プログラミングという言葉は知っているけれど、実際に自分でしたことはないし、プログラミングの概要もイマイチわかっていないという方も多いのではないでしょうか。
本記事では、そもそもプログラミングとは何か・何が出来るようになるのかから、学習するメリットや言語の選び方・必要な環境についてご紹介していきます。
- プログラミングとはプログラムを書くこと
- IT人材の不足でプログラミングを学ぶメリットは高い
- プログラミング言語は特性や得意な分野が異なる
- プログラミングの開発環境にはIDEを利用しよう
- プログラミング学習はドットインストールから始めてみよう
目次
そもそもプログラミングとは何か
プログラミングとは、プログラムを書くことです。プログラムは、コンピュータが動くため指示を書かれたものです。ただ、コンピュータは人間の言葉を理解することはできませんので、コンピュータにわかるように指示を書く必要があります。そこで必要になるのが、コンピュータに分かることば=プログラミング言語です。
コンピュータは指示されたとおりにしか動けないため、コンピュータに「こう動いてほしい」ということを正確に伝える必要があります。
プログラミングでできるようになること
前章でお話しした通り、プログラムはコンピュータがわかる言葉で、コンピュータに「こう動いてほしい」という指示を書いたものです。それでは、なぜコンピュータに指示を出す必要があるのでしょうか。コンピュータは人間よりも、一度に物事を考えられる量、速度、記憶できる量などの「性能」が優れています。
例えば、Google等の検索エンジンでは、①インターネットに存在するWebページの情報を収集し、②データベースに分類して登録し③登録した情報を人が入力したキーワード等の条件に合わせて最適だと考えられる順番で並べて表示します。①インターネット上にある膨大なサイトを収集してくる作業、②仕訳けて覚える作業③並べる作業は、それぞれ人の力で行うことは、何人いても処理できないでしょう。そこで人間は、コンピュータに得意なことをやってもらうために、①情報収集の方法②分類して登録する方法③並べる方法をコンピュータに伝えます。
プログラミングをすることで、人間では処理できない量や速度の仕事を人間から指示を出して代わりに処理してもらうことができるのです。
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プログラミングを学ぶメリット
プログラミングを学ぶためのメリットはたくさんあります。
一つは、問題を解決するためにはどうするか、論理的に考えられるようになることです。人間同士のコミュニケーションは、お互いの目線やその人の性格、表情等、相手から発せられた言葉以外の要素も加えて発言の意味を判断し、次の行動につなげていくことができます。
こういった人間同志のコミュニケーションと異なり、コンピュータへの指示は一言一句抜け漏れのない状態で指示を行わないといけません。これを行うには、論理的な思考が必要です。この問題を解決するために論理的に考えるという能力は、生活をするうえでも仕事をするうえでも必要になる能力で、どこでも役に立つものなのです。
他にも、日本でのIT人材の不足によりプログラマの需要は高くなっており、プログラムを学んでおくことで就職に有利になる等、就職や転職に直結したメリットもあります。
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プログラミング言語の選び方
プログラミングを独学を学びたい場合に、どの言語を選んだらいいか迷うと思います。
言語の特性や得意な分野を考えて、学習するプログラム言語を決めましょう。プログラミング言語は、ブラウザ側で実装される言語、サーバ側で実装される言語、業務システムに強い言語、Webサービスに強い言語等いろんな切り口で評価することができます。
また、プログラミング言語は「パラダイム」といわれるカテゴリに分類されます。プログラミングパラダイムとは、プログラミングで解決したい問題に対して解を考えるときの考え方の枠組みやスタイルを表すものです。この切り口から言語を選択してもよいでしょう。
プログラミングパラダイムと言語のマッピングについては下記の記事が参考になります。
プログラミング学習に必要な環境
プログラミング学習に必要な環境は、プログラムを書いて動かすための環境と言えます。
言語によってはPCとテキストエディタがあればプログラムは動きます。コンパイルが必要な言語の場合は、Windowsで言えばコマンドプロンプト、Macであればターミナルを使ってコンパイルします。コンパイルとは、プログラミング言語で書かれたソースを、コンピュータ上で実行可能な形式に変換することです。
ただ、プログラミングを効率的に書くためのツール、IDE(統合開発環境)という便利なものがあります。少し学習してプログラミングに慣れてきたら、IDEを使うことを検討してみてください。
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プログラミング基礎が学べる参考書
改訂3版 これからはじめるプログラミング 基礎の基礎
プログラミングをしたことのない初学者を対象に書かれた本です。この本では、プログラミングとは何かといった基礎的な内容を理解することができます。物の例えを多用して解説していますので、分かりやすい表現になっています。
2001年に出版された初版からの改変を経て、2018年11月に第3版が出版されました。この改訂版では、物の例えの部分を最近の人の感覚に合うように書き換えられていたりと、時代にフィットしたものに修正されています。プログラミングの環境や言語についても、流行をとらえた紹介がされています。
プログラミング言語を決めて学習を取り組む前に、読んでおくと良い入門書です。
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プログラミング基礎が学べる学習サイト
ドットインストール
ドットインストールは、プログラミングを動画で学べるサイトで最も有名なサイトの一つです。
様々な言語の解説に対応しており、有料版を含めるとたくさんの講座を受けることができますが、始めの数レッスンまでは無料で公開されています。
有料版では、月額980円で全ての言語の講座を受けることができます。言語が決まっていない場合に、まずは何かの言語の最初の無料レッスンを受けてみて、分かりやすそうな言語から学習してみるというのもいいでしょう。1レッスン3分程度のため、空いた時間に少しずつ受講したり、まとめて受講したりと自分のスタイルに合わせて学習を進められます。
paiza動画ラーニング
paiza動画ラーニングでは動画を見た後で、演習問題を解いて確認していくレッスンスタイルです。動画は1レッスン3分程度に収められています。プログラムを書いて動かして演習問題を解くのですが、ブラウザ上で実際に手を動かしながら動作を確認することができます。開発環境の構築は必要ありません。
有料コースは月額600円から講座を追加することができますが、無料で体験できるパートがあります。また、有償の課金後は、不明点があればエンジニアに質問することが可能ですので、独学で躓いても安心して学習を進めることが出来ます。時期によっては無料で受講できるキャンペーンを実施している場合もあります。
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まとめ
プログラミングは、コンピュータにわかる言葉で命令を書いたものです。コンピュータの覚える、計算する等の速度、容量といった性能は人間の脳よりももっと優れています。この能力を使ってよりよくするために、プログラミングをしてコンピュータに動いてもらいます。
プログラミングを学びたくなったら、最初は本書で紹介した書籍やWebサイトを参考に、学んでみてください。