはコードを真似してみる
初歩的な理論やコードの意味は解っていても思うようにコードが書けない人は、まずはコードを真似してみましょう。ソースコードの変数値を変えながら書き写していくと適切で効率的なコードが学べます。
無料のサイトで始めてみる
プログラミングに興味があり勉強を始めようとする人は、どこから始めたらいいか悩んでしまうことでしょう。やみくもに勉強しても技術が身についているという実感が得られません。そんな時は、無料の学習サイトで基礎的な技術から学びましょう。
気に入った本を1冊買う
基礎的な技術が身についた後は、より知識を深めるために気に入った本を1冊買いましょう。紙媒体である本の利点は、プログラミング言語の不明な文法を知り、本で紹介してあるサンプルサービスを作ることで、さらに知識を深め基礎的な技術を固めることができます。
エンジニア向けQ&Aサイトを利用する
どれほど本を読みこんでも解らない事はありますが、それを質問して適切な回答を与えてくれる相手が身近にいない人が殆どでしょう。そんな時は、teratail(テラテイル)というエンジニア向けの質問サイトで聞いてみましょう。このサイトは無料で利用できます。
プログラミングスクールに通う
あらゆる手を尽くして独学で勉強を続けていても、その難しさで挫折してしまいそうになることはあるでしょう。そんな時は、挫折する前にプログラミングスクールへの入校を検討しましょう。学費は掛かりますが、技術を得るための適切な授業やサポートが受けられるので、長期的に考えるとメリットがあります。
そして、スクールで学ぶなら「ポテパンキャンプ」がオススメです。最短5ヶ月で現役エンジニア講師が現場で使える技術を教えるカリュキュラムがあります。
プログラミングの通信教育を利用する
スクールでの勉強に時間などが割けない人は、Web上でできる通信教育を利用しましょう。
ProgateはWeb上で学習しながら、実際にコードを打ち込みプログラムを実行できるサービスで、HTMLやCSS、JavaやRubyなど幅広くサポートされています。有料プランを利用すればより多くのレッスンを受けられます。
CODEPREPは特定の項目だけを学習することができるレシピが公開されています。
Code.orgは子供から大人まで学習でき、JavaScriptやPythonなどの本格的なプログラミング言語が公開されています。
未経験からのエンジニア転職に強いスクールはこちら
まとめ
いかがでしたでしょうか。プログラミングの意味や基礎知識から勉強法を述べてきましたが、プログラミングに興味を持ち始めたら、まずは勉強を始めてみましょう。
初めての事なので最初は覚えることが多くて難しく、知識と技術を得ることは非常に困難であるかもしれません。しかし。ひとつ理解することができると面白いように勉強が進んでいきます。様々な方法を試しながら、自分に合った勉強スタイルが身につくことで、今よりも楽しくプログラミングを学べることでしょう。
スマホアプリやWEBサービスであれば、スモールスタートで少ない投資から簡単に始められます。そして、世の中に価値あるサービスを提供することができれば、多くの利益を獲得するのも夢ではありません。是非、プログラミングを習得して自分の力でアプリが作れるようになりましょう。